「本物がいる。ビジュアルが神。」ゴールデンカムイ 井もさんの映画レビュー(感想・評価)
本物がいる。ビジュアルが神。
マンガとアニメで見たままの実写化を拝めるなんて!あのビジュアルでラッコ鍋はダメ!!やめて欲しい(批判じゃないよ)!!
静かに始まり高地での戦いから、いかに杉本が不死身の杉本となったかが原作を見ていない人でも分かりやすいだろうと思いました。動員とキャストの演技もだけどカメラも凄い。
初っ端マキタスポーツさんの存在感が地味にデカイ。
明治時代の小樽がそこにあった!どこからどこまでがリアルなんだろう。
戦闘シーンではそれはそれはアクションが映えますが、アシリパさんの一瞬一瞬が絵になりすぎて美しいしアイヌの村の温かさが素敵だった!
次々と登場してくる主要人物と人物名では、「いよっ待ってました!」と言いたくなる。
ヒグマに襲われていくシーンが杉本目線でかなりキツイ。映像化すると雪滑りの4名がとてもかっこよかったです。谷垣ニシパのシーンは結構端折られてました。けど、最後に一瞬だけ出てくるインカラマッ(美しすぎる。家永もいた!!)との絡みがいつか見られるなら全然良い。いゃぁドスケベマタギって実写化できるんだ...
鶴見中尉めっちゃ良い...脳汁の演出がうまい。
ダイヤモンドダストが綺麗で印象的。耳が真っ赤になっていたので、演者が北海道の屋外でどれだけ体を張っていたか思いを馳せています。
原作に忠実かつ杉本のエピソードが自然に繋がって良いです。絶対北海道で撮ると演者、スタッフを説得してまで再現する「ガチ勢」の監督に感謝。こうでなくちゃ!
続編匂わせがあった上、多分ヒットするから今後も山﨑賢人の仕事は絶えないでしょう。
長期的に撮るなら、不祥事、不幸でキャスト変更にならないように、また災害などで延期にならないよう祈るばかりです!
もう1回次はIMAXで見に行こ