「ドナテッロのマグダラのマリア」ショーイング・アップ マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ドナテッロのマグダラのマリア
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流石、ボストン美術館の修士課程修了の監督だけある。
日頃の作品を作るストレスを、こう言った制作過程をオフビートな作業として見せたのだと感じた。
しかし、主人公には感情の起伏が少なく、隣の東洋系の芸術家も一方的に空気が読めなさ過ぎ。意図するものがあるのかもしれないが分からない。
中国系の人であれば、助けるよりも鳩は食べられるので、美味しそうと思うそうである。
それはともかく、彼女(作中の彫刻家)の作り出す作品に余り評価する所は無いのだが、その人形がドナテッロのマグダラのマリアの様に一瞬見えた。さて、それだけでこの映画まで評価するに至りけり。まぁ、多分、演出家も演者も鑑賞者も気付かないのかもしれないが、僕はそんな風に見えた。
不思議なのはそう思うと、芸術は良い物に見えてくる。どうしてなんだろうね。
トーベ・ヤンソンさんの彫刻家の娘でも読もう。
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