別れる決心のレビュー・感想・評価
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直接的なシーンが無いのにエロい映画
まあとにかく 監督の美術のこだわりや 何気ない会話に結構深い意味があったり 考察どころが多いのでわけわからん言って つまらないって人と これは凄いって言う人にハッキリ別れる作品だと思います
変なユーモアあって笑えるし あなたの未解決事件になりたいって言ってたけど 正にラストは女の完全勝利でしたね これも 自分が前に書いた お主ナトゥはご存じか に かなり書いてるので そちらを参考にして下さい
あと アマゾンプライムで見れるので会員さんは是非!
もやもやするイケメン刑事その2
現実と妄想を行ったりする刑事。もやもや。もやもやする刑事はもやもやするもハッとして目薬をさす。のかな。
韓国語母語の人でないとわからないニュアンスもあるのだろうが、スマホの音声翻訳で機械的に男性声で女が言葉を伝える。情緒的な言葉を無機的な音声に変換して伝えられるがら刑事はツールを使わない、わかりやすい,と彼が思う韓国語で女と話す。
イケメン刑事は女に溺れて正しく事件を解決出来なかったことと言い、自分は壊れて崩れたという。女が品のある人が担当で刑事でよかった、と彼に行って品があるとはどういう意味と問う。
それぞれに愛情のようなものが感じられるがなんとも言えない隙間、ギャップがあり,それが言語の伝え方の温度差にも表れる。
続きは後て
愛にひたむきな女、事実にひたむきな男
登場人物の自宅と職場、そしてその間の移動が主な舞台。生活感がなく、無機的で硬質な雰囲気が漂う時間だった。
登場人物達の交流において、一つの感情を表現するのにどの言葉を使ってどの言葉を使わないか、という台詞の言葉選びが大事なポイントのように感じたが、自分は韓国語に明るくないので確信を持つまでには至らなかった。
そういう意味では時間を使って深掘りすればますます楽しめそうな作品である。
えー😱気持ちは分かるけど…
禁断の恋の結末
どこまでが現実なのか?そしてどこまでが愛なのか?
パク・チャヌクはやっぱり狂ってる
タン・ウェイに恋をした
先鋭的演出でお届けする奇怪な昼ドラ
「なんだこれ……」
シナリオはそこまで風変わりでもないのだけど、演出がとにかく個性的、というか変。
途中までは「うわーすげえ、なんだこれー」って嬉々として見ていたんですが、途中からストーリーが少し冗長になってくる感じも相まって「なんなんだこれは……」となってくる。特撮みたいな急なズームアップとかも織り交ぜられたりして、面白いんだけど、正直受け止めきれてない。
シリアスなんだかコメディなんだか、もうよくわからん、な感じはとても最近の韓国映画的で。シナリオもサスペンスかと思いきや、デロデロの昼ドラ展開。すっごい昼ドラ。こんな愛憎劇、久々に見た。
なんか『クリストファー・ノーランが昼ドラを撮ったら』みたいな感じ?
先鋭的な演出と古典的な昼ドラの融合。
テーマソングもしっかり歌謡曲というか演歌やし。
頭バグる。
伏線だらけのロマンスミステリー
予告編の時から重厚なミステリー感で非常に気になっており、ようやく鑑賞。
いやー、面白かった!ミステリーだけではなく、ロマンス要素も大人っぽく、さらに主人公の素朴な面がコメディ要素となり、一つの映画で非常に楽しめた。
寝不足でいったので、寝るのを覚悟していったのだが、緊張と、緩みと、ドキドキで、飽きさせない工夫が随所に組み込まれていて、ずっと観ていられた。
そしてなにより、伏線?の数々。
靴紐、スマホ、スマートウォッチ、写真、リップクリームなどなど、前半で出てきたものがほぼほぼ出てくるんじゃないかというくらい。笑えるくらい伏線が出てきて、お腹いっぱいである。
パラサイトでもそうだったが、韓国映画は映画のカテゴリというものを壊してくるから面白い。
2023年劇場鑑賞44本目
猫のお土産は主人の前に並べられる。
3.2嫌いじゃないけど。。。
五感で楽しむパク・チャヌク
ある山で山頂から男が転落する事故が起きる。
自殺か。他殺か。
容疑者として浮上したのは男の妻であるソレ。
捜査を進めるほど妖しくも美しいソレに次第に惹かれていく刑事ヘジュン。
それぞれの想いが交錯し、2人の愛は思わぬ方向へと進んでいく。
待ってました!パク・チャヌク監督最新作。
なんだかんだで映画館でパク・チャヌク映画を観るのは初めてだったので公開前からかなり期待していた作品。
覚悟はしていたけれど、やはり難解だった。想像の10倍難解だった。あらすじは分かったけれどどこか納得がいかない。
ただ、彼の映画はいつも後味が最高だ。
この難解さゆえに、そこに隠された真意を少しずつ読み解いていくとなんとも言えない味わいがある。
今回もそうだった。
観賞後すぐは「面白かったけどちょっと微妙かな」なんて思ってしまったけれどとんでもない。
おもしれ〜!
山に始まり海に終わる。
この山と海の二項対立が素晴らしい。
水が山から海へ注ぐように、2つの事件は愛を運ぶ。
この物語をただの浮気映画として片付けたくはない。
愛し合ってはいけない2人の間にあったのは純粋な愛だ。
不敵な笑みも幸せ溢れる微笑みに変わる。
魔性の女によるサスペンスロマンスかと思えば、刑事と容疑者によるスリリングなラブロマンスではないか。
韓国語と中国語という言語の壁も、2人が交わることのないはずの禁断の関係であることを印象づける。
翻訳アプリで翻訳して言葉を伝えるシーンには微妙なニュアンスの違いなども表れていそうでさらに深めがいのある演出であった。
そして、この映画の最大の特徴といってもいいのが監督の映像表現の巧みさだ。
独特なカメラワークは1番に印象に残るし、その端々に巧さが光る。
パク・チャヌク監督といえば、過激なエログロが得意なイメージがあるが、今回はそういった直接的な描写をほとんど省いている。
にも関わらず、ひたすらエロい。
ヌードやグロテスクなカットは目を惹くが、それをなくしてここまで官能的に描けるのにプロの技術力を感じる。
リップクリームにそんな力があるとは。
目、鼻、口、耳、手、足……
体のパーツがフォーカスされるカットが何回もある。
見つめ合い、匂いを嗅ぎ、食べ物を味わい、音を聴き、手を重ね、歩み寄る。
五感を研ぎ澄ませるうちに自らも映画の世界に飲み込まれていく。
まるで張り込み中のヘジュンのように。
愛は苦しくて心地良い。
甘美な香りに誘われて迷い込んだ愛のラビリンスからは永遠に抜け出せない。
パク・チャヌク、危ない沼だ。
胸に刻まれるラストの情景。
必死になって踏み固めた靴紐を結ぶ足元。
波が攫う砂の山、地平線の向こうに沈む夕日。
それぞれは何を思いこの結末を迎えたのか。
様々な解釈の出来る結びに未解決のままで良いのかもしれないと思った。
眞島秀和にしか見えないパク・ヘイルとオーラのオンオフが恐ろしいほど美しいタン・ウェイ。
この2人にしか出せない空気感、素晴らしかった。
これだけではとても語り尽くせない。
138分と確かに長めの映画ではあるが、カンヌ監督賞も大いに頷ける傑作。
再鑑賞を検討したい。
なにがなにやら……
心臓
渦を覗いている様で物語に吸い込まれていって見応えがあった。
正直これはハッキリ好みが分かれそうな作品だけれどこういった男女のもつれたギリギリを攻める話が好きなんですね。ヒッチコック的な感触で、映画の演出の仕方、独特のカメラの使い方、見応えがありました。
容疑者と被疑者であり、男と女。
出会わなければこんなふうにならなかった。
それでも出会ってしまった。
気付いてしまったら、もう戻れない。
そんな男女の機微がエモーショナルに絵が描かれていて、こんな恋に溺れてしまいそうになる。
決心ってのはどれだけ悩んで決めていてもやはり後悔は残るし、後ろ髪引かれるものがある。それでも決めたからにはやらないと気が済まない事に吸い込まれていく。山頂に辿り着く様な、美しい波に吸い込まれるような。さようならを伝えなければならない時、自分がどれだけ大切にしていたかを気付くし、また、自分が思っていた以上に大切にしてもらえていたことに気付く。
気が付いたとしても戻れない。
もし今後2回目見た時、台詞の意図がまたぐるぐると変わりそうでそういった見方が出来そうで楽しみ。
パンフレットがびっくりするデザインでオシャレでした。珍しいスタイルなのにお手頃価格なので驚きました。
パクチャヌク監督はJSAしか見た事がなかったので他の作品も見て見たいと思います。
オールドボーイと、お嬢さん見ます。
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