「【"サバイバルスキルに依る、ヒエラルキーの逆転。"資本主義社会のヒエラルキートッブの愚かしき人々の姿、言動、行動をシニカルに描いたブラック過ぎるコメディ。】」逆転のトライアングル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"サバイバルスキルに依る、ヒエラルキーの逆転。"資本主義社会のヒエラルキートッブの愚かしき人々の姿、言動、行動をシニカルに描いたブラック過ぎるコメディ。】
ー リューベン・オストランド監督作品は「フレンチアルプスで起きたこと」と「ザ・スクエア 思いやりの聖域」の2作品を観たのみであるが、人間の根源的な本性をシニカルブラックに抉り取る内容に”もう、止めて上げて!”と鑑賞中に思う程、鑑賞後の不快感というか、何とも言えない感情が心に被さって来る作品であった。-
◆感想
・予想通りのシニカルブラック過ぎる作品である。
・付き合っているのに、レストランの支払いでマウントを取り合うモデルでインフルエンサーのヤヤ(故、コーナーチャールビ・ディーンさん。早逝が残念です。)とカール(ハリス・ディキンソン)の遣り取りの愚かしさ。
・舞台は変わり、二人が乗船した豪華客船の超富裕なロシア人実業家のとんでもない申し出に唯々諾々と従う乗務員の人々の姿。
ー 金が有れば、何でも自分の思い通りになると思っている男の奢り高ぶる姿。-
・無責任な船長(ウディ・ハレルソン)の言い付けで、嵐の晩に行われたキャプテン・ディナー。で、船酔い者続出で嘔吐の数々。
ー けれど、必死に床清掃する乗務員達の姿。シニカルだなあ。ー
・翌日、海賊に襲われ、投げ込まれた手榴弾を武器売買で儲けた老夫婦の婦人が”これ、なーに?”と拾ってしまい、大爆発。
- 無茶苦茶、ブラックだなあ。-
・島に流れ着いた幸運な人々のトッブに立ったのは、火興し、漁に長けたトイレ清掃係の中年女のアビゲイル。
アビゲイルが皆よりも一段高い場所に腰掛け、”誰がキャプテンか?”と一人一人に問いかけ、"貴女です。"と答えた人々にタコの欠片を犬に餌をやる様に、投げる様。
- そんな彼女にせっせと媚びを売る富裕な人々と、客船では重要な地位にいた女性。火興しは確かに大変だけれど、生きる上で大切なんだよ。-
・カールもアビゲイルに気に入られ、寝心地の良い救急船で一緒に寝る。
ー カール、情けない奴である。で、ヤヤから"アスホール!"等と言われてしまうのである。-
<島がリゾート地である事を知ったヤヤとアビゲイル。
そしてアビゲイルは大きな石を持ってヤヤの背後に迫るのである。
今作品は資本主義社会のヒエラルキーのトッブに居た人々の、如何なる時でも金に執着する姿をシニカルブラックに描いたコメディであり、もしかしたらホラーかもしれない作品である。>
こんばんは~
ターミネーターシリーズ4以外は大好きです!!
ニューフェイトが出た事で、3~番外編になちゃいましたけどね。
知ってるかもですが、ターミネーター3だとサラ・コナーは死んだ設定になってて骨は海に撒かれてる事になってるんですよね。
返信は不要ですよ。では。←NOBUさんの真似(笑