「カール君の女難体験記/働かざる者食うべからず」逆転のトライアングル カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
カール君の女難体験記/働かざる者食うべからず
原題は Triangle of Sadness 。
第1章から第3章の構成。
第1章はインフルエンサーの美人モデルとなかなか芽がでない男性モデルのカップルがレストランでの食事代の支払いを巡って面倒くさいやり取りを繰り返す。男の方はキングスマンでのカンバーバッチの息子役、ザリガニの鳴くところでは復讐される裕福な御曹司役の新進若手俳優。なかなか顔芸も達者。
美人モデルヤヤ役の女優さんはこの映画の公開を待たずして亡くなったんだそう。クルーズ船でのビキニ姿。おへその上下に手術の傷痕がくっきり。
公開写真ではなんにもないように修正されています。
若いから卵巣癌?
脾臓破裂で開腹手術を受けたときの傷痕のようです。
なんやら動物の口腔内にいる細菌がもとでの感染症で亡くなったらしい。
ネコとキスばっかりしていたんでしょうか?
変ったおてんば娘だったのかな?
なかなか個性的で、ステキなモデルさんでした。
第2章はインフルエンサーの彼女が豪華客船の旅に招待されて、カール君もお供で乗船。クセの強いお金持ちたちと接客クルーたちのやり取りでは接客係の女の子を無理矢理プールに入らせる老婦人が印象的。ロシアの肥料会社の社長は酔っぱらって、シット、シットと叫びまくり。
CGはゲロ描写のために特化した映像技術だと確信。
第3章は難破した客船から救助ボートで無人島にたどり着いた数名がサバイバル能力によるヒエラルキーの逆転を体験することに。フィリピン人の中年女優さんが、千葉のいすみ市の釣り船でよく一緒になるおばちゃんによく似ていて、えっ👀⁉️って思ってしまいました。よく釣るんですよ。ちっちゃいおばさんなのに。で、旦那じゃないオジサンを連れて泊まりがけで来るんです。船宿の女将さんは欲求不満が溜まっているのか、物凄くやっかんでいました。なぜか、ボクにだけうっぷんを晴らすように言うんです。誘っていたのかも。商売ですから、お供を連れてきてくれる本人には文句は言いません。そんなわけで、人生至るところにトライアングルは存在するんだなぁと思いました。
ちなみに、いすみ市はタコ🐙の水揚げで日本有数の所です。
カール君は女将さんとちっちゃいおばちゃんの間で、気を遣いながら釣りをしていました。結構、ストレスでしたよ。
最後の場面はそのあとどうなるのか?カール君にとってどんな悲劇が待っているのか考えるとドーンと気持ちが沈みこみます。