「日本新世紀でもある」ヨーロッパ新世紀 La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
日本新世紀でもある
貧しさ故に国外で働くと差別を受け迫害されるのに、自国にアジア人が労働者として入って来ると「汚い」と排除するルーマニアの一地方のお話です。これって遠からぬ日本の姿じゃないですか! 「分かり合う」とか「多様性を認める」などと言う事が如何に困難かを情け容赦なく描き切ります。
『ありがとう、トニ・エルドマン』『トトとふたりの姉』『コレクティブ』などでチャウシェスク以後のルーマニアのかなり過酷な現実を垣間見て来たつもりでしたが、まだまだ分かっていないんだなと実感しました。
2023/11/29 鑑賞
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