「1980年、レーガン政権前夜。ユダヤ家族と黒人と、、、」アルマゲドン・タイム ある日々の肖像 kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)
1980年、レーガン政権前夜。ユダヤ家族と黒人と、、、
笑いも派手さもダイナミックなカタルシスもないが、丁寧に作られた映像と音楽。役者の表情、ちょっとしたセリフや仕草がキャラクターを雄弁に語っていた。子どもの浅知恵が哀しかったけど、黒人の少年役の子は小学6年生(落第してたから7年生)には見えない不敵感だったなあ。40年前の日本、世界、そして自分はどんなだったっけ、と思わず振り返ってしまう。
誰しもが、生まれる場所も時代も選べない。親も子も祖父もそのまた曽祖父も。この監督の生育歴に基づいているストーリーだとしたら、長年望んでいた贖罪も果たせたのかな。
疲れた母親役のアン・ハサウエイが綺麗。息長く演じ続けてほしい女優さん。
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