「「萌え」では済まされない世界」CLOSE クロース にゃすさんの映画レビュー(感想・評価)
「萌え」では済まされない世界
ゲイを扱ったファンタジー要素満載の作品がなぜかウケている。この事が影響して当事者が生きやすくなったかどうかは
怪しいところだ。
この映画はそんなファンタジーを取り除き、どちらかというとドキュメントに近い生々しさがあった。
同級生からの揶揄いや仲間同士の軽はずみな行動により、成長期の心の機微が少しバランスを崩しただけで脆く壊れてしまう。
誰も悪く無いけれど、誰かが発端で起こる不幸。
こっちはリアルバージョンの〝怪物〟だった。
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