「新感覚発掘映画」クライムズ・オブ・ザ・フューチャー ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
新感覚発掘映画
進化してるんだか退化してるんだか見た目には全くわからない世界観。
そこに生息する人間なんだか人間じゃないんだかわからない生き物が混在する宇宙感。
苦痛なんだか快感なんだかわからない、内蔵をきゅっと掴まれたような高揚感。
人体をアート化したクローネンバーグの快楽追求の紀行(奇行)が展開されます。
凄いものを見せつけられた感は半端なかった。
どうでもいいが、ジェーン・ドウの解剖を思い出してしまった。
追記
人間は進化と言う名の自己都合で数々のタブーを冒してきた、それは神をも恐れぬ所業である。そしてそれはいつか己自身に強烈なしっぺ返しとして帰ってくる。まさにこの映画のラストはそれではないだろうか。
コメントする