「おぞましく思うけど国が違えば…」聖地には蜘蛛が巣を張る ひよこまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
おぞましく思うけど国が違えば…
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娼婦を狙った連続殺人。普通の映画ならばその事件の解決を持って終了といったところ。しかしこの作品は逮捕されてからがむしろキモ。
これまであんなにも残忍で無情な犯行をみせられたというのに、本人も犯行を(誇らしげに)認めてるのに、裁判所の外で無実を叫ぶ面々がいるというのに驚愕。
さらには犯人の妻でさえ、自身の精神を保つためなのか無実だとか当然だとか言い出すし。何より恐ろしいのは息子が、犯人である父を英雄と心酔しちゃってる点である。
最後に父から聞いた犯行の再現を息子が喜々として妹を使って再現するのには心底鳥肌が立った。
国や宗教が違えばこんなにも感覚が違うものなのか。世界平和なんて無理だろうって気がしてきた。どう尊重すればいいんだろう?分かり合えるとか幻想だろ。
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