「日本では馴染みのない宗教クライムサスペンス」聖地には蜘蛛が巣を張る ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
日本では馴染みのない宗教クライムサスペンス
最初から最後まで緊張感持って、犯人とジャーナリストのやり取りを見ることができる。音楽もそれを引き立てていて、作品全体で雰囲気が出せていた。
そのクライムサスペンスももちろんだが、それだけがこの作品の魅力ではなく、イスラム教の宗教感と、それを取り巻く民意、政府、警察の思惑が絡み合ってくるところが興味深く、かつ新鮮だった。
日本では馴染みがない宗教と権力の話は、どこまで本当なの?とは思ってしまう。宗教的に堕落した人は切り捨ててよいのか、そこへの政府の関係性など、気になるところである。
落とし方はなんとなくは予想できはする。
2023年劇場鑑賞62本目
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