「誰も食わない夫婦喧嘩。」犬も食わねどチャーリーは笑う movie mammaさんの映画レビュー(感想・評価)
誰も食わない夫婦喧嘩。
なにがスーパー踏ん張るくんは耐久荷重2tになりました、だ。
耐震グッズで夫婦を描写し、なんとか耐えてるぞー、と示したいのだろうが、後に妻になる岸井ゆきの扮する日和が初めてホームセンターに来店した時、既に背が届かず取れないところにあったその商品。
簡単に設置できてウレタンで、、蘊蓄はわかったけれどその商品特性の恩恵に預かろうとするのは女性!
7年後に別の女性客が来店しても、女性にとってとりやすい位置に置く場所を下げていない。
そういうとこだよ田宮!
そういうとこだよバツ3店長!
どれだけ知識があろうとも、目の前のお客様や妻が困っている根本を改善しないアホだから、ホームセンターの副店長の肩書きに胡座をかこうとしたり、妻にデスノートを書かれるのよ。
平成の象徴のようなSMAP香取慎吾がこんな鈍い男の役をやるもなんだかハマってしまっている。すごく気遣いのある人なのも、良くも悪くも子供の頃から芸能界漬けで常識がだいぶ業界寄りなのも知っている。
それだけに、実物が家庭をうまく回していて欲しいな。
不特定多数が読めるデスノートに書き散らかすに飽き足らず、出版までしたらもう最期と思ったが周囲の意見に反して自力で踏みとどまった妻、日和。
筋トレに逃げてなんの家事協力もしないが、若い女性同僚の色目には靡かなかった夫、ゆうくん。
2人がそうなったきっかけは、流産だった。
あまりに傷付いた時、元々は赤の他人の夫や妻に、悲しみ丸ごとさらけ出してって、普段しっかり者で責任感があるタイプほど、できないのはとてもとてもよくわかる。納得してしまった。
香取慎吾のホームセンター商品説明が、スマスマの料理説明と全く一緒、なんならその重要と思われる部分をゆっくり誇張する独特の口調、キムタクもいまだにやっている。SMAP育ち独特の宗教のような一貫性に少しだけ引いてしまうと同時に、これも木下グループ?草彅くんの映画も木下グループだったよね?と、新しい地図メンバーの仕事を支えているのは韓国系?!なぜ??SMAPは全員韓国通名を持ってる説はもしや本当なのか??と色々頭によぎってしまった。
犬も食わねどチャーリーは笑うって、夫婦喧嘩のことかと思ったけれど、冷凍ネズミのこと?!
すき家のペット用冷凍ネズミがお味噌汁に入っていた件も重なり、冷凍ネズミキーマカレーは怖すぎてそりゃカレーが好物だけに、外で食べようと思うよねぇと、そこだけ田宮のゆうくんに同情。
そもそもチャーリー、笑ってた?
鳴いてはいたけど、笑ってなくない?
誰も食わない夫婦喧嘩を職場に押しかけおっ始める、しかも夫はロッカーにも立ち寄らずに職場から走って飛び出してきた設定。いやいや貴重品とかよく持ってたね、ロッカーに入れてたならそこで着替えできたよね?と、さすがデスノート書いちゃう系の分別ない妻の夫だわ、似たもの夫婦かも、とちょっと思ってしまった。
夫婦喧嘩も仲直りの様子も、聞かされても本人同士以外は小恥ずかしいだけ。
夫婦は2人の世界で仲良くするのが大事だなと思った。