リバー、流れないでよのレビュー・感想・評価
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サクッと笑える
アマプラで観て、サクッと笑えました。
実在する京都、貴船の老舗料理旅館を舞台にしています。よく、協力してくれたなと思って調べたら、主演女優さんのご実家なんですね。
物語は、冬の昼下がり、突然貴船一帯が2分間でタームループしてしまう。でも、記憶はそのまま。主人公の仲居さん、その恋人の料理人、女将、番頭、客の2人連れ、書けない作家と編集者、などなどがドタバタしなから「2分」と言う制約の中でなんとかしようとする。ヨーロッパ企画らしいコメディ。
尺が1時間半と丁度いい。オチが、「また、そんなんかい!」と言う感じでしたけど。
ただ、物語は「2分」で体力も元にもどる設定だけど、役者さんは同じ場所からあちこち何度も走らないといけないので、しんどかったと思います。天気もコロコロ変わってそれを怪しげな仮説で苦しい説明をしていたのも、クスリとさせられました。
実に巧みで面白い
採点3.8
京都の老舗旅館を舞台にした、タイムループコメディ。
この永遠に続くループ、すっごい「ビューティフルドリーマー」感です。
2分間経つと時間が巻き戻り、また元の場所へ戻る。
これを皆で知恵っを絞って脱出を模索する。
こんな構成が実に舞台っぽい。
また2分のワンカットを延々と繰り返す、これが実に巧みで面白い。
最後まで先の見えない展開がとても面白かったです。
当時タイトルは知ってたけど、こんな作品だとは思ってもみなかったですよ。
いや見事でした。
いかにも劇団くさい内容、しかもつまらない
視聴を初めて10分で気が付いた
ほかの劇団の試みもマシな内容があるのに
着眼点は良いけどいかんせん役者達のドタバタがしらける
劇場でファンが無駄な大声で笑うシーンがよぎってつらかった
スナック感覚の日常SF
『ドロステの果てで僕ら』につづく、ヨーロッパ企画と山口淳太監督作。
【ストーリー】
冬の京都、貴船。
老舗旅館ふじやとその周辺が、たった2分間の時間ループ現象に巻き込まれる。
主人公の仲居・ミコトとタク、宿泊客の作家と編集者、二人の芸人、神社参拝客や猟師といった多様な登場人物の揉め事を、たった2分間で解決する迅速な展開。
演出はループ時以外はカット割ほぼなしの手持ちカメラでの長撮り。
2分というループ時間の短さが、退屈なく映画に集中させてくれます。
この映画が斬新なのは、時間ループに巻きこまれたキャラクター全員に記憶が保持されていること。
じゃなきゃ解決なんて無理だよね、説明だけでタイムオーバーしちゃう。
何回かループを重ねて先輩後輩芸人が本気の気持ちをぶつけあい、作家と編集者はに詰まった展開を乗り越え、その他絡まりあった感情を解消してゆく。
「実はこの世界をループさせているのは、中の人たちの想いの集合体」的なラストはドラマとしてもよくても、ストーリーとしては赤点になります。
やっぱり時間ループ物の焦点はSFであってほしいよね、っていうこちらの欲求も解消してほしい。
その点この映画はきちんとオチをつけてくれてます。
ありがとう。
本上まなみかわいかった。
ありがとうまなみ号。
現場からは以上です。
ゲーム攻略的展開・ロケーション美の両面から楽しめる
映画『四畳半タイムマシンブルース』がとても好きだったので視聴。今回も満足です!全員記憶が保持されるタイムループなので、同じ状況設定の中で一回ずつ情報が蓄積され、蓄積された情報により周囲の人の動きが変わることで場面や絵作りがどんどん展開していく。これらによりゲーム攻略的展開・映像の両面から楽しむことができた。貴船の山場に建築されているがゆえ迷路のような建物と神社の映像映えが強いし、途中に挟まれる登場人物たちの間の抜けたお人好しさ(柚子やお土産など)にも癒される。良い映画でした
発想はAAA級。演出はB級。
ある時点から2分間を繰り返してのタイムループ。
しかもループしてるのは主人公だけでなく、エリア内の人物全員。
更に記憶は共有しているという。
ループ物は星の数ほどあれど、この発想は面白い。
特にワンループをノーカットで見せるのが良い。
オチについても予想的中する人は殆どいないのではないだろうか。
よくできたストーリーだ。
しかし、いくらなんでも演技がクドすぎて見ていてしんどくなってしまったというのが本音だ。
劇団員だからこそノーカットで魅せる演技の凄みも確かにある。
だがその一方で、劇場で見せる為の極端にデフォルメした演技をどのキャラもやってみせるものだから、シリアスなシーンでも滑ったギャグにしか見えなかったりと…様々な弊害が生じてもいた。
加えて中盤の恋愛パートが"無駄に"長く。
これまたベッタベタでクドい。
BGMの演出もクドい。
何にせよ過剰で安っぽいのである。
このあたりは非常に賛否割れるのではないかと思う。
ワンアイディアの面白さ。
劇団員ならではのノーカット長回し演技。
この組み合わせは最高なんだが、どこか安っぽいドラマを見てる様な気になってしまうのが本当に勿体無い。
それなりには愉しいが、それなりでしかない小作
配信で観る分には短めだし、演者のワチャワチャ感も嫌いじゃないないので、それなりには楽しい。ただ、プロットにも何故ループするのかの種明かしにも目新しさがなく、結局それなりでしかない小作。映画館で観るか迷ったが、配信でいいやとスルーしたのは英断でした。
共感を多発するが、否定的である。
『Cry Me A River』と言うJAZZのスタンダードナンバーがある。
直訳すると『川が出来るほど(私に向かって)泣く』と言う事で。
『面前で泣いたり、わめいたりして、他人の同情を買う態度。そんな態度を皮肉っている』
さて、この二分間のループが興味深いループであれば良いが。
わめいたり、嘆いたり、泣いたりするだけの設定だけで、正にそんな態度をアイロニーしたくなる。
こんな場面を何回見るんだ。
乱流で戻る事もしない一本調子のショートコントを繰り返す。
挙句の果てに脱亜入欧なのか!
さて、制作者はそんな類似制を理解してこんな映画を作ったのだろうか?
なんかこんな映画を見た事があるとデジャヴしたら、同じ作者だったようだ。
あと、半分。出鱈目は良いが。
見るの止めるか。
流れは早くなるばかりで、どこかで止まって詰まる事もしないようだ。
配信でこの映画を見せられたら、どんな映画になるんだろう!!
『リバー(ラバー)・カム・バック・トゥ・ミー』を思い出した。
あと、ターンは10回くらい。つまり、RPGそのもので、何も貴船に行かなくても良いでしょ。『きぶね』は高いよ。
あと、15分くらい。落ちがだいたい分かった。
違った。
サミットだと思ったが、流れが早すぎるオチ。『真っ黒なワンちゃん』まだまだ、やっている。
京都なら京都の言葉だろうが!
やっと終わりそうだ。
最後まで流れは乱流したままだった。流れっぱなしだよ。流れっぱなしで、詰まるゴミもない。ゴミばかりなのに。
”2分”が絶妙ですよね。
撮影中、楽しそうに映画作りしているんだろうなぁ。
と、思えるあたたか~い作品でした。
出演者もみんな普段から仲良しなんだろう。
アイデアもみんなで出し合ったんだろう。
大変な撮影もあっただろうが楽しかったんだろう。
と、見終わった後思えれば
それだけで価値のある映画でした。
※↑ここまで「ドロステ」と全く同じ感想。
私は”映画っぽい映画”が好きなので、
説明セリフが多かったり、映像表現に
乏しい映画には辛い傾向にあります。
が、この作品はそういう意味で”映画っぽく”ないのですが、
非常に楽しめました。
昨今のショートムービー流行り、
ファスト映画の賛否、
読解力のジェネレーションギャップ…
などなどの理由で”映画っぽい映画”の減少傾向に
さびしさをおぼえているのです。
で、この映画「リバー、流されないでよ」。
ショート(2分)の連続で、
説明台詞てんこもりで、
ファスト映画では表現不可能な面白さ、を、
”映画っぽくない映画”で表した
アンチテーゼである!という意味で傑作。
ま、そういう気持ちでは作ってないのは
当然なんですが…。
祈りは通じる、 わけはない
非常によくまとまった感のある良作。
この手のループものの宿命だけど、
繰り返しを見せられるダルさはどうしても感じてしまった。
ループの原因についてはまぁいいとして、
じゃああの人ずっと何やってたの?っていうか。
ただ「無かったことになる2分間」っていうフレーズは良かった。
和製タイムリープの傑作!
ツイッター(X)でやたらめったら高評価の「リバー、流れないでよ」。面白い面白いと誰もが言うもんだから、昼休みにでも観てやるかと、そんな偉そうな気分でみちゃったら。あれれ、これは?いやだ、タイムループものじゃないかと!観尽くしましたよ。そんな切り口。
「恋はデジャヴ」:ビル・マーレの繰り返すやつね。恋愛もの。「オール・ユー・ニード・イズ・キル」:トムのアレね。戦いの。「ハッピー・デス・デイ」:繰り返し殺されるやつね。「コンティニュー」:ジョー・カーナハン監督ね。ゲーム的。
繰り返しモノはこの四天王ってことになっていたんだけど、邦画でついに入り込んだね「リバー、流れないでよ」。舞台の貴船がいい。目の前に貴船神社。舞台は「ふじや」?主演の藤谷理子、ふじ?ハイ実家らしいです。
何がすごいって、世界線の設定にしているけどこれ撮影季節変わってると思う。雪降ってたり、カラッからだったりと。通常営業しながら、これだけのキャスト集めるのは至難のワザ!
で、映画観ている途中で、宅急便。一時停止に。キャストをスマホで調べる。ん?「ヨーロッパ企画」あぁ、同志社大学からの。あぁ、そうかそうか。そりゃぁ、面白いはずだ、上田誠か!呼び捨てですが、家のリビングで観てたらたいがい呼び捨てです。
・二分間同じ時間が繰り返される点・その舞台となる場所にいる人たちもタイムリープを理解・記憶、感情持ち越し
この三要素がうまく絡み合っていてよかった。二分か、これは舞台ポイ演出だと勝手に舞台鑑賞バイアスがはいっちゃったけど。
タイムループものって、飽きてくるんです。どこかで、その繰り返しの設定がまぁショートカットされる運びになるのだが、登場人物がこなれてきて、予知できるというか。この映画の場合は、キャスト全てがタイムループについて認識しているもんだから、ドタバタ感に発展する。
どう動くかわかっていても、相手は同じ行動をとるとは限らない。ここ新しい。通常のタイムループものは、主人公だけがループの概念を認識していてそれを活用するという、いわゆる「チート」ものになりがちだ。
だけど、そんな話じゃなくて、積み上げていく知識も集団のなかならどう変わっていくのか、ってのが物語の軸として群像感生み出してキャラクターが走るというか。
見えていないところで、キャストが動いていて、それが伏線になったりして笑いが産まれると言うところ、僕がむかーし観た東京サンシャインボーイズの「ショウ・マスト・ゴー・オン」は、たしか梶原善がなんか彫り物していて(木彫り)、それが伏線回収につながるみたいな。ゲラゲラ笑ったのを覚えている。違ったらゴメン。
そこまで、長く引っ張る伏線はないけど、ジワジワとお出汁が染みてくるみたいないい笑いもあり。個人的には、「返り血のあたり」をもっと広げて欲しかった。
キャストの藤谷理子、私の勉強不足。勉強不足とは末恐ろしい。いい俳優がいるもんですね。舞台やラジオでも活躍されている方だけど(テレビもあるけど)、すっごくフォーカスされているわけじゃない。こういう俳優がもっと強く出て欲しいと思うほどに、演技巧者だなぁと思った次第。
アニメなんかで、俳優が宣伝がらみの役割で声担当になることあるけれど、そういう場合大抵、声が浮いている。他の出演者が別にアニメアニメしているわけでなくても、どこか俳優が声をあてるとぶっきらぼうな、浮いたレイヤー別のような声になる。これは悪い例だけど、いわゆる悪目立ち。
藤谷理子がもっと他の俳優たちと演技すれば、確かに別レイヤーのように感じるかもしれない。それは悪目立ちというよりも、良い演技すぎて目立つというか。最初の川始まりのシーン、なんぼあるねんパターン!というくらいシーンごとに演技プランが違う。これは、演出からの指定があったとしてもだいぶ自分でかみ砕いていないと演技できないと思うのだ(僕素人です)。
別レイヤーで僕たちがいつも見ているテレビの世界にも乗り込んで欲しいなと思える俳優であった。
低予算?ノンノン、チープ?ノンノン。とても良くできた日本版タイムループの傑作「リバー、流れないでよ」ぜひご覧ください!
コメディならそれに徹して欲しかった
ループに全員が気付いて違う行動も取れる
というのはちょっと新しくて面白い。
時間は戻ることは戻るが記憶残っていて一応話は進められる訳だ。
どうせ戻っちゃうかどうかはわからないと思うが
そこはコメディ展開なのだろう。
初期位置という説明に笑ってしまった。
風呂に入りっぱなしでも逆上せないし熱燗はできあがらないのに
疲労は溜まるのだろうか。設定がちょっとよくわからない。
協力的なお客さんが優しいし、
味変とかゆず湯とか解決にならない解決が可愛かったのに、
イライラして身勝手な行動をする人が出てくると
本当に邪魔くさい。
ループの原因を探ろうと生産的に行動する一方
自分のパソコンを壊す程度ならまだ良いが
刃傷沙汰まで起こすのは酷かった。
館内だけでなく隣近所とやり取りはしないものだろうかと思っていたので
そのあたりちゃんと調査していて凄い。
理系だから説明できるとか調査するとかいうのは
そんな無茶なと思いつつ、偉い人だ。
こういう人がいると頼りになる。
ミコトはちょっと、面倒くさい。
面倒くさいと思ったかという台詞があったが
普通に思って見ていた。
好きな男が夢に向かって遠くへ行くから
じゃあ自分もついていくとか夢を叶えるとかではなく
時間を止めるというのは
思うのは仕方ないがいざこうなったら
責任を感じたりしないものなのか。
さっきあの人血塗れだったとか笑いながら話すの気味が悪いかった。
原因を探そうと努力している人もいるのに
それに協力せず逃げることばかり話していて酷い。
状況はあれだがデートみたいと微笑ましく見るべきところなのだろうか。
吊し上げになりそうな空気だったのにいつの間にか
うやむやに許されて協力の輪の中にいるのも疑問。
貴船周りだけで発生している現象だというのに
外のエリアに電話をした分はどういう判定になるのだろう。
本当にミコトのせいなのかわからないのに
吊るし上げられるのまでわかるが
本人ももう一度祈れば戻せると思えるのも不思議だったし
戻らない!となってもそれはそうでしょうという気持ちに。
いくら目の前でも貴船神社の階段を登ってお参りは2分では厳しそうだが
エイジさんはどうやって情報収集をして原因にまで辿り着けたのだろう。
この人がこんなに頑張ってくれているのに非協力的なのがイライラする。
女将さんがお土産渡すのが可愛すぎた。
ヨーロッパ企画だから当たり前だが如何にも劇団っぽい。
映画ではなく舞台の方が似合う話だった気がする。
コメディならコメディに徹して、人命に関わるようなネタは入れないで欲しかった。
だったら最後にみんなでなんとかしようとするのも
もうちょっと感動できた気がする。
非常にコンパクトにまとまっていた良作
90分弱の作品で、2分間ループが何度も繰り返されて、ぐいぐい引き込まれて、笑ったり、泣いたりのあっという間でした。
Amazonprimeでの公開を待っていた作品だったし、また私の(待ってる間に高くなりがちな)期待にも応えてくれた!!
久々面白い邦画
タイムリープ物大好きですがこちらはタイムループなんですね。
すごい短いスパンでループするのでめちゃくちゃループするのですが、全く飽きずに中だるみもなくテンポ良く楽しかったです!
オチもなんだか可愛らしかったです。死人も出てましたが…
知らない俳優さんばかりでしたが、みんな役に合ってて、個々のキャラクターもしっかりしてて覚えやすかったです。
こんな邦画たくさん観たい!
発想がユニーク
タイトルから豪雨災害の映画かと思ったら純然たるタイムループのSFコメディでした。
舞台は京都貴船の老舗旅館、理由も分からぬまま10回以上もタイムループ、2分と言っているがエピソードを入れるので時間は曖昧、オチはどうなると気になったので我慢して観続けたが正直、下手な小芝居の連続は拷問、舞台が貴船でなければ投げ出したかも。
古都とSFの組み合わせ、タイムマシンも小屋風だったが無理やりの組み合わせ、確かにユニークな発想のSFでした。
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