エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレビュー・感想・評価
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でもあのベーグルの中心は否定の混沌かもしれないが、ブラックホールの中心にある可能性かもしれない
並行宇宙の混沌と戦うのが、仕事と家事に振り回されている中国系中年女性
別宇宙に飛ぶ度に目まぐるしく様々な境遇に落ち、カンフーの戦闘能力を手に入れる
飛ぶ方法が突拍子もない行為であるのも笑うが、別宇宙の表現自体もイケてる
自分の娘が混沌の果てに去ろうとするのを引き止めようと、家族を隣人を攻撃者を受け入れ、争いから融和に転換する結末にほっとする
わけわからん
事前情報ゼロでの観覧です。
ひたすらわけがわからんというのが第一印象です。主演のミッシェル・ヨーがすごい女優だということはよくわかります。
話の筋としてはマルチバースを行き来して特殊技能をマスターしていき敵を倒すということなのですが、そこにギャグやら家族愛やら同性愛やら中国市場への忖度やらをごった煮にして古き良きカンフー映画で味付けするに飽き足らず、凄まじい映像の洪水で観客を溺死させようという監督の強い意志が伝わりお腹いっぱいになりました。
面白いのかどうかすら判断に苦しむ映画でした。つまらないということではないので評価としては3.5です。俳優陣の頑張りでアカデミー賞をもらったのではないだろうか…
アカデミー賞が意味不明
賛否両論のレビューのため、期待しないで見たけど、あまりの下らなさに思わず劇場で「はーっ?」と言いそうになった。途中まで話を広げるだけ広げておいて、ラストの尻すぼみ感がすごい。
よくわかんなかったんだけど、要するに、娘がLGBTってことを母親が昔気質のおじいちゃんに打ち明けられないから全宇宙が崩壊しそうになり、最後に打ち明けたから崩壊せずにハッピーエンドってこと?なんのこっちゃ?
おバカなことをしてイヤフォンをプチっと押していろんな並行世界を行き来するのは面白かったけど、せいぜい視覚効果賞とかくらいで、これが6冠でトップガンが音響賞だけって、マジで意味不明。見終わった直後は、「中国忖度&トップガンはトムクルーズがジャケットに台湾の国旗着けたからはじかれたのかな」と思っちゃいました。
編集能力は圧巻!だが…
マルチバースの世界がスクリーン上でコロコロ変わる。これが見ていて気持ちいい(途中までは)。
設定は難しいのではなくおそらくほぼない。
いろんな宇宙があるよーってくらい。
下ネタはいらなかったな。静かな奴が急にきつい下ネタいうと冷める感じ。なんのフリもなく急にやられても。
そもそもバカな事やると能力発動という設定がキツイ。中学生かよ…。
それでも途中までは映像?編集?の力で不思議な感覚で見れていたが、これ系の話の主人公のあるあるの終着点に向かってからがすごい長い。
もうラストは誰もが読めているのに同じような事をずっと言ってる気がした。ここでとにかく睡魔
結構悪い点をあげたが、何も考えず見る映画としては悪くない。ラストもわかりやすい家族愛?として見られるし。しかし要らん下ネタで一緒に見る人は選ばなければいけないという…
笑って泣ける
相互理解と優しさ(かと言って同化ではなく)で全ての問題を解決できたら、なんて素晴らしいんだろう。
実際は日々暮らしているうちにそんなの理想論だとニヒルな気持ちになってくる。
それを馬鹿馬鹿しいギャグ(に思えるがそれが普通の世界もあるかもしれない)を展開しながら「もう一度信じてみようよ」と応援してくれる映画。
シリアスなトーンで言われても「はいはい。そうですね」で終わりそうな話だが、このとんでも展開の連続で言われると、しんみり入ってくる脱構築感。
この映画を嫌いな人で
「もっと一般的に/普通に楽しめるものが見たい」と言う人は自分の価値観が世界の中心だと思っているのかな。
「ポリコレ的表現に辟易する」と言う人は、アメリカが移民の国で、昔から常日頃、多様性や他者と自己という問題に直面していることを知らない人だろうか。
ピルグリムファーザーズだって移民だし、その後も各地の移民グループによる抗争という問題はウエストサイドストーリーやフリーダムライターズにも見られる。
「欧米の美男美女が見たい」と言う人は、自分がアメリカに行ったら、そういう見た目の人間に撃ち殺されたり、侮辱されたりする可能性があるなんて思いもよらない人だろうか。
それは戦後GHQに完璧に育成された奴隷根性にも近い価値観の名残なのだろうか。
そもそも「アメリカの白人」や「欧米人」と言ったって均質な一枚岩じゃない。
気軽に「欧米」と口にする人には分からないかもしれないが、ユダヤ人、ドイツ人、イタリア人、ロシア人、その他にも沢山いて、それぞれ当事者からしたら見た目の違いがある場合もあるし、お互いにいけ好かないという場面もグリーンブックでも描かれている。
この映画は嫌いで昔のアメリカ映画が好きだと言う人は、今のアメリカ人よりもよっぽど、昔のある一時期のアメリカの価値観を内包した存在なのかも知れないと思うと文化伝播の観点からは興味深い。
ちなみに、キー・ホイ・クワンは「これがアメリカンドリームだ!」と言うまさにアメリカ人。ミシェル・ヨーはロンドンにバレエ留学していた後、香港映画に出たての頃なんて中国語を喋ることすらできなかったマレーシア人で夫はフランス人。
人は普段触れている情報によって趣味や受け入れられるものが変わるから、この映画を嫌いな人も存在するのは理解する。
普段から大量かつ露骨な情報を浴びている人にはなんのことないものでも、慣れてない人には嫌悪感を抱かせることはあるだろう。
こんなこと言っている自分もシェイプ・オブ・ウォーターの時には「猫を生きたまま頭からかぶりつく半魚人」は無理だなぁと思ってしまった側である。
あれは「人の姿をした内面化け物よりも、地球外生命体の姿をした(食べるものも違う)あなたに優しいものの方が素敵でしょ?」というのを終始見せる映画だった。
それに対して「そういう人もいるよね。応援するよ」よりも「言いたいことは分かるがどっちも嫌だ。その二択だったら自分は一人で生きるわ」が自分は勝ってしまった。
そういう意味ではエブエブはそれぞれの趣味嗜好を押し付けがましくなく、恋愛に限らず見せてくれたから自分はすんなり楽しめたのかもしれない。
そういえば、エブエブにも「一見可愛い子犬が可哀想な目に合う」ように思う人がいるような場面がある。
ただし、こちら超攻撃的でほぼグレムリンか肉食恐竜なので、払いのけて冷蔵庫にしまっちゃう(殺してない)くらいありうるかなと。
撮影時は勿論ぬいぐるみ(観客にも分かるようにモロ)だし、ペットをファッションかぬいぐるみ扱いする人への揶揄も感じる。
和解した相手のバディであるアライグマは一緒に助けに行くけど、いくら見た目が可愛いからって攻撃してくる相手は敵になってしまう。
この映画を今は大嫌いという人もこの先の人生で見たらまた違った感想を持つかもしれないから、そんなに怒らないで「まぁ、今の自分には合わなかった」と落ち着いてほしいな。
かつての香港アクション映画を作っていた人たちにも見てほしいけど、今の中国ではこの映画の存在自体が抹殺されるのかと思うと残念。ホラー版プーさんを上映禁止にするくらいだから。
私はおもしろかったです
はじめから全体的にやかましい為、早々に流れから離脱してしまったのが吉のようでした。
こーしてあーしてそうなったを真面目に追ってたら疲れ果てたことでしょう。
とは言え1幕目が終わった時点で、この調子で最後までいったら座布団投げようか…という気持ちでいっぱい、苦笑いでした。
下ネタたちは酢豚のパイナップルのようでした。
あのパイナップルが好きな人にはごめんなさい、煩わしいものの例です。
いちいち怒るほどじゃないけど、このパイナップルがなんか多いよって感じです。
マトリックスとアンダーグラウンドとクラウドアトラスを連想する瞬間がありました。
そうして諦めてぼけーっと観ていると何度か自分の母を思い出しました。
エブリンの疲れや集中できてない感じは、私が子どもだった当時の母の何かを彷彿とさせました。
それに私の転職を祖父母にごまかした時!オカンこんな顔してたわ…とか。
そう感じ始めると飲み込みやすくなった気がします。
階段の上のベーグルと対峙する場面はSWへの朗らかな挑戦か「I am your mother!」に笑ってしまいました。
ライトセーバーでバチバチじゃなくて、まるで愛のようなもので懐柔して進む構図に、作り手の意気込みを感じます。
しかも演じているのはアジア系(少数派)俳優。
判官贔屓かもしれませんが印象深いシーンでした。
なお私にマルチバースの正しい知識が無い為、マルチバース=ifやタラレバを仮に置いてみる所の事。という理解に、一旦なってしまいました。
なので、最終的に私は諦めずに愛することにします、というエブリンの態度が全バースの平和に繋がるのは納得で、ひいては作り手側から観客への愛してるよのメッセージに(なぜか)感じてしまい、すごい!こんな愛し方があるんだ!おもしろい!という感想に落ち着いた次第です。
それにしてもジョイのルックは一体何パターンあるの…多分どれも好みなのに一瞬すぎる。仕方ないのか。
全て同時に今
Everything Everywhere All at Once
インターネットやテレビで目にしている、人生の理想像に押し潰される、そして全ての可能性(と今のギャップ)の把握と理解を強いられて悲観する若者に、人生の目的は最早意味を成していない。
生活の中で親切さができることは何か。夫の些細な駆け引きの中での、一貫した支援の態度が切なく映る。
劇中では主人公が今の人生で何も成せていないことが、全ての可能性へと分岐できる礎になっている。
しかしこの映画はそんな逆境の人生への応援歌に留まらず、その一瞬を大切に、そしてこれまでの人生と続きを受け入れ尊重する態度を持つ。最後の章題、All at Once 全て同時に、今この人生で成していく。
意味のない人生はないと気がつく
家族愛・夫婦愛・親子愛。そして自分の人生とは?
普遍的なメッセージを煙に巻いたA24
流石です
”投げ出す”・”諦める”・”逃げる”
その瞬間から投げ出さなかった自分との世界が広がり
その力達が集まる所はホロリとした
彼女達、最後はあきらめなかったね
これからは顔をあげて生きていくのかと思いをはせました
石は重要
石でもホロリとした
詰め込みすぎかな?と思ったけど
メッセージの良さに軍配を上げた
これがアカデミー候補?
お下劣なアクションシーンや意味不明な心理的描写で無駄に時間だけが長い駄作
マルチバースを破壊する原因も、蓋を開ければただの家族不和で設定的にも薄っぺらく感情移入しづらい
これがアカデミー候補とは片腹痛い
文明社会生活の縮図の転換を 2001年宇宙の旅描写的な場面を借りての人間・家族のあり方の回帰をか 前衛的ぶっ飛びで表現映画
映画館予告からでのSFもののコメディー的なモノの認識は・・
映画始まって、すぐさま 把握したものの、全体像が見えてくるまでは・・・長い時間(上映時間の後半になって)幾分くらい。
その間には、過去の映画と思われるシーンや、パロディ的なモノ、下ネタモノ、設定がSFモノ、ギャグモノ、のオンパレード。
後半は、各人間描写が入り、現代社会のいろいろな人種や家族、などの関わりを映画で表現したかったのかなと?
ミッシェル・ヨーの、様々な形態職業(本人そのものと思えるモノも)などが演技とともに楽しめる。
IMAXデジタル画角サイズ有り
★IMAXレーザー鑑賞
★重低音 3○
★分離度 5★
★音圧 3○
★移動音 3★
★サイド(左右、上、後/活躍度)2○
★サラウンド 2○
IMAXならではの音響は感じなく他サウンド選んでも良い感じをうけました。
映像もIMAX画角あるものの、映像的に日常描写が主の為、あまりIMAX映像が重要には感じませんでした。ただし、IMAXならではの緻密なハッキリクッキリ映像+明るさはあります。
なんか、よーわからんかったわ!
ミシェルヨー、アカデミー賞あげる演技なんかな?僕はすんません。わかりませんでした。話は、マルチバースでややこしかった。指ソーセージとか、お尻、刺し刺しとかユーモアあった。キーホイクワンのブルースリーばりのカンフーも面白かったよ。劇場寒かったのとお手洗いがまんしながらが、辛かったのが印象だったよ!
うーん、果たしてアカデミー作品賞に値するのか。。。
ハッキリ言って、予告観ただけだと本編観る気は無かったんですが、トップガン・マーヴェリックに作品賞獲って欲しかったけどエブエブにかっさらわれたので、どれほどのものかと思って鑑賞。
低評価されてる多くの方が言われてるほど内容が分からないことも無く、大筋は理解できた感。
マルチバースの発想はぶっ飛んでるし、映像はもっとぶっ飛んでる。
生命体の無い世界での石は笑った。
でも、作品賞に値するほどなのか。。。B級感を拭えないというのが正直な感想。
本編の後半になると、手持無沙汰な感じで体動かしてる方もいらっしゃったし、エンドロールに入った瞬間、席を立つ人も多かった。
面白かった!感動した!という思いがあればエンドロールもじっくり世界に浸るはずだと思うので(それ以上は言いませんが。。。)
私がブラックユーモアを理解できない典型的日本人だからそう感じたのか。。。
アカデミー賞の基準は分かりませんが、最近人種問題やLGBTを意識し過ぎてる気がします。
単純に作品の奥深さ、感動、余韻等々、一般の人が分かる、感じられる基準で選んで頂けないものか。。。
ごめんなさい。マーヴェリックが作品賞を逃した恨み節も込めてのレビューです。。。
稀に見る怪作だが…私たちみんなのための物語だ。
確かにカオスな展開だし、テンポ感も味付けも極めて独特で、ほとんど説明をしないままどんどん展開していくので、「何が起きてるんだ?」「どうなっていくんだ?」という興味を持てないまま睡魔に襲われてしまうと、先の展開を知ることなく何が何だか分からないまま「面白くなかった」というところに着地する人もいるだろうことは想像できる。
マルチバースの設定を使ったのは、単にいまホットな世界観であることもあろうが、それよりも私たちの大半が「あそこで違う選択をしていたらどうなっていただろう?」とか「もっと違う人生もあったんじゃないか」とか、そんな風に思わないでいられない生き物であるという点を踏まえ、もしそういう私達が自分とリンクする形で別の人生を生きている自分の生を見ることができたとしたらどうなるかという思考実験をしてみたら、結局は軸となる今の私の有様を否定するばかりになって虚無に落ちるしかないという当然の帰結を、どうやったら克服できるのか?というあたりを語るのに、マルチバースの設定が実に都合が良かったからではないかと思う。
序盤で世界の命運を託されるというまるでマトリックスのような展開(←他にも似た要素が多々あるので、意識していることを隠してないです)から始まるものの、最後の着地点が「世界は救われた」という結論にならないあたりが、実に心地よく胸に迫る。
もっとパーソナルな距離感の、身近な人たちに手を伸ばし親切に関わること。お互いの存在の違いを踏まえながらも敬意を払うこと。それは、「もし〜だったら」という違う自分を思い浮かべるのではなく、いまの紛れもないこの私自身にしかできないし、だからこそ意味があるんだという、そういう形でしか、虚無には抗えないのだという、非常に親近感の湧くところに物語は着地する。
確かにぶっ飛んだ稀に見る怪作には違いなく、アクの強い作品だから好き嫌いは明確に分かれるだろうし、よくもまあこれが賞レースを席巻する事態になったなぁと驚きもするが、カオスの向こうに思い出すべき普遍的なメッセージをきちんと据えているがゆえに、多くの人の心を掴んだのだろう。私は大好きです。
マルチバース+カンフーと見せかけ、感動の親子愛ドラマ
マルチバースを、人生のメタファーとして描いてるところが斬新すぎる。
アメリカでアジア移民としてランドリーを経営する主婦。
仕事に追われ、税金に追われ、娘は反抗期。夢を諦めて結婚した自分が腹だだしい毎日。優しいはずの旦那にも文句しか言えない。
税務署への話し合いの日、突然彼女はマルチバースの世界へ。そこではさまざまな職業で成功しているエブリン自身が沢山いた。
そこで出会うのは。。。
そこで自分自身と向き合ったエブリンの心を変えたのは何か?
お寒いギャグ、下品、アホ、オマージュ満載、
しかしながら後半しっかりと泣かせてくれる愛すべき映画。
アメリカでは娘を持つ女性たちが号泣したそうです。
SFカンフーコメディの革を被った、感動の家族ドラマです!
カオスながら着地点はしっかり
劇場予告観て以来、劇場で観ようと決めてた作品。
まずイマジネーションめちゃくちゃ良いな!
無秩序で不合理、ナンセンスな夢の中の世界を見ているかのよう。
作中で様々な場面や世界をかなり行き来するので、衣装にメイク、世界観、色々見られるのがとても楽しい。
主人公エヴリンと一緒に混乱しつつずっと脳内がジェットコースター状態だった。様々な世界が重なる演出の仕方も面白い(すさまじい情報量)。
あと特にジョイのメイクや衣装が良かった。なぜゴルフウェア?なぜゴスロリ風ファッション?この訳の分からなさがマルチバース世界の無秩序さを出してて良い。
あと、作品としては変化球なのにストーリーのベースが王道SFなのが良い。
非日常から来た存在に自分の秘めた可能性や能力に気付かされて、どんどんアイテムや技、仲間を取り入れて強くなっていき、かつ意識してなかった大きな世界の法則に気づいていくやつ。
よく小説や映画で観るやつで、こーゆーのシンプルにワクワクする!オタクが好きなやつ!
(本作、オタク向けの波動を感じる)
また大きな物語(セカイの物語)が個人のプライベートな物語(本作で言うなら家族の物語)に帰結する、ってのも王道で良いよね。
そこがぶれなかったのでカオスな作品なのに着地がしっかりして消化不良感がない。
人種、ジェンダー、ルッキズム…。アメリカで意識が高まってるポリティカルコレクトネスの要素は時勢もありやはり意識が向いてしまうのはあった。
でもアジア系の中年女性(しかも娘がいる自営業の経営に悩むごく普通の女性)が主人公なのは、新しい雰囲気を持ち込む要因になってて良かった。
しかも主人公のエヴリンは色んな面で成功しないまま生きてきた(本当はそんなことないんだけど)ので、だからこそマルチバース世界のエヴリンの能力を手に入れることがどの世界線の彼女よりも強くなれる要因になってる、という設定が面白い。
アクションも動きがスピーディーでカッコよかった。
カンフー要素入れてたのが良い(マッチョ小指はちょっと笑った)。
下世話で下品なくだらないシーンも割と有り。
みんな突飛な行動取ろうとすると割と下ネタに走りがちなのに脱力して笑った(棒状のモニュメントをお尻に入れようとする人多すぎ問題。笑)。
難点はちょっと長いことと、登場人物の魅力にかけることかなあ…。テーマや世界観や演出とかは映画作品として本当に良かった!
アカデミー賞作品賞を取る実力はある映画
アカデミー賞の作品賞なのに、非常に日本のウケは良くないこちらの作品。
ルッソ兄弟とA24と言う理由で見させて頂きましたが、なるほど〜って言う感じでしたね。
個人的例えで、「リアル鬼ごっこ」+「レミーの美味しいレストラン」+「コロコロコミック」+「ラブストーリー」+「ファミリー」を混ぜた映画です。
確かにカオス過ぎる内容でして、一体何が起こっているのか、今どんな状況なのか読めないですね。
普通に内容の把握がしやすい方でも難しいと思います。
とにかく、自分の違う世界線から能力を手に入れながら、主人公と同じ能力を持っている悪い奴をやっつけろって言う内容なのかな?
で、その悪い奴をサポートする味方が夫に乗り移ったり、悪い奴は娘に乗り移ったりみたいな。
多分完璧な答えは出ないです、きっと。
エブエブが好きな方は多分こう言うと思います。
→「考えるな感じろ」って
でも、僕からもそうしか言えなくてね...
この作品って解釈がめちゃくちゃ広がる映画だからこそ、自分が思った内容で評価して良いと思います。
なので、僕が思った解釈だとめちゃくちゃ好きです。
最後もなんとなく良い展開にしようとしてるな、
能力を手に入れて戦うのではなく、良い事に使うって言うとこや、1人1人関わってきた家族や上司などの関係も良くしていくとこ、
なんか不思議とラストは涙が出そうでしたね...
内容掴めてないのに。
アクションはまぁまぁのカンフーです、
普通に雰囲気に合わないギャグ的なコメディもあり、
下ネタもありです。(ち○ち○のおもちゃ出てきたけど普通にレイティングGなんやね...)
多分、意図的に付けただろうモザイクシーンはめちゃくちゃ笑いました。
最後に、賛否両論の作品ですが、確実に言えるのは、
めちゃくちゃ頑張って作っている事。
同じアングルで、同じポーズで、果たして何パターンのカットを作成したのだか...
ほんの0.1秒ぐらいしか出ないシーンでも、ちゃんと背景も衣装もメイクもしていて...
世界線が切り替わりまくるアクションシーンも切り替わるところのズレもなくて...
めちゃくちゃ大変で、めちゃくちゃ苦労しながら制作していたんだろうなぁって実感させられます。
全然アピールしてないけど、想像以上に製作費と製作時間ヤバそうだなぁって思いました。
日本でのウケは確かに良くないかなぁって思いながら、出来と労力を考えると、確かに作品賞は分かるなぁってなりましたね。
だからこその楽をしたかったのか、石の環境音のみの字幕会話シーンはめちゃくちゃ好きです!斬新ですね。
これぞ「映画」って言う映画でした。
カオスが好きな方、映画好きの方、物語シリーズが好きな方、ルッソ兄弟が好きな方、めちゃくちゃ頑張っている映画を見たい方はオススメします。
↑に当てはまらない方はサブスクやBDで良いかも。
カオス
端的に表すならカオスな作品。
映像の見せ方や、カンフーアクションは圧巻。とてもカッコイイ!ただストーリーが自分には合わんかった。
マルチバースという難しい題材の割には、説明が少なくて分かりづらい。段々と分かってくるが謎な所は多々見られる。終わり方も良くも悪くもって感じ。並行世界を飛びながら一つ一ついい感じになっていくが、少しくどく思ってしまった。悪くないけれど。
なにより、家族愛?的な話がもうちょっと感動する感じで終わるのかな?って思ってたからうーんって感じ。
何回か見たりわかる人には分かるのかも?
とりあえず、自分的にはアクションや見せ方はいいけどストーリーは可もなく不可もなくって感じ。
マルチバースで挫けた人はかわいそう
でも結局は母娘愛とどんな人生だろうが肯定的に生きようってだけで
難しく考えて挫けて低評価
ノーランとか好きなSFマニアには内容がコメディ過ぎて低評価って感じだと思う
頭空では見れないけどそう悪くもないと思いました
全体的に平均点高いけど脚本とか演技とか全部が混沌としてるから評価しづらいってのが評価だと思う
アカデミーは政治と時勢でとった感はある
色んな人生を追体験してやっと気づく真理もあるということ
人はそれを小説なり映画なりで補完するがエブリンにとってはそれがマルチバースだったと言うことですね
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