エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレビュー・感想・評価
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飛躍もオチも想定内
最初の30分でかなり笑えるが同時にオチも見え透ける。マルチバースって銘打ってるけど、最後まで飛躍しない「統制されたカオス」て感じ。違う見方をすると初期モンタージュに近い構成以外にマルチバース系は物語る方法が無さそう。だから特に新しい映画ではないし、巷に溢れる革命的っていう感想どうかしら。
良いところも勿論ある。エヴァの最終話みたいに下絵が躍動するシーンがそれで「Organic」と岩バースには笑った。でも結局岩同士会話しちゃうところが痛い。鏡にヒビ入って視覚的に分裂する所とか途中でエンドロール出現する所もベタで「飽きてるよ?」って言いたい。
サイレント映画好きだから喋って世界観説明してくる映画苦手。ノーランと同じで説明過多世界観はゲームでやれ。完結した世界観に興味は無い。
不快?深い?難解。
ちょっと厳しい・・・
数々のショーを撮ったり、予告をみたりしていて、とても面白そうと期待大でアマプラで鑑賞。タランティーノとかチャーリーとチョコレート工場とかちょっとへんてこな世界も割と好きではあるのだけれどこれは入り込めなかったのでとても残念。
冒頭は入り込みやすかった。主人公が税金の支払いに行くというシチュエーション、娘が恋人を紹介しにきたりと普通の日常から始まるところは。
その後マルチバースに入り込み、行ったり来たりして他にもこんな人生があったとかそういう発想が素晴らしいと思ったし、途中までかなりわくわくしていた。
途中からなんだかB級映画のようなぐたりを感じてしまい、集中がとぎれたかな。娘の変貌ぶりもちょっとついていけなかったので、この世界に入り込めなかったのは残念〜
俳優のこともっと知ってたり深掘りすれば楽しいのかもしれない。カンフーとかこの夫婦や娘の演技は素晴らしかったとは思う。
色んな「可能性」を感じる作品
ポリコレガー!などと言われる昨今ですがこちらに関しては「既婚中年女性」「マイノリティ(移民)」であることが映画の面白さや深みをうまく引き出してくれる作品でした。
どん底だからこそ無限の可能性が分岐する。
しかしながら主人公に共感を得やすいであろう中高年女性が、ところどころに出てくるパラレルワールド要素や物理分野の用語を一回の視聴で理解したり楽しめるかはわかりません。
画面もチカチカすることが多く、中高年には凝視するのがしんどいかもしれません。
その辺が評価の分かれるところかなあと思います。
なので、こちらの映画を本当に楽しめるのは主人公の夫に共感出来そうな理系もしくはSF好きの既婚中年男性なのではないかと思います。
ところどころ出てくる下ネタも男性向きかな。
それでも愛を感じさせてくれる作品です。
個人的にグーニーズが好きだったので感慨深かったです。
マルチバース疲れ
スパイダーマンやデッドプールやフラッシュや、その他諸々の作品で、ここ数年間で色んなマルチバースが描かれて来ました。
今の流行りだと思いますが、本作はもっと庶民的なレベルでの類似作だと思います。
NETFLIX無料期間の最終日に鑑賞したので、タイムリミットにギリギリという事と、気疲れで、結局途中で観るのをやめてしまいました。
気持ちの余裕がある時に、落着いてじっくり鑑賞すれば、作品自体の出来は良いのかもしれませんが、今回は途中で筋を追うのに疲れてしまい、もういいやとリタイアしてしまいました。
インディジョーンズで可愛かったキーホイクァンと、007でセクシーだったミシェルヨーを拝めただけでも良かったかなと思います。
ハリウッドの凋落を象徴
かなり遠回りな家族愛!? いくらなんでも飛ばし過ぎでしょ…
あまり好みのジャンルではなかったが、第95 回アカデミー賞11部門ノミネート7部門受賞という快挙を成し遂げた作品とのことで鑑賞。
なんと突飛なストーリーなのだろうか。マルチバースやらなんやら、めくるめくカオスな展開に正直ついていけない。「レミーの~」だかなんだか知らないが、アライグマの登場もとにかくぶっ飛んでいる。
最終的には「家族愛」に収まっているようだが、このあたりも人形だったり石だったりと、ちょっとホロリときつつもやはり奇想天外過ぎるし、かなり遠回りし過ぎている印象。
うーん、この感じでアカデミー賞等々の高評価はかなり意外。個人的にはあれだけ色々な役を演じまくったミシェル・ヨーの主演女優賞はじゅうぶんありだとは思うのだが、「トップガン マーヴェリック」ももっと評価して欲しかった。
もちろん、わかりやすい映画が良い映画だとは全く思っていないのだが、2度観て初めて理解できる映画が良いとも一概には思えないかな。
移民チャイニーズの必然性が無い
ま~合う合わないはあるのでしょうけど。
危機に瀕したパラレルワールドを救うことで、自身と家族を見つめ直す主人公の物語。
ミシェル・ヨー主演のSFファンタジー。アカデミー賞受賞と授賞式のドタバタで著名になった作品ですね。元々、アクション俳優としてのミシェル・ヨーが好きだったこともあって鑑賞。結果、完全な失敗でした。
やりたいことは分かります。
異国の地での生活。父の介護、娘との不和。そんな環境が精神を蝕み、絶えずイライラを隠せない主人公。
そんな主人公が、パラレルワールドで違う人生を歩んで来た自身に触れることで、「自身」との、「夫」との、「娘」との関係を見直し再生を果たす物語。
凄く、良いプロットだと思います。
でも、個人的には、まったく刺さりません。
ただただ、分かり難く、意味不明なシーンがが続き、拷問のような時間が過ぎていくだけす。
ベーグルや腕がソーセージになるシーンなど何かしら意味があるのでしょうが、それを考察する気にもなりませんし、そんな考察に意味があるとも思いません。
ミシェル・ヨーのアクションも、年齢を考えれば仕方がないとはいえ、「おふざけ」レベル。
これがアカデミー賞なのですから、私自身の鑑賞レベルが低いのでしょうが、それでも酷評せざるを得ない作品だと断言出来ます。
私的評価は1にしました。
岩の場面も son luxのサントラも 素晴らしい
son luxにハマって映画を知りました
岩の場面は好きだな〜
チーズベーグルが伏線だったとは(ベーグル食べたくなりましたw)
インターステラ級の抜群に面白いSFでした
ヨーは次作ブレードランナーに出るらしく、そちらも楽しみです
son luxのcdジャケットは全作ともに好きですが、このサントラ盤のジャケットも最高です
誰もが抱える孤独と愛
誰もが抱える孤独と愛を端的に表現する物語
家族や恋人との関係に必ず訪れる孤独な気持ち。
わかってもらいたい。わかってもらえない。
大切だからこそ言えない。積もる孤独感。
そこから生まれる、自己防衛の心理からなる攻撃的な言動。
そしてさらに深まる溝。
結局それらを解決したのは、自分の気持ちを知ること。自分がどうしたいのかという本質に向き合うこと。そして優しさを持って愛する人と接し、受け入れる事。
そんな「愛」のテーマをマルチバースと中国移民というトリッキーな設定とコミカルなアクションであえて複雑にしながら描く。
脚本・製作はアベンジャーズエンドゲームのルッソ兄弟。
素晴らしい内容だった。
演技派を揃えつつ、俳優のビジュアルで勝負しない作風も、映画の内容をより引き立てている気がした。
素晴らしい。人に勧めたくなる映画だった。
No. 1442
好みなのかなあ
こりゃ最低最悪!酷い・酷い・酷よ、駄作やん (。-`ω-) ★0 だわ~
TV予告見て、”エブエブ~”って 石に目が有って
少し話してるの見た時、嫌な予感は既にしていたのだが。
こんな作品がアカデミー賞11部門ノミネ-トってさ
完全に各賞本命の当て馬じゃん。オッズ操作としか思えんなぁ。
今日は そんな思いを抱きながら
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を
観たよ。 "(-""-)" タイトル長げ~んだよ!
(ノミネ-ト枠)
・作品
・監督(ダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン氏)
・主演女優(エヴリン・ワン・クワン役/ミシェル・ヨーさん)
・助演男優(ウェイモンド・ワン役/キー・ホイ・クァンさん)
・助演女優(ジョイ・ワン役/ステファニー・スーさん)
(ディアドラ・ボーベアドラ役/ジェイミー・リー・カーティスさん)
・脚本・歌曲・作曲・衣装デザイン・編集
配給:A24
この中でまあ有るかもと思えるのは、編集ぐらい。
こんな内容で脚本は無理だな。
またしても 怪しい闇パワ-仕掛けを感じるよ。
チャイナマネ-がハリウッド権力を買い込んでそう。
特筆すべきは、キー・ホイ・クァンの復帰ぐらいだろうか。
メッチャ大人になっててビックリ。51歳だとさ。
昔、日本に来て本田美奈子さんと
「パッセンジャー 過ぎ去りし日々」で
共演してたのが懐かしい。 今作 彼が出てたから★1に。
後は ミシェール・ヨーさん(60歳)ぐらいかな。
久し振りに観たかな。”シャン・チー”以来かな。
まあ、しかし 全体的に酷いねコレは。
何やってるんだ~の心の怒りが 4回出たわ。
こんなの初めてかも。
”プリズナーズ・オブ・ゴーストランド”でも2回までやったけど。
まず説明が杜撰すぎて。色んな所からのマルチバースで
本人が入れ替わってるとか、分かりにくいよ。
並行世界の出入り口の絵も無いし。まるで霊魂乗り移り替わり描写。
特別な演出も無く俳優の演技変化だけで 分かれと言われてもね。
雰囲気で感じろ~っていう強制力が頂けない。
マルチバース 時間の変化描写も メッチャ微妙っすわ。
アメリカ人はどうか知らんが、日本人はアニメとかで斬新な
話展開に慣れ過ぎてて、今作程度のやり込みでは全く動じないと思う。
あと、カーティスさんはOKなんやけど、ステファニー・スーさんは
あれでは全く魅力を感じんね 残念やけども。
出だしから ワクワクして見ようとしたけども、
ずっと同じような 撮りと、カット編集繋ぎが多く 目が飽きる。
しかも パッパと素早く切り刻んで 連続的に。
しかも 色だけ変えてたり。
内容と絵と 遣りたい事が一体化処理できてないかな。
だから 情が湧いてこない。
笑いを創ろうと お尻に棒入れるとか・・・
指長人とか、アダルトおもちゃ出したり
アクビと失笑しか湧いてこないよ。
総てに措いて 丁寧さが欠けてると思う。
雑過ぎる展開と撮りと編集とで 観てる方は
疲労感しか残らない。
まだ、YoutuberとかTikTokのノリの方が
シッカリしてる感じと思うよ。
終盤際に 涙っぽくさせようと、アザトク時間が延ばして有って
娘の傷んだ心を修復して 家族の絆が戻ったように
見せてるけども 何も感情も感動も起こらない。
急にそこだけ ロングカット入れて持ってきてもね。
こっち側の観ていくリズムってのを
どう捉えてるんだか。
極め付けは 石2個 同士の会話。
あれ見て もう終わった~と 思ったネ。
劇場側に損失出なきゃ良いけども
早期に別プログラムにチェンジが
宜しいかと感じました。
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(追記:)
「エブエブ事変」
2023年3月12日 映画は死んでしまった!
私達の人生を励まし何度も勇気付けてくれた 敬愛なる映画が
無残にもその命を奪い取られてしまった様だ。とても悲しい。
驚いた事に、そうしてしまったのはオスカ-そのものだった。
血塗られ汚れてしまったオスカ-。彼をそのように仕向けたのは
世界を牛耳る少数の評論家達であった。
映画は何時も同じでつまらない。時代を変える革命が必要だ!
そうさせた彼等は既に病にかかってしまっていた。
ポリコレ病だ。
数年前から摂取していたが とうとうポリコレ中毒になってしまっていた。
もはや取り返しがつかない。100年近い神聖なる歴史に
彼等はオスカ-を投げつけてしまったのだ。
恍惚なまばゆい光が世界全体を輝くように照らし
やがて ス-っと 静かに陰が 外縁から包み始めた。
そして・・・静寂となった薄暗い世界に、取り残された数多くの民。
涙も流れない やりきれない思い。
私は そこに 一人たたずんでいた。
3月12日は「映画の命日」として
毎年、この日は映画鑑賞をする事を取りやめ
映画に感謝し哀悼の意を表したい。
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