エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレビュー・感想・評価
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ロサで「忍者VSシャーク」観た後、TOHOシネマズ池袋に移動して鑑賞。内容は何かよう解らん!
なにがなんだかわからないけど泣けた
まずこれは一般にはうけないだろうとは思った。
アカデミー賞取るような映画は、日本人にはまらない方が多いとは思ってたけど、これもそうだった。
最近のマーベルを見ていないとマルチバースという考え方にすらついていけないだろうし、主人公はおばさんだし、えぐめの下ネタ連発だし、話は複雑で敵の目的も抽象的だし、映像として冒険してる部分もあって、これを全部受け入れて楽しめる層ってのはなかなか少ないだろう。
映画を何本も見過ぎなくらい見ていて、普通の映画じゃもう何も感じないよ!というような人にしか刺さらないと思うので、これがつまらなくてもそれが普通なんじゃないかな。
これを見ながら思い出したのは「ララランド」と「スパイダーマンNWH」
選ばなかった人生とマルチバース、そして敵を倒すのではなく戦わずにすむ方を選ぶ。
おれはそこまでの映画好きじゃないので、正直これは星3かなと思ったけど、なぜか泣いてしまったので星4。
家族に問題がある方には特に観て欲しい
すごいの観てしまった。
たとえ家族やパートナーがいなくっても自分の胸の奥の奥のほうに愛はあります。ずべてのモノにあると思います。それにしてもこの監督の発想っていうかすごいね。
※追記2回目の鑑賞後
エヴリンは開眼して世界をありのままに感じることができるようになったんでしょう。後半は敵の邪気を愛で包み込むことで昇華させています。もはや敵という観念は無いのでしょう。
娘のジョイはとても生きづらい。生きる理由がわからない。苦しすぎて楽になりたい。石になってみても自分の自我からは逃れられない。最後はベーグルの虚無の世界に行くしかない。心の奥に巣くう闇はパートナーにもわかってもらえない。でも誰かにわかってもらいたい。で、エヴリンにSOSを出しているのだと思います。
この作品を観ると自分の意識が自分の枠を超えて薄く広がっていくような錯覚を覚えます。残念ながら今自分が認識する世界はすべて自分の観念による色眼鏡を通して再構成した世界です。つまらない日常、気に食わない相手、思い通りにならない人生、それらは様々な観念を捨て去ることで一瞬にして雲散霧消するのかもしれません。ありのままの世界、すべてが愛でつながった世界を感じてみたいものです。
【鏡の中のアリス】技術は別として10年以上前ではB級SF映画としての評価だったと思う。
この映画のファーストシーンを見て
突然「鏡の中のアリス」の文字が浮かんだ。
物語はB級映画風で始まり、時々C級に落ち、
数十分後にはA級へと上り、再びBへと落ちた。
決して粗悪な作品では無いのだが
印象としてA -B- Cの往来だった。
SFであり人間ドラマの要素もあるが
観客として2つを繋ぐ世界に迷いを感じ
「スゴい映画だ」には達しなかった。
20年ほど前の「グリーン・デスティニー」で
気品ある武侠人を演じたミシェル・ヨーは
異次元能力のカンフー使いと少し泥臭い役。
どちらも「愛と運命」による闘いだが
個人的には内外に美しい「グリーン‥」が好きだ。
「鏡の中のアリス」は直感で浮かんだ文字。
見終わってから、的外れでも無いと思った。
※
キャスティングが最高
カオス過ぎていつのまにか泣いてた
ようやく観れたよエブエブ!観るのすごく楽しみにしていた!
予告以上のはちゃめちゃ感で、ちょっと目を離すと置いていかれる。
このエブリンは何ブリン⁉︎娘は?夫は?今は元のキャラでいるの?それとも??
って感じで。
下品な?しかし笑えるコメディ要素。クレしん、ディズニー、RRRも彷彿させるシーン。
ワンカットの中に沢山のネタが仕込まれていて、他にもほんの一瞬映るエブリンやジョイのキャラや衣装変化をもう一度見直したいと思わせる。1回観ただけでは全てを理解できない(たぶん何回観ても理解できないけど、、)映画でした。
「もしあの時あの選択をしていたら、こんな未来があったかもしれない」
という誰もが一度は考えた?かもしれない妄想を、マルチバースという設定で映像化。
主人公エブリンはマルチバースを行き来することで、自身の「あったかもしれない未来」を複数追体験するけど、愛する夫と確執はあるけど愛しい娘がいて、どんなに他の人生が成功してても、やっぱり大元の自分自身の人生が1番だよね!!
と、混沌とした凄まじい映像の中、観客の個人個人の人生を肯定してくれる優しさを感じで泣いてしまいました。
私もポケットのメンソレータムのリップクリーム食べたらどっかいけるかな☺️
ストーリーがないのはダメだと思う
アカデミー賞受賞したから観に行ったミーハー勢です。
メタバースがどうとか普通の主婦が世界を救うとかふんわり事前情報があったものの天下のアカデミー賞作品賞受賞だけに流石にそれだけの映画じゃなかろうと思っていました。
しかし本当にそれだけの映画でした。
敵キャラって世界を破滅させようとしてましたっけ。そうは見えなかった。
話の筋を読み取ることができず何の映画か分からなかった。
「お前以外全員分かってるわ」って言われたら辛いのですがいつまで経っても話進まねえなと思っているうちにそれっぽい音楽が流れ始め、強制感動家族愛モードに突入ののちに終わってしまいました。
何じゃこりゃ
アカデミー作品賞だから、は辞める。
数々のオマージュを含んだSFファミリー映画
マルチバースの侵略者から
世界を救うことになったおばさんの話。
マーベル大好きおじさんなので
マルチバースと聞いて観ずにはいられなかった。
マーベルのマルチバースとは
仕組みが違っていて面白かったです。
ごく普通のおばさんが
どうやって戦うんだろうと思ったら
面白い仕組みを取り入れてました!
ネタバレはできないのであまり言えませんが
おふざけ感あってよかったです。
マルチバースといえばマーベルですが
それ以外のSF映画を彷彿とさせる
オマージュがあったのもよかったです。
個人的にはマトリックス、スターウォーズ、
バックトゥーザフューチャーあたりを
思い出しました。
A24らしくズームからのドーン!って
演出もよかったですね。映像もよかったです。
アクションシーンも見応えありました。
わちゃわちゃ映画なので
最後はどうなるかと思ってたんですが
家族に焦点を当てたしっとり目なラストで
びっくりしました。
ストーリーにひねりがなかったのですが、
斬新な設定、映像のおかげで
楽しく観ることができました!
No matter how far…
前評判通りというか、好き嫌いがはっきりでる映画なのかなと。
何点か自分がしんどいと思う点をあげていく。
第1のポイントは稚拙な部分をいかにあきれずに見れるかだと思う。
具体的には、デ○ルドをもって戦うシーン、ア○ルに物をツッコむシーンなどである。(映画館で笑っている方もいた、私はそこで引きはしないが笑えはしないだろうと思ったが…)
第2のポイントは「考えるな、感じろ」である。
今回のマルチバースの仕組みをある程度は説明してもらえるが(エブリンが何も知らない状況のため)詳細などを詰めだしたらきりが無い。
この辺の雑さをライブ感と言うところで割り切れるかと言うのは大きなポイントだと思う。
第3のポイントは衣装やメイクのチープさである。わかりやすくしたかったのだろうが、ジョブ・トゥパキの衣装が奇抜すぎるのである。もう少し、一般的な衣装を、着ているほうが多様間がでて大物感がでたのではないか。
(あくまで乗っ取っている人格は1つなので、ジョブ・トゥパキの趣味かもしれない)
先にしんどい点を挙げさしていただいたのは、それでもいいから面白いと思える方しか、以下の意見にたどり着けないと考えたからである。
それは自分はどこまでいっても自分なのだと言う事である。この映画の中では乗っ取り先の意識と自分は混濁しない。選択肢のはてにたとえ争っていた女性が恋人になったり、ハリウッドセレブになったとしても経験、立場は変わっても意識は混濁しないのだ。
自分自身、選択を振り返ることはあるが、それを選ばなかった選択も含めて自分自身なのである。
あと、接点を持てた人は大事にする。どこかで自分と知り合った人は違う世界線では、まったく関係ないかもしれないし、逆に生涯を過ごすパートナーかもしれない。
この映画でも、最後に大事にしていたのはエブリン自身のいた世界の家族である。結局人というのは、その選択肢のはての、瞬間に大事にするのは目の前のものなんだと感じた。
マルチバースでカンフーで戦闘を行うシーンは新しい画だと思うので上記のポイントを通過できるならそちらだけでもみてもらたい映画である。
なかなか見応えのある映画
キーホイクァンに感動!映像の綺麗なギャグ映画
不条理ギャグの連発で、何ヶ所かは思わず声に出るくらい笑えました。アメリカのジョークというよりも、シュールな笑いで日本の漫画に通じる気が。うすた京介とか吉田戦車とか。
アクションの見応えもバッチリだし、数々の別世界の映像とのコラージュも見事。
何よりも、キーホイクァンの熱演に感動…。冴えない中年男が宇宙人に意識を奪われてアクション見せるところや、スターになっていたりやら、演技力とアクション力の素晴らしさ。インディジョーンズとグーニーズで夢中になったあの子役が、その後、アジア人俳優冷遇期に裏方に周り、今こうしてオスカー受賞とは、なんというドラマか。素晴らしい。
ストーリーのラスト、国税局監査官を抱き締めるシーンにグッと来た。もちろん娘を取り戻すところも、ガールフレンドが認められるところも。
壮大な話だけれど、帰着点が意外と平凡なテーマ、だけどそれで良いと思った
おなかいっぱい
多元世界、メタバースと交差してあらゆる自分になりきり、めちゃくちゃ繰り広げる展開は観てるだけでお腹いっぱい。別次元にジャンプするために、意味わからんめちゃくちゃをすることで成し遂げるというバカ見れるエンタメ性もヨシ。
設定が設定なので、物語の軸もブレブレですが、正解を求めるものでもありません。物語の解を見出すことに意味はなく、ありえたかもしれない、自分のまったく別の人生を想像し、あらゆる葛藤と向き合うことで気づけなかったことに気づき出す。憎いと思った国税監察官おばと自分が愛し合う人生もある。世界の大きさと自分の小ささを実感して、どんな人も愛すべきところがある。そして最後は、それを受け止め包み込む。Evrerything,evrerywhere,all at once.
これをハリウッドで創り出し、それが評価される映画界の未来も明るいと思えた、時代を象徴するような作品だと感じました。
シュールでカオスで少しばかりエロでグロ…
だけれども、ここで描かれているのは間違いなく家族の愛と再生の物語。
何処かの遙か宇宙の彼方のその先までを命懸けの大冒険をして、そうしてやっとに辿り着いたのは、目の前に居る娘の心を繋ぎ止めて、頼り無い夫の穏やかな優しさに気付いて、情け容赦の無い税務職員の孤独に寄り添うコト。
そういうコトに辿り着く為にはマルチバースを旅し、過去と現在を往き来し、何処かにあったもう一つの別の人生を体験しなくてはならなかった…ってコト。
映画を観ながら、チルチルミチル?の『青い鳥』を思い出しました。
アジア女性初の主演女優賞受賞と共に、こういった作品が最優秀作品賞を受賞した事に、アカデミー賞改革の隔世の感を感じます。
AI技術の発展やChat-GPTや自動運転技術の進展とLGBTQ問題やダイバーシティの進展。
20年後30年後はどんな未来が待っているんだろうか?
変わって行く未来と変わらない心と絆について思いを巡らせました…。
最後は家族愛だが
解説省略し自分用メモ
キー・ホイ・クァンがブランクを感じさせる事なく、時にヤワく、時にトニーレオンやジャッキー・チェンのようにかっこよかったです。アカデミー賞受賞の時には嬉しさのあまりぴょんぴょん飛んでいましたが…もうちょいカンフー観たかったです。
時折り下ネタが挟まれるのですが、賛否両論があります。映像で驚かせることが映画の醍醐味でもあるので大成功ですよ!
あの時ああしていればよかった、こうしていればよかった、こうして欲しかったとか、心に何かずっと口に砂が入った感覚のものを持っているなら何か解決の糸口も見つかるのでは?
be kindのメッセージ
minorityへのメッセージとも受け止められました
追記。
画面がコロコロと切り替わったり、切り替えが早すぎて目が回るという方は頭痛がするらしいので(サブリミナル効果?)、鑑賞は控えたり目を休めると良いかと思います。情報量は多いです。その世界感は考え事が多い人ほどノイズに感じます。
さらに。
近未来は映像をこんな感じで倍速で早回しし、5分で終わる映画も出てくるのかなー
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