「スラップスティックカンフーSF」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス spicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
スラップスティックカンフーSF
とても情報量が多くて忙しい、頭の中が沸騰しそうなマルチバースの世界観と、その中で太古の昔から変わらない親子や夫婦の情が、マンパワーで、というか、主にミシェル・ヨーさんの数十変化と、細かいギャグやオマージュで、B級映画のようにコミカルに、でも最後はしっかりと表現されているのが、今の時代、逆におしゃれでハマった感じなのかな。
生活に疲れている移民の中年のオバさんが世界を救うのも新しいし、そんな冴えないオバさんだってifの世界ではスターだったりすると想像するのは楽しい。
クァンさんも冴えなかったり二枚目だったり優しかったりの豹変ぶりで、ウエストポーチのヌンチャク的な武術シーンがカッコよかったし、母娘が石になってる(人間以前⁈w)設定がシンプルに分かりやすくwラストなんか感動的だったりして面白かった。
とにかく、手持ちのウエストポーチは大事に持っとこうと思った。笑
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