「誰もが抱える孤独と愛」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス バタピーさんの映画レビュー(感想・評価)
誰もが抱える孤独と愛
誰もが抱える孤独と愛を端的に表現する物語
家族や恋人との関係に必ず訪れる孤独な気持ち。
わかってもらいたい。わかってもらえない。
大切だからこそ言えない。積もる孤独感。
そこから生まれる、自己防衛の心理からなる攻撃的な言動。
そしてさらに深まる溝。
結局それらを解決したのは、自分の気持ちを知ること。自分がどうしたいのかという本質に向き合うこと。そして優しさを持って愛する人と接し、受け入れる事。
そんな「愛」のテーマをマルチバースと中国移民というトリッキーな設定とコミカルなアクションであえて複雑にしながら描く。
脚本・製作はアベンジャーズエンドゲームのルッソ兄弟。
素晴らしい内容だった。
演技派を揃えつつ、俳優のビジュアルで勝負しない作風も、映画の内容をより引き立てている気がした。
素晴らしい。人に勧めたくなる映画だった。
No. 1442
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