「壮大な親子喧嘩➕多次元宇宙コメディ。」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
壮大な親子喧嘩➕多次元宇宙コメディ。
内容は、舞台は現代アメリカ🇺🇸コインランドリー経営の駆け落ち中国人夫婦(妻エブリン主人公)と反抗期一人娘と祖父の四人家族が繰り広げるドタバタコメディ➕多次元宇宙の物語。印象的な台詞は『一日中何か分からない、でも全て悪い選択の気がする。楽観的に観ることを選ぶのは世渡りに必要さ。一つだけ分かるのは優しくならなきゃ!自分を見失った時は特に人に優しくしないと!』主人公以外の人の台詞が印象的でした。『人に優しく!』このメッセージが色濃く根幹に浸透してるので読み易くなった様に感じますし人気の原因もわかる気がする。印象的な場面は、やはりカンフー映画の醍醐味でアクションシーンに尽きます。溜めと止めのメリハリのついた動きには感動すら覚えます。現実離れしていて、とても爽快です。個人的には、エロ描写なければよかったのに残念です。印象的な雰囲気は、様々な映画のオマージュがあり楽しめましたが、冒頭のスピード観が甚しく理解するのに疲れました。多次元宇宙を説明するのに最後の方には関係なくなったり、それでいてダイバーシティ(多様性)を訴えたかと思うと正義感出したりと忙しい。観客を翻弄する創り出したがエンドロールのBGM『I love you....リフレイン』が流れた時には、一貫してコレを伝えたかったんだなと人間讃歌の映画として楽しく鑑賞する事が出来ましたが、疲れました。ホント『幻想の中で生きるのは止めよう』劇中の台詞がよく身に沁みました。
コメントする