「馬鹿馬鹿しいと油断する事なかれ」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス あきらさんの映画レビュー(感想・評価)
馬鹿馬鹿しいと油断する事なかれ
いかにしょうもない事をするかで戦うなんて、ふざけた話かもしれないと思ってた時期が私にもありました。
でも、この映画は親子の関係と夫婦の関係の再生を描いた作品で。
誰しも、その人生の中で夫婦や親との関係に疲れたり虚無感を持ったりするんだと思う。
特に今の10代や20代はネットが普及して、他人との距離感が気薄になってるし漠然と将来への不安がずっとあって、親世代からするとそんなもの悩みでもないかもしれない。
努力や気持ちが足りないと思うかもしれないけど。
その辛さや劣等感や虚無感は当事者にしか解らなくて、それを親が思う正しさや望む未来なんて暴力でしかないんだよね。
そんな若者や人間関係に諦めた人達に優しくあろうと寄り添う気持ち、認める気持ちが、最大の武器になるのだ。
最後は本当に感動してた
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