劇場公開日 2023年3月3日

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「【鏡の中のアリス】技術は別として10年以上前ではB級SF映画としての評価だったと思う。」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 星組さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【鏡の中のアリス】技術は別として10年以上前ではB級SF映画としての評価だったと思う。

2023年3月27日
PCから投稿

この映画のファーストシーンを見て
突然「鏡の中のアリス」の文字が浮かんだ。

物語はB級映画風で始まり、時々C級に落ち、
数十分後にはA級へと上り、再びBへと落ちた。
決して粗悪な作品では無いのだが
印象としてA -B- Cの往来だった。

SFであり人間ドラマの要素もあるが
観客として2つを繋ぐ世界に迷いを感じ
「スゴい映画だ」には達しなかった。

20年ほど前の「グリーン・デスティニー」で
気品ある武侠人を演じたミシェル・ヨーは
異次元能力のカンフー使いと少し泥臭い役。
どちらも「愛と運命」による闘いだが
個人的には内外に美しい「グリーン‥」が好きだ。

「鏡の中のアリス」は直感で浮かんだ文字。
見終わってから、的外れでも無いと思った。

星組