劇場公開日 2023年3月3日

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「前半のぶっ飛びに降り落とされないように〜〜」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5前半のぶっ飛びに降り落とされないように〜〜

2023年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

崖っぷちコインランドリーの経営者のエヴリン。
納税の期限が迫っているのに、頑固な父親や
自分勝手な娘と頼りない旦那にもうブチ切れ寸前!!

そんな時にいきなり、目の前の旦那が妙なこと言い出したから
もう、頭の中は大混乱!!
そのうち、目の前の納税窓口係のおばさんが襲いかかって来る!
警備員たちも自分たちを捕まえようと突っこんで来る!

どうなってるの??

このあたりで振り落とされそうになるので
気を引き締めて、シートベルト締め直して!!
(映画館にシートベルトは無いって!!)

だんだんと内容が理解できるようになってくると
なっ、バカな〜〜〜
とちょっと、半笑いを通り越して
呆れてしまうこともあるかもしれませんが(笑)
案外と着地点は分かり易い話なので
ここは、今年還暦のミッシェル・ヨーの
クンフーに注目して乗り切って下さい。

ぜひ、劇場で!!

で、月に8回ほど映画館で映画を観る
中途半端な映画好きとしては

ミッシェル・ヨーの映画、それもクンフーを使わない映画
アウン・サン・スーチーさんの伝記や、
「クレージー・リッチ」での超大富豪とかを
結構観てるので、今回、またクンフー映画での大復活は
なかなか感慨深いです。
今は正直、スタントウーマンも多数いるし、
撮影技術も進んでいて役者本人が
それほどアクションが出来なくても
ちゃんと説得力のある画面が作れますが
やっぱり基礎がしっかり出来ている人は
顔アップでの決めポーズが超カッコイイ!!

今、13日の朝、米アカデミー賞の授賞式を観ながら
キーボード叩いてますが
キー・ホイ・クアンが助演男優賞を受賞したこと、
本当に素敵で、素晴らしいと思います。

兎に角、この映画、初めの20分ほどを、
しっかりシートに捕まっていれば
あとは娯楽映画として純粋に楽しめますよ。

今、アカデミー賞で作品賞を受賞しました!!

実は作品賞は「トップガン マーベリック」にあげて欲しかったけど、
パイロットはエリート達なのに対し、
移民としてアメリカに来て必死で生きてきた親世代と、
アメリカで生まれ育った子供たち、
血は繋がっていても文化の違う親子が
改めて理解しようとする話は
自分も含むパンピーの映画だと思えるんだな〜〜

最後にどころ出てくる娘役のステファニー・スーの扮装が
私には、これって渡部直美じゃね?!と感じました。
改めてインフルエンサーとしての渡部直美の影響力を感じました。
アジア人でぽっちゃり体型、少し前なら
確実に白人社会でパスされる存在を
インパクトあたえるアイコンとして確立したのだから。

映画に関係なくてすいません。

もちろんステファニー・スー自体の変幻自在の演技も
とても素晴らしかった。

もう一度観に行こうと思います。

星のナターシャnova
みかずきさんのコメント
2023年4月2日

フォローありがとうございます。

私、10年位前から、キネマ旬報、kinenote、yahoo映画レビューなどに映画レビューを投稿しています。現在の目標は2回目のキネマ旬報掲載です。こちらのサイトには昨年2月に登録しました。
宜しくお願いします。

本作、ぶっ飛んだ作品でしたが、それだけではなく、全編を通して家族愛が底流にあるなかなかの作品でした。アカデミー賞作品賞受賞も納得の作品でした。

ー以上ー

みかずき
近大さんのコメント
2023年3月13日

私もアカデミー賞見てました。
予想通りの受賞でしたね。
ミシェル・ヨーをジャッキー映画で見ていた者としては感慨深いですし、キー・ホイ・クァンのスピーチは感動的でした。
でも、『エブリシング~』は日本では酷評されてますから、荒れそうですね…(>_<)

近大