「アカデミー賞は、無いだろ…」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)
アカデミー賞は、無いだろ…
流石に下品過ぎるよなあ。
とはいえその下品さにも理由付けがされてるのが凄いけどね。こんな脚本良く思い付くものだ。
近年多発してるマルチバースものでジョー・ルッソが製作となれば、いよいよヨー姐さんのマーベル主演作が作られたのかと当初思っていたが、全然違った。
ストーリーは丸で知らずに観た方がこの映画は楽しめるので、あらすじ、というかどういうジャンルの映画なのかもここでは書きません。とりあえず相当に下品だとは伝えておこう(笑)。
ので自分自身前情報は入れずに観たのだが、実はストーリー以上にキャスティングに驚かされた。それもエンドロールで!
旦那さん役の俳優、初めて観るなあ、誰なんだろ。と、思ったら
なんとキー・ホイ・クアン!
全然初めてなんかじゃない、「魔宮の伝説」の準主役の子(当時)だよ。
今まで何処で何してたんだろう?確かテコンドーのアクション映画に出ていたので、カンフーは出来るのだろうが見事な腕前でしたね。オールバックのスーツ姿もカッコ良かった。
キャスティングディレクターは実に良い仕事をしたのではなかろうか。
そしてもう一人。税務所のおばちゃんと思っていたら実は準主役級の重要な役っだった女優さん。
ジェイミー・リー・カーティス!
「ハロウィン」でブギーマンに追っかけ回されてた(とどめを刺した人でもある)元祖スクリーミング・クイーンです。
今作では逆に主人公を追っかけ回します。
助演女優賞はこの人でいいんじゃないだろうか。
あと相変わらず巨乳です(笑)。
そして勿論ヨー姐さんについても書くが、アカデミー賞はべつに獲っても獲らなくてもいいんじゃないかと自分は思う。
ヨー姐さんがキングだった頃から活躍を観て来たが、ハリウッドでここまで認められただけでも実に感慨深い。
美人で素晴らしいカンフーの腕前で、二か国語を演技の差無く流暢に使い分けて、オマケに元ボンドガールでアウン・サン・スーチー氏まで演じている。
こんな女優さんはハリウッド広しといえどヨー姐さんだけだ。
毎年生まれるアカデミー賞女優なんかより遥かに貴重で価値有る女優さんだ。
でももし受賞したら我が事のように喜んでしまうとは思う。
ので、姐さんのファンなら観よう。
必ず観よう。
下品だけども。
3月18日 追記
ダニエル・クワン監督
作品賞、監督賞、受賞おめでとうございます!
自分の予想は見事に外れましたが、こんな外れなら大歓迎です。
キー・ホイ・クアンさん
助演男優賞受賞おめでとうございます!
まさに映画の様な復活劇ですね。
ジェイミー・リー・カーティスさん
助演女優賞受賞おめでとうございます!
世界中のホラーファンの溜飲を下げる名スピーチ、最高でした。
そしてミシェル・ヨー姐さん
主演女優賞受賞おめでとうございます!
あなたがこの映画でオスカーを手にした事が、アクションは演技の一部で有る事の何よりの証明になったと思います。
皆様の今後の活躍により一層期待します。
以上。
MAKOさん、お暑うございます。もう何回も見たからいいか、と思ってましたがやっぱり見に行った「さらば、わが愛」。今回はパンフあったようですが知らなくてもう売り切れてました。その代わりに「レスリー・チャン没後20年メモリアルブック2023」というのを買いました!レスリーの全て、色んな映画、インタビューなどがあるみたいで嬉しいです。もったいなくてまだ見てません💕