「ことごとく笑えないコメディ、ギャグシーンにふと気づいたこと」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
ことごとく笑えないコメディ、ギャグシーンにふと気づいたこと
海外のコメディ映画なのである程度は想定の範囲内でした。だが全世代において、お笑いに対して幼少期から「世界に誇れる本物」を観てきて鍛えられた一般的な日本人の目にはお笑い要素に関しては紛い物にしか見えなかった・・・というのが本音です。
しかも私は言ってはなんだけど、ドリフや欽ちゃん、ひょうきん族あたりをリアルタイムで子供時代に観てきた猛者・・目が肥えすぎのアラフィフ日本人だからこれは評価が厳しくなるのは、申し訳ない部分も多々あります。
にしても、ちょっとひどいし腹の底から笑えない。
今作においてはギュウギュウに詰めこまれてカオスに配置された数々のコメディ、ギャグシーンがことごとくタイミングを外して不発弾になるのを呆然、唖然としながら見送る・・・という作業をひたすら高速に繰り返すってことに序盤から疲れ果ててしまいました。
じゃあ、仕方ない、お笑い部分をバッサリ捨てて今流行りのマルチバースでしたっけ、そのSF要素だけでも楽しもうかと思いましたが、SF物で一番やっちゃいけないこと「設定詳細を冒頭に口で説明しちゃう」という駄目SFアルアルな暴挙に出る。
まあ、百歩、いや千歩くらい譲って最後良けりゃでと構えていたら、とりあえず分かり易い数々の伏線回収し・・・これ、最高のシナリオでしょとふんぞりかえる。
最後の部分はあくまで私のイメージなので除外してください(笑)。
映像は確かに頑張ってるし、俳優さんも熱演ではあるのでそこだけは高く評価したいです。星3はすべてそちらに献上いたします。
が、コメディ映画として成立させたいなら、日本のお笑いの独特の間の取り方あたりから勉強したらよいかも。
これ真剣な提案です。
では。
コメントありがとうございます!
笑えない、つまらない、気持ち悪いのゴミ映画3定義が見事にハマる作品でした...笑
先程、「アカデミー作品賞新基準2024年」についての記事を初めて見ました。もう、ここまで来たら笑えてきますね笑 この賞の品格は完全に無くなりましたね。狂ってます。失望です。アカデミーへの怒りを込め、この映画の評価を2.0に下げました。情報提供、ありがとうございます!笑