「正に”最先端のカオス”」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
正に”最先端のカオス”
情報過多で目まぐるしく変化するこのご時世に生まれるべくして生まれた映画なのでしょう!
物語の根本は王道で奇をてらっているワケではないが、ビジュアルのぶっ飛び具合・スピード感・見せ方が現代的カルチャー(ネット&ゲーム&アニメ)感満載で想像の斜め上を行っている中で、中年世代を主要キャラに置く事でちょいレトロなカルチャーも取り込んでいる…という、ハチャメチャに見えて中々高度な作りをしていますよね!
後半のめまぐるしい顔面フラッシュシーンはソフト化されたらスロー再生して観てみよっと。
キー・ホイ・クアン!、'80年代スピルバーグ全盛期に映画の楽しさを知った世代なので復活嬉しいですね~、ひょっとして「インディ・ジョーンズ」新作にもサプライズ出演??
ア〇ル合戦シーンはアホ過ぎて笑ったが、A24作品のア〇ルネタと言えば先に「ディック・ロングは~」が有りましたなぁ…
作中に説明は無いので、完全に個人的脳内補正入ってるのですが、前作の死体ラドクリフも何の説明も無くアレでしたから、監督が脚本・物語よりアイデア・ビジュアル重視タイプなのでしょうから、細かいアラは個々で感じ取れば良いのかなと…
Bacchusさん・すいません!、1回の鑑賞では理解しきれない情報量だったので、確か?ですが、装置で別次元との接続(変な行動)は次元の選択が難しく、母の変な行動レベルだと同じような次元に何度も接続してしまうのではなかったかと。 特に後半は装置(父別次元のトラック)が故障して同じ次元に往復暴走(顔面フラッシュ)して覚醒した…だったと思います。