シン・オブ・アメリカのレビュー・感想・評価
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英雄はいませんでした
何回も出てくる「英雄」、ブルース・ウィリス演じる保安官は英雄になりたかったのかも
唯一悪い人ではないただのバカ息子の保安官補、失踪の真相を探る兄妹も彼氏も、みんながみんな良い人ではなくて、ひたすら悪いだけのやつもいたり、この作品では英雄どころか良い人もHAPPYになった人もいませんでした
またブルース・ウィリスは名ばかりのB級作品かと思っていたら、ずっとブルース・ウィリスが出ていてくれたので☆2コです
表と裏、右と左
ジョージア州では年に631回の失踪事案があり、大抵は1日で行方がわかるという...
小さな田舎町でしがない薬剤師をしているキーツという老父の大邸宅(大豪邸?)にて人質籠城事件発生。犯人の男女3人は10年前に失踪したとある清廉潔白な女性の消息を掴むため、最後に一緒にいたとされるキーツに尋問したいのだという...
警報と通報を間接的に受けさらにグダグダダラダラと現場に到着した、当時失踪事件を担当した保安官のベンと、銃よりドーナツな保安官補がなるべく穏便に対応しようと試みるのだが、失踪事件の黒幕であることをサラサラ隠す気の無い街の有力者ラトリッジが全てを闇に葬ろうと大手を振って動き出すのだった...
如何にも悪事を働いていそうな街の有力者ラトリッジさんには、キャンプファイヤーが大好きなお掃除屋さんたちだけでなく、地元警察にもFBIにだって愉快な仲間たちがいて、
絶対正義ブルース・ウィリス演じる保安官のベンも彼に多大なる恩義があるようで頭が上がらず、ご子息の面倒見役であることもあって下手に動くことができない。しかし保安官補であるその息子はというとドーナツ以外には無頓着でホントに何にも知らない模様。
立てこもり犯の3人はというと、姉であり恋人であり家族だったブリジットなる女性の失踪事件の真相を解き明かそうとキールを尋問するが、個々で浸る思い思いの思い出と齟齬が生じると苛立ちを隠せない。
立てこもり犯と人質。犯人と警察。如何にも悪い奴らと絶対絶体純真無垢な少女。一見で判断される善と悪の構図の中で渦巻くモヤモヤしたなんやかんや。
男女3人が失踪事件の真相を解き明かした方法はどんなものだったのか? 正攻法で辿り着けただろうか?
またその動機は、彼らをそこまで突き動かしたモノは何だったのか?
彼らが解き明かしたかった真実と明かされた真実はどのようなモノだったのか?
彼らはとある真実に則り、信じたい真実を解き明かそうと試み、1つの真実を解き明かした。ではそれぞれの真実は同義に為り得るか?
真実とは時に不都合で。明かされた真実が望まざるモノだった時、それは解き明かすべきではなかったのだろうか。では望みたい真実だけを追い求め信じ続ければいいのだろうか。
真実とは如何様なモノなのであろうか、どのように見極め向き合っていくべきなのだろうか・・・
「交渉人」(1998)...「ホステージ」(2005)...「渇き」(2014)...「キラー・インフェルノ」(2016)...「暗黒女子」(2017)...
解任される役立たずの保安官
ブルースウィリス扮する保安官ベンワッツは、町を牛耳る有力者のいいなりになっていた。人質事件が発生しベンが交渉に当たったがFBIに任せる事になった。
今回ブルースウィリスは途中で解任される役立たずの保安官役。引退前だったからこんなていたらくな役でも満足してたのかな。最後に踏ん張るが裏切り行為で盛り返そうとしても良心が蘇った様な話だし英雄になろうなんてちょっとね。
全てがダメな2流映画
演出、脚本、撮影、演技、全てがボロボロ。ハリウッドにもこういう作品があるんだなぁと思わされる。ブルース・ウィルスが出てるアクション映画という理由だけで、映画をたくさん見てない人がこの映画を観たら、映画って、つまらないものなんだなぁと刷り込まれること請け合い。
全体像を見せない意図がわからない
行方不明になった女性の行方を探す3人組が、ある家に立て籠もり町の権力者に闘いを挑む物語。
極めて低い評価を付けることが多いブルース・ウィリス主演のB級映画ですが、この映画は「マシ」な方でしょうか?
権力者が牛耳るアメリカの片田舎。その田舎で行方不明になった女性を探す為に、3人組が権力者や保安官に闘いを挑みます。
製作者側が意図したことなのでしょうが、冒頭から全体像が明示されずに、とても見難く感じます。敢えて「見え難くする」メリットがなく、製作意図に疑問を感じます。
銃撃戦の迫力は感じますが、戸建の家に立て籠もる緊迫感を表現出来ていないのが残念なところ。
それでも勧善懲悪のカタルシスを鑑賞後に感じることが出来たのはプラスポイント。
私的評価は、やや厳しめにしました。
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