「恐怖の黒電話」ブラック・フォン ヨークさんの映画レビュー(感想・評価)
恐怖の黒電話
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玄関ドアの暗証番号を入力するシーンの緊張感がハンパなかった…!そもそも階段上がったらあの仮面殺人鬼が座ってる姿に恐れ慄いて地下室に戻ってしまいそう…。
無念のうちに殺された少年たちがフィリーに電話をかけさせたのは、妹の不思議な力によるものなのかそれとも残留思念によるものなのか。いずれにせよいくつもの命がバントのように繋いで繋いで最後にはホームランを打つラスト。冒頭の野球やイジメなど打たれてばかりの前半との対比。そして予知夢をみることのできる妹とのブラザーフッド的な要素もある。
醜形恐怖症なのか顔を隠さないと生きられないような犯人にどんな過去があったのか、なぜ子供ばかりを狙うのか、そのあたりの深掘りがあればもっと面白かったかも。
あと、最後に連続殺人鬼とはいえ人を殺したフィリーが恐れられつつもどこかヒロイズムを感じさせるような終わり方に違和感を感じてしまうけれど、これは文化の違いか。
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