劇場公開日 2023年3月24日

ロストケアのレビュー・感想・評価

全304件中、121~140件目を表示

4.0演出、脚本、俳優全て非常に良かった。 犯罪はダメだけど、非常に難し...

2023年4月9日
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演出、脚本、俳優全て非常に良かった。
犯罪はダメだけど、非常に難しい問題を、両者の葛藤を
丁寧に描いていて、全くだれることもなく、心動かされた。鏡のカット、俳優さんたちの本当に凄いお芝居、これは良作でした。

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おれ

3.0介護は他人に任せましょう

2023年4月9日
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泣ける

悲しい

お金が必要ですが…
「老後の資金」とは、自分だけではなく、
家族の老後の資金でもあるんですよね。
被介護者の年金だけで賄える人は、この先どんどん減っていくでしょうし、
今後、介護に疲れて殺人というケースは増える一方かと思われます。
社会問題化しても効果的な手段が無ければ、
いずれは安楽死問題として向き合わざるを得ない時代が来ると思いますね。
松ケンのやったことは、一般的には、本人や家族の意向を無視して行った、
「身勝手で歪んだ正義」でしょうが、
本人が「ロストケア」を望んで、国家がそれを行えば、
それは立派な「正義」となるわけで、
社会がそれを望む、そうせざるを得ない状況となる、
そんな時代が必ず来ると思いますよ。

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ねこぞう

4.0社会に影響を与えてほしい映画

2023年4月8日
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鑑賞方法:映画館

人が死んでいくサスペンスもので苦しい映画かなと思って見るのを避けようかなと思っていたが、大ファンの長澤まさみが出ているので腰を上げて見に行った。
人が殺されていくシーンなどは無く、社会派な介護の現実を突きつけられた良質な作品でした。見て良かった。
柄本明の演技が本当に凄かった。もう、介護されているボケ老人にしか見えなかった。凄まじい。
丁寧に作られた作品で1シーン1シーンが良い。ラスト前に法廷で戸田菜穂が「人殺し!」と叫ぶシーンが忘れられない。
自己救済になる一石を投じられた問題作、いや、話題作になってほしい映画でした。お勧め。

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やまねっと

2.0想定内の物語を 想定内の台詞と 想定内の演技で 全て説明し尽くす一...

2023年4月8日
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想定内の物語を
想定内の台詞と
想定内の演技で
全て説明し尽くす一本。
見て得る物は何も無し。

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きねまっきい

4.0自分がして欲しいことを人にしてあげる

2023年4月8日
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鑑賞方法:映画館

つらいリアルな描写が多く、多くの人が直面するであろう事柄でありながら、目を背けがちな場面も真正面から捉えていると思いました。
長澤まさみさん演じる検事の大友に感情移入していましたが、殺人犯の斯波にも感情移入できてしまうのが、みていてつらいし考えさせられるな、と思います。
「自分がしてほしいことを、人にしてあげなさい」って言葉がこんなにも重く感じるとは思いませんでした。
松山ケンイチさんも長澤まさみさんもよかったですが、圧巻なのは柄本明さんでした。すごくリアル。

席に着くのが本編直前になってしまったんですが、最初から見れていて本当によかったです。冒頭見逃しそうな人は次の上映時間を待ってみた方がいいと思います。
斯波のことを慕っていた新人の女の子の最後の描写が私的にはいらないかなあっと思いました。

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へなそうる

4.5たまたま穴には落ちなかったけど

2023年4月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

この社会には穴が空いている。その穴に落ちた人間はそこから這い上がることはできない。その通りだと思う。穴に落ちるのは、その人間のせいなのか?いや、誰もが一つ間違えばその穴に落ちてしまう。僕はそう思っている。僕は何とかその穴に落ちずに父の最期を看とることができた。ぎりぎりだった。斯波を裁くことなんてできない。斯波を裁くことのできる人などいるのだろうか。そんな思いでこの映画を観た。
斯波が父にニコチンの注射をうち、今際の際の父を抱き締めたとき、折り紙に書かれた父の感謝の言葉を見たとき、涙腺大決壊。父の最期を思い出した。僕は斯波になっていた。そして、そう遠くない未来に自分の番がやってくる。
医療従事者という人のレビューで、この設定、状況は少し古いというのを見つけました。僕が父を看取ったのは12年前、原作が10年前。この社会のこの状況は少しは好転しているのだろうか。

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ゆみあり

2.0ちょっと古い

2023年4月8日
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鑑賞方法:映画館

医療従事者です。割とひねりがなくて淡々と進んだ印象でした。
介護はアウトソーシングが基本になってきていますし、
家族が面倒をみるのが当たり前という考えは過去の遺物ですので、
ちょっと内容が古いと思ったら原作は10年前でした。
松山ケンイチに共感できるという人たちは
やまゆり園事件をどのように思っているのか興味があります。
同じ介護でも障碍者と老人は別だ、という考えは危険な気がします。

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MAC

4.0老若男女問わず観てもらいたい映画

2023年4月8日
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この映画を観たあとの感想ですが、本当に観てよかったと思いました。
現代社会の介護問題、高齢化問題、社会問題を事細かに現した作品。
私はまだ周りで介護をする人やされる人がいない為、映画を観たあとに色々と考えさせられる映画になりました。
この映画を観て、これをきっかけに大切な人たちが元気なうちに話し合っておきたいと思いました。
そして出演者の松山ケンイチさん、柄本明さん。演技が素晴らしかったです。掛け合い・間のとり方、観ていてとても引き込まれます。
そして涙があふれました。他人事じゃないこの作品、みなさんに観て頂きたいです。

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Choco

4.0どっちが正義か

2023年4月8日
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鑑賞方法:映画館

倫理的にはどちらが正義なのかは明白ですが、この映画を観てると松山ケンイチに理が有るように感じてしまいます。
当事者になってみないと分からない問題提起の作品でした。
「すべてうまくいきますように」とセットで観るとまた考えさせられます。

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やまぼうし

4.5みたいものとみたくないもの

2023年4月8日
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松山ケンイチさんに引き寄せられる。
不思議と目で追ってしまう。
もっと沢山この人の演技をみたくなる。
とても魅力的な俳優だと改めて思った。

いつもこの手の映画では泣いてしまうのだが、今回は泣けなかった。これは、高齢の両親に対して、ちゃんと親孝行ができていないと自分が感じているからと思う。
泣いてしまったら自分が偽善者になってしまうと思い、感情移入にブレーキがかかってしまった。
それだけ描写がリアルだった。
両親の将来について考える良い機会となった。

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oracle

4.0柄本さんのこと

2023年4月8日
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天国の渥美清さんが本当に悔しがるか喜んでいてはると思います。(日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をと思ったが、もう主演も助演も獲ってはるし、柄本さんに名誉賞を!!!!まだかなり先ですが スイマセン・・笑)

柄本明さん、最高でした。今まで脇役でアクが強い役が多く、正直苦手な部類の役者さんだったのですが、心底息子の斯波の世話にとても居たたまれない位感謝しながら、そして心と体の痛みとの矛盾に慟哭する父親。これは私が今まで見た映画の中で、えげつないほど素晴らしかった。

私も介護関連職なので、映画でのケアの場面の描かれ方に大いに疑問がわき、そこで現実は違うのにとか思うと、心がすーっと引いてしまうことが多かったのですが、この作品はそこをクリアに社会問題としても、ちゃんと描いていたので良かったです。

冒頭の渥美さんと柄本さんの掛け合いが楽しめるのは「寅次郎あじさいの恋」って作品です。私は男はつらいよで最も好きです。

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ソルト

4.0本当に考えさせられる

2023年4月7日
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日本で現実に起きているリアルな介護現場に焦点を当てた映画です。

壮絶な介護現場、それを真正面から受け止めなければならない家族の葛藤、家族との絆、愛情。 観てて様々な感情が湧いてきて移入して、涙が出てしまった。

誰でも起こりうる話。 目をつぶらずにきちんと見ないといけないなと思った。

若い人も含め是非いろんな人に観てほしい映画だと思う。

いまや学校行きながら介護してる子らも沢山いるらしい。
みんなで考えて行かなくてはいけないと思う。

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西国くん

4.0相手への愛ゆえに追い詰められてしまう"介護"という名の底無し沼...  親族介護を題材に身近な滅私奉公の現存とその是非を突きつける社会派映画!!

2023年4月7日
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 とある地方の町で起こった介護職員の関係する殺人事件と、そこから偶発的に明らかになった件のデイケアセンターのサービスを受けていた被介護老人達の死の真相を巡るショッキングサスペンス。
 渦中の犯人を至極真っ当な生命倫理の観点から断罪する主人公ながら、愛情を込めるがゆえに自分も相手も追い込んでしまう親族介護のどうしようもない皮肉を孕んだ顔と、自らの振りかざす正論が社会の同調圧力の一片となって介護現場を追い詰めている厳然たる構造と対峙することとなります。
 "介護"という誰しもが人生の何処かのステージで直面するテーマゆえに対岸の火事とは見做せない性急さがあり、犯人が如何にして"喪失の介護"を奉じるに到ったかの人生遍歴を追うミステリーとしても大変見応えの有る一本でした。
 常に適度な距離感を保ち得ないと知らずの内に彼我双方に不幸を招いてしまう介護というものの難しさと、それが万人に何かの切っ掛けで降りかかり得るという現実にぐうの音も出ないのが正直なところです。
 そしてそれを考えれば、普段の生活の中で目にする様々な形の介護現場に対して"かくあるべき"という先入観の眼差しを向けることが既に静かな暴力かもしれない、という気付きを得る意味でも意義深い一本だと感じました。

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O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)

3.0あなたも傍観者から当事者へ

2023年4月7日
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介護疲れの人達を「救う」ためにご老人を殺すことは正義なのか。
安全なところからこの問題の傍観者として検事の長澤まさみ。社会の穴からこの問題の当事者として介護士の松山ケンイチ。二人が対峙するシーンがこの映画の最大の見どころです。

信念をもって人々を「救った」と理路整然と主張する松山に対し、長澤まさみは感情をもって社会正義を説いていきます。しかし、殺人者の境遇を聞くにつれ、長澤まさみの正義は徐々に揺らいでいき、最後は間接的ですが、当事者として犯人に向かいあう場面がクライマックスです。

誰もが多かれ少なかれこれから経験することや経験したことがある介護問題。その裏側にある貧困問題。脆弱な社会のセーフティネット。
ところどころで「え?」っていう設定(事件をきっかけに風俗嬢に堕ちる後輩等)はあるものの、この映画を通していろいろ話してみてもいいかもしれませんね。

最後に。
痛々しくリアルで。柄本明の演技は圧巻の一言!

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ねじまき鳥

4.0「穴」をどれだけ狭く、深さを浅くすることができるのか

2023年4月7日
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【社会派】★★★★★(メインは介護だが、それ以外も小出しに表現)
【構 成】★★★★★(場面転換が素晴らしい)

全日本国民に見せるべきかと、特に子供に(子供には見せたくない派が多そうだなぁ…)。

ここまで脚本しっかりして真面目な映画なら、主人公を半白髪(ビジュアル派)じゃなくストレスで禿げ上がった容姿にしても良かったのでは?と言ったら「それはだめ」と苦笑される。そうか…ダメなのか。
現実だと、狭いコミュニティ(映画だとデイケア)ではなく広範囲のSNS上の「救い」委託とかで微塵も足が残らないような「救済」とかが行われているんじゃないかなぁと想像してしまうほど。
この社会問題はどんな世代も他人ごとではないし……
長生きか否かよりも自身の身の回りのクオリティオブライフ()に一喜一憂し、我先に「呆け」を遠ざけよと脳アンチエイジングに飛びつかざるを得ない世代が大半を占める現代。
それこそ
○十年後に「見たくない現実」に囲まれても「見ることができる現実」として社会全体で受け入れることが可能な社会とは何かを考えさせられる一作。

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sum

5.0松山ケンイチ、長澤まさみやはり好き

2023年4月7日
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かなりの秀作
多くの日本人に観て欲しい

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haitanio

4.0さもありなん

2023年4月6日
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家族で介護をする。
認知症になり、痴呆になり、世話をしてくれる人が誰かも分からなくなる。
おまけに徘徊や暴力暴言…それならまだいいのかもしれない。糞尿の管理ができない、食べる…そんな状況でも、まだ家族という名前の絆を押しつけることが平気でできるのか?
この国は、そう。
穴に落ちた人間は、ずっと耐えていかなければならない国。

テーマソングをこの曲にしたって、ある意味すごいと思います。
さもありなん…それは追い詰められた人を救う言葉かも。

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ぷぷぷ

4.5ぎゃん泣き

2023年4月5日
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泣ける

悲しい

これは泣くかな、眼精疲労で目の奥がズーンと痛くなっているのが少しは癒えるのかなと期待したら、泣きすぎて鼻啜りすぎて詰まってしまって余計に頭が痛くなってしまった。
私も検事さんと同じように安全地帯にいる。特養の方々には頭が下がる。そして、多少は違えども、この検事さんと境遇が似ている。多分母は父が亡くなったことやその原因を知らない。というかすっかり抜け落ちてしまっているのだ。でも、私は敢えて言ってないし、今後その話になったら話そうと思っている。1週間に2回ぐらい父にごめんなさい、と思いながら。

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印刷局員

4.0介護の課題

2023年4月5日
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介護の辛さがわかる作品。松山ケンイチの逮捕後の顔が、介護の仕事をしてる時と別人のようにきれいだった。神の如く、救ったという心境なのか。
最後の検事の長澤まさみが殺人犯の松山ケンイチに懺悔のような自分の後悔を話すシーンは、些か疑問。自分の苦しみを吐き出す相手が殺人犯でいいのか?やっぱり殺人と思ってないのか?
長生きが良いのかわからなくなる。介護で苦しむ人は多い。誰もが入れる老人ホームがあれば救われるのに。帰り道、亡くなった父親のことをぼんやり考えていたら涙が出た。柄本明さん似てるし。

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olivia

4.0もう人ごとでは無い!

2023年4月5日
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怖い

知的

難しい

この先もっと大きな問題になるであろう介護のお話
本作品では、犯人の介護士と検事の真っ向からの正義と救いの事が描かれているが犯人の思想など関係ないのだ
今の法律では如何なる理由があっても殺せば殺人罪なのだから
問題なのは介護にかかわるする側される側を誰がどのようにケアしてくれるのか
行政、民間etc… 誰に何をどのように相談すればいいのだろうか
殺すことが救いなら地獄を見る前に救ってやれって

しかし先のことや他者のホントの気持ちなど誰にも分からない
私の親のこともきちんと考えなければ、人に任せっきりで矢面に全然立ってない
腹が立つほど身につまされた作品でありました。

追記
医療が進み人の命も健康不健康どちらでも「長生き」出来る時代がこの先も続いていくでしょう
長生きとは、どこまでしたらいいのだろうか?
昔は不老不死が題材の映画などがありましたが今はそんなものない!
もうそこまで長生きしたいと思うさわなくなったのでしょうかね、老人の時が長くなることのリスクが恐ろしいですからね
例えば医者が病気で瀕死の状態を救っても家族から冷たい目で見られるような事もとっくに起こっているのでしょうね
本人が「死にたい」と言おうが「死にたくない」と言おうがお構いなしに医者は命を救わなければならない
救って家族に地獄をあたえる
とても難しいです
改めて映画『PLAN75』が重く深い作品なのだと思えてしまう

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カルヴェロ