劇場公開日 2023年3月24日

ロストケアのレビュー・感想・評価

全408件中、101~120件目を表示

5.0グッときて

2023年8月13日
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ハッとして、パッと目覚めました。

介護に認知症が絡んだ時の周り共々蝕まれるやるせなさを感じました。

そしてやるせなさの向こう側に降り立った独りよがりの正義に答えが出せない感じ。

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もひょもひょ

4.0介護の現実。

2023年8月9日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

役者全てが素晴らしかったです。
柄本明さん。
とにかくスゴい。
介護が必要になっていく様が生々しくリアル。
あの演技があったからこそテーマがよりリアルになったと思います。

公開してすぐに見ていたのですが、この作品は心が痛くなりすぎて思いが纏まりませんでした。
殺人は絶対やってはならない。
とは限らないかもしれない……。
その殺人が誰かの救いになる。
そう思うと…

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あまいち

3.0あのラストはぁ、、、

2023年8月3日
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市丸よん

4.0老いて最期、重要なイシューですね。 郷里の親はどうしているかなと、...

2023年7月25日
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悲しい

怖い

老いて最期、重要なイシューですね。
郷里の親はどうしているかなと、痛さを伴って感じられるような。

どアップの表情、役者さんらのすごみを感じました。

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woodstock

4.0溜飲は下がらなくてよい

2023年7月6日
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北枕寝二

3.0あ、あ、誰だっけ~、吉本の~

2023年6月18日
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あ、あの、あ、誰だっけ~~~
確か吉本新喜劇の~~~
っと、思ったら綾戸智恵さんだった!

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jasmine

4.0身近に感じる出来事。

2023年6月5日
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鑑賞方法:映画館

観る人の年代にもよって感じ方はあると思うが、とても身近な社会的な課題である。当事者は苦しんでいるが、周りの人にはなかなかわかりづらい生活の状況。自分自身にも他の人にも、少なからず起きることであり、そうなった時に自分がどう思って、どう行動するかは正確には想像できない。この映画では、ある意味、その場合の最悪な精神状況を前もって知ることができる。
全く退屈させないストーリー展開で、配役も絶妙で、うまく映画にした良作だと思う。
40歳以上の方には観て欲しい。若い方はもう少し歳を経たら観て欲しいかなという感じ。

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FKMovie

4.0最後が良かった

2023年6月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

思い込みと言えばそう。
救ったといえば、それも否めない。
お父さんとのシーンも、すごく良かったです。
裁判所での言葉に、なにか全てが詰まってたように私は感じました。
どんなに辛くても大変でも、かけがえのない家族なのです。

経験とか諸々によって、感じる部分は違うんだろうなーと。
森山さんの曲もすごく印象的でした!!

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kkis

4.5観れて良かった

2023年5月20日
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鑑賞方法:映画館

ケア日記の朗読シーンに涙がこぼれてしまった。

穴には落ちていないが、
検事のように完璧な安全地帯にはいないので、
殺人はダメなことと解っているのに、介護士・斯波宗典 側に立ってしまって…

もう、辛いというか悔しいというか…
何とも言えない胸を締め付けられるような…

尊厳死問題や、貧富差、適確に作用していない行政
これは目と鼻の先のことだから、
目をそらさずに、もっと真剣に、国が大々的に考えて欲しい。
非常に深く考えさせられる作品でした。

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hkr21

3.5見事な伏線

2023年5月19日
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鑑賞方法:映画館

伏線の仕掛けがあまりにも見事な作品です。

本作の紹介文としては、「42人もの老人の命を奪い、その殺人を“救い”あるいは“介護”であると主張する連続殺人犯と、彼の罪を強く非難する検事の対決を描き、なぜ犯人は殺人を犯したのか、その真相に迫る社会派エンターテイメント。」とあり、深刻な社会問題を下地にしながら、そこに猟奇的殺人の謎を解くミステリー要素を盛り込んだサスペンスドラマと捉えられますが、私は全く異なる感想を抱きました。

巻頭の、長澤まさみ扮する大友検事が、孤独死した老人の暮らす部屋の現場を検証するシーン、このシーンの意味が巻末のシーンで解き明かされます。
この巻末シーン前のラスト30分、大友検事と松山ケンイチ扮する犯人の斯波の二人での、殆ど台詞のない寄せアップでの長回しが交互に続くシーン、演技派二人の面目躍如たる、息が出来ないほどの重く濃い空気が映画館内を覆い尽くしていました。
ここで長澤まさみの目が変わりました。それまで1時間半に亘りエネルギッシュな探求心と検事としての正義感に満ちて煌めき輝いていた目が、一気に澱んでどんよりと沈んだ目に一変します。
一方の松山ケンイチ。それまでの無感動で死んだ魚のような無気力な、まるで生気のない目が急に生き生きと輝き出します。
私には、この転換が、この瞬間には意味が分からず理解不能でしたが、このシーンに続く巻末の映像で、一気に氷解しました。
この映画の本質は、この二人の“目”の輝きの入れ替わりを伏線とした、瞑想ないしは夢の中の物語です。

本作は、明らかに大友検事目線でカメラは捉えて進行します。これは多くの方も共感されると思いますが、実はこの映画は、単に彼女目線で捉えただけではなく、斯波というシリアルキラーを触媒としつつ延々と2時間続けられた、彼女の、父親の死に対する悔恨に根差す壮大なモノローグだったということが、ラストに至って始めて明らかになりました。
実際に斯波という介護士による大量殺人があったかどうかは、本作にとって問題ではありません。あくまで大友検事の心の内の後悔と葛藤を、見事な伏線を張り巡らして描いた作品です。

これは偏に、緻密に練り尽くされた脚本の完成度の高さに基づくと思います。
松山ケンイチと長澤まさみの二人の対話劇は、濃密で重厚な舞台劇のようであり、ダイアローグドラマのような展開に、観客は上映中、終始スクリーンに熱中し没入していました。

とはいえ、上映中はその圧倒的重力に吸い寄せられながらも、一方で観終えた後に強い疲労感と脱力感が残る作品でした。

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KeithKH

4.0めちゃ殺すやん

2023年5月13日
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泣ける

悲しい

知的

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ヒロポン

4.0喪失の介護とは

2023年5月10日
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悲しい

怖い

介護保険制度はいつから始まったのか、調べてみたら2000年4月だった。一人暮らしの高齢者、高齢者のみの世帯、認知症高齢者など介護を必要としている人が増えてきて社会問題として騒がれてきたのはそのころだったのかと今更ながら認識した。
介護福祉士という国家資格は1987年から存在するようなので、2000年というのはこの映画の舞台となっている訪問介護センターのような介護ビジネスが興隆していく節目となった年だろう。そして、それから20年以上経った今、高齢化率はますます加速化して、介護ビジネスも年々市場規模を拡大している。もはや介護問題は国民一人一人誰にとっても他人事ではなくなったといえる。
「だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と予言者である。」
(マタイによる福音書)
これは介護士が信条としている言葉であろうことは想像できるが、営業系の仕事に携わっている私でさえも戒めにしている有名な聖書の一節なので、まさか人を殺す動機の言葉になるとは思ってもみなかった。
「殺すことで彼らと彼らの家族を救いました。」「僕がやったことは介護です。」「喪失の介護、ロスト・ケアです。」
介護で苦しむのは、介護される本人とその家族である。認知症の場合、本人は一時的に症状が落ち着いた時に、自分自身への怒りと嘆きを吐露する一方、家族は症状が進みだんだんと壊れていく父や母を見るのがつらくなる。介護現場はこれ以上どう頑張って何をすれば正解なのかわからないという状況に追い込まれる。
「絆は呪縛であり、誰も救うことができない呪縛から助けるのが、自分に与えられた役割だ。」
自分の父や母には、明らかに家族の「絆」があり、それは決して切れるものではない。斯波はその呪縛から家族を解放するために行動を起こしたと主張する。
斯波の起こした行動を正しく審判できる人間はいないと思うが、介護される人を尊厳のあるうちに見送り、家族をその絆が理解できるうちに見送らせたとはいえるかもしれない。

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ミカエル

4.0足立由紀のその後は本当にいらない(激怒)

2023年5月5日
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悲しい

怖い

知的

2023年映画館鑑賞24作品目
5月4日(木)ムービーオンやまがた
1800円

監督と脚本は『パコダテ人』『パローレ』『ブタがいた教室』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『老後の資金がありません!』の前田哲
脚本は他に『小さき勇者たち〜ガメラ〜』『ストロベリーナイト』『四月は君の嘘』の龍居由佳里

救済と称して42人の老人を殺害したヘルパーとそれを許さない検事との対立

サスペンスとかミステリーというより社会派ヒューマンドラマ
親子愛がテーマ

10年前の小説なので訪問介護とか家族の介護とか今の現状とはだいぶ違うだろう
それを踏まえて前田監督も龍居さんもこの映画を作ったんだろうか
この映画はあくまでフィクションでありドキュメンタリーではないので観客を楽しませるため誇張も多々あるだろう
多くの人々に共感を得るためには竹を割ったようなわかりやすさが求められる
それでも多くの人々が考えさせられたのならいいだろうだが考えさせられたから何ができる
所詮多くはデモ行進したりネットで政府を批判したり自民党に票を入れた奴らは全員ネトウヨだと詰るのがオチだろう
まさか俺も私もとニコチン注射で救世主になろうとコピーキャットやらかす人が続出しないだろう

意外にも松山ケンイチ長澤まさみ初共演
取り調べの2人のやり取りが良い
冷徹な犯罪者と熱すぎる検事
検事があんなに感情的になるのはいかがなものかと思うがこれは娯楽映画だしまあいいだろう
ただちょっと声が大きすぎる箇所は一つあった
シアター全体が大きく響いた感じ
これが映画館の魅力でもある
スマホやタブレットやDVDにはこれがない

そんな2人よりも凄かったのは柄本明の怪演
今まで見た柄本明の中でダントツで最高の芝居
これなら2人の息子に毎回ダメ出ししても説得力あるわ

ずんのやすも充分場に溶け込んでいた
ずんの飯尾が役者で高く評価され相方のやすのほうはどうかと思ったが少なくとも悪くはなかった
カンコンキンシアターで鍛えられたのかな

残念なのは2点ある
裁判所の戸田菜穂が突然「人殺し!」などと叫んで退場される場面
あまりにも唐突すぎた
そこまで至る場面がカットされたのか初めからないのかわからないがそれならこれもバッサリとカットしてほしい
中にはこういう遺族もいるんだよと斯波宗典に共感している人たちに冷静になって考えてみろよと冷や水をかけたのだろうがそれならもっと丁寧な作り方をしなければ存在そのものが大きなお世話だし野暮というもの

もう1点は憧れの先輩ヘルパーに裏切られショックを受けて新人ヘルパー足立由紀はセンターを辞めるわけだがその後に自棄のやん八で風俗嬢になるくだりは絶対にいらない
猪口真理子がホワイトボードから磁石付きのネームを外す場面だけでいいよ
たしかに世の中には稀に由紀のような女はいるかもしれない
だとしてもこれは絶対にいらない
端役だし
観客に想像させてよ
興醒めした
あまりにも突飛で尚且つ男性的な安易な発想
前田哲監督を鼻で笑ったが同時にむかついた
本心は女子を小馬鹿にしてんじゃないの?
俺は男だけどちょっと軽蔑するな前田哲監督
女の脚本家は猛烈に反対するべきだったしプロデューサーも同罪
加藤菜津の事務所からなんでもいいからもっと出番を増やしてと泣いて頼まれたのだろうか
実情がわかれば評価も多少変わってくるが
AKIRAって映画評論ブロガーは好意的に受け止めているようだが俺は絶対にダメだね
現実逃避?馬鹿げてる
売れっ子監督のようだけど一寸先は闇だよ
映画監督がそっちの穴に堕ちたら何かとうるせー今の時代いくらカネを積んでも手を差し伸べてくれる人はなかなかいないよ

この二つのシーンがカットされていたら星5だったのに惜しい
とても残念

エンディングテーマの森山直太朗の美声が良い

宮城県も岩手県も上映期間が終了したためドライブついでに久々に山形まで出向いたがそれだけの甲斐がある傑作ではある
まだ観てない方で比較的近くで上映している映画館があるなら是非そちらで観てほしい
タブレットでいいよとか1800円も払えないよとか観客ガチャとか嫌だよとかしょうもないことほざかないでさ

配役
老人訪問介護センターのヘルパーで殺人犯の斯波宗典に松山ケンイチ
検事の大友秀美に長澤まさみ
大友検事を補佐する事務官の椎名幸太に鈴鹿央士
介護老人の娘の羽村洋子に坂井真紀
洋子とは別の介護老人の娘の梅田美絵に戸田菜穂
老人訪問介護センターの先輩ヘルパーの猪口真理子に峯村リエ
老人訪問介護センターの新人ヘルパーの足立由紀に加藤菜津
洋子と親密な関係になる春山登にずんのやす
大友検事の直属の上司にあたる検事正の柊誠一郎に岩谷健司
老人訪問介護センターのセンター長の団元晴に井上肇
大友検事からの取り調べの最中にムショ生活を懇願する万引き犯の川内タエに綾戸智恵
警部補の沢登保志に梶原善
秀美の母の大友加代に藤田弓子
宗典の父の斯波正作に柄本明

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野川新栄

3.5善悪の違いとは

2023年5月4日
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泣ける

「殺人」とだけ聞くと、「悪」と勝手に脳内で変換されるが
結局のところその全てが悪なんだろうか?と思うことがあります。理由や、それに及ぶまでの経緯を聞くとハッキリと「悪だ」なんて言えないこともあるんですよね。誰しもが悪という場所に足を踏み入れてしまう可能性がありますが、今作ではその場所に足を踏み入れさせないために自ら進んで「救い」(ロストケア)をしようとしたある一人の男性の物語です。
私はレイトショーでこの作品を鑑賞しましたが非常にずっしりと心に来ました。こういう問題を作品にするということはすごく大切な子だし様々な世代の方に観て欲しいなと思いました。
苦しいですね。

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mame

4.0見たいものと見たくないもの

2023年5月3日
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悲しい

興奮

知的

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加田瀬恋

4.0登場人物それぞれの気持ちが よく解る。

2023年5月2日
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原作未読 故えに 予告編を頼りに
本作はミステリー的要素が多々ある映画だと想像して鑑賞しましたが、社会派映画でした。

「人の(両親の)人生の最後を一緒に看取る」という事は、
大変な事で、安易な事ではない。
お金は大してかからないが、"自分の時間"以外にも多くの事や人間関係、仕事。。。それ以外にも自分のプライベートの多々を犠牲にする事にもなります。
自分の人生の"ある期間"すべてを占めてしまう事です。

しかし僕達はロボットでもないので、見送り介護が自分の生活の中心に成ってしまう事を負担に感じてしまう事も当然あります。
それが「人としての是非なのか」と改めて考えてしまう映画でした。

長澤まさみさんは良い女優になりました。

この映画を観たら、看取られる側から描いた映画「ファーザー」と併せて観る事をすすめる。

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YAS!

4.0終活してぽっくり死にたい

2023年5月2日
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泣ける

悲しい

難しい

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ゆき

3.5_φ(・_・痛いほどわかる

2023年4月30日
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鑑賞方法:映画館

小生も父親の面倒を見ていた時期があります。介護というより介護費用を月数十万払っていた時期があり、これがいつまで続くんだろうかと不安な日を過ごした覚えがあります。
辛かった、、、毎月手取りの半分が消えていくのですよ。父は呆気なく亡くなりましたが、死んだ時悲しい気持ちになりましたが、どこかホッとしたのを今でも覚えています。
この恥ずかし思いを兄弟に話したらみんなそうだったようで、今では笑い話になっています。この映画の肝は誰かにその思いを話すこと。話すことでくだらない考えを昇華させること。ですが誰かに助けを求めることができない人がたくさんいるのでしょう。そして嘱託殺人。悪循環の始まり。なんとかならないですかね、、、、。

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おにっち弐号

4.0自分の未来を考えさせられる映画

2023年4月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

公開前夜祭(舞台挨拶付き)を鑑賞。
予告から、センセーショナルな事件を扱うストーリーを想像していたが、穏やかでどこにでもある介護現場と介護士たちの日常、介護する家族たちの日常や現実など、自分自身に置き換えて考えさせられる作品だった。
何が正しいのか、答えはわからない。
主演の松山ケンイチさん曰く「佑くんになったつもりで演じた」という柄本明さんとのシーンには胸を締め付けられた。

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なごん

3.5人生の「盛り」は、コドモが小さくて親も若い頃

2023年4月27日
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人生の「盛り」は、コドモが小さくて親も若い頃。自分しみじみ、実感があります。
斯波の父が昔のアルバムを見たがる、大友の孤独死した父がそばにおいていたのは若い自分と小さい娘が写った写真。老いて壊れていく自分を止めることができない老親が心の慰めにするのはその頃の幸せな記憶に浸ることだ。
世の中にはいろいろな親子の形があって、毒親なのに見捨てることができなかったり、親を愛するがゆえに自分の人生を潰さざるを得なかったり。
「絆は呪縛」その通りと思いました。絆があるがゆえに自分を潰して仕えないといけない羽目になる。
もっとドライに、介護する側される側がお互いの幸せのために、介護を家庭の外の他者に託すことはできないのだろうか。介護地獄と生活苦がいちどに押し寄せたら、いっそのこと、というところに追い込まれてしまうのも無理はない。行政の支援はどうなんだろうか。

検事・大友の言葉よりも斯波の言葉のほうが説得力がある。というより、大友の言葉が屁理屈に聞こえることが多い。クリスチャンとして聖書を学んだ大友よりも、読みこんだだけの斯波のほうが聖書の教えの本質を理解しているんじゃないか、という気がする。

それにしても検事が直接事件捜査するもんなんだろうか

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かばこ