「あのラストはぁ、、、」ロストケア 市丸よんさんの映画レビュー(感想・評価)
あのラストはぁ、、、
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現代の社会問題にも鋭く切り込んでいるし、長澤まさみはじめキャストも熱演してる。
でも
じゃあ、映画として満足できたか、というと、、、、個人的には難しいかなあと。
長澤まさみ演じる検事にも老いた母がいることから松山演じる犯人の言葉に強気に返すことができない場面もあり、ラストでは心理的に寄っていく描写も。
ここが少し「ブレ」なんだよなあ。確かに親の介護って重いテーマなんだけど、そこに「42人殺し」ってこれまたショッキングな要素をくっつけたら、なんか、相殺されちゃって「味」が薄まっちゃったような、、、
遺族の人も「まさかあの人が」とか言ってたのが法廷で泣き叫んだり。一つひとつの場面はいいんだけど、全体としては左右にブレた感じがね。42人って数字は衝撃的でもその1つひとつはフラッシュバックのようにモブ扱いだしね。まあ、そのシーンそのものは良かったけど。
それに、あのラストシーン。あっけなく終わっちゃって、まあ、映画にあんま真面目なテーマつけるのもどうかと思うけど、それでとやっぱラストはある種のメッセージ性や象徴性がほしいところ。
題材もいいし、キャスティングも。いいんだけどなあ
わかったことは、長澤まさみの演技の幅がめちゃ、広いってことかな
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