RRRのレビュー・感想・評価
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温度と湿度の管理が完璧
高温、多湿。
どちらも単独だと命の危険を予感する不快感に繋がりますが、この二つを組み合わせたサウナはなぜか気持ちいい。
その気持ちよさを分析すれば
・身体の老廃物を強制的に排出できる気持ちよさ
・いつでもその苦しさを止められるという安心感
・止めた後の冷水やビールによるメリハリの快感(身体への善し悪しはさておき)
だと思います。
さて、関係ない話から入りましたが「RRR」。何が素晴らしいってサウナのように物語の温度湿度の管理が完璧なのです。
湿度が高い場面はちゃんと温度も高く、気分を落ち込ませずハイに持っていけます。
そしてすぐに湿度下げてサッパリ爽快なシーンを持ってくるこれぞオモテナシ精神。
インド映画お馴染みのダンスシーンも、ちゃんとストーリー上最適なところに持ってくるのでツッコミ無用の楽しさです。
3時間の長さを感じさせない、まさにエンターテインメント。今年一番のオススメです。
邦画の歴史物もちょっと見習って欲しいものです。
ここで感想も書いた「峠 最後のサムライ」なんて、終始低温多湿でジクジクグジグジと不快感を我慢する2時間。
せっかくの見せ場の筈のガトリング砲もショボくて短くて爽快感ゼロ。
まあ峠は論外としても、すぐにコメディに逃げたり中途半端に歴史切り取ったりしないで爽快感に全振りしたジャパニーズ歴史映画もいつか見たいものです。
ナートゥ
久々のインド映画、予告からひしひしと伝わるカオスさ。もうこれは期待せずにはいられないと、疲れた体に鞭打って劇場へ向かいました。特典はポストカードです。
最高でした。脳汁が溢れまくって大変になりそうなくらいには興奮しました。
今作、ほぼ止まる事なく物語が進んでいき、途中のインターバル(日本では休憩なく即次のシーンへ)を挟みつつも、とにかく2人の男が使命を果たすためにそれぞれの立場を利用しながら対峙する様子がメインで描かれます。
手始めと言わんばかりにラーマが反抗した住民をとっ捕まえるために大量の人の波に飛び込んで意地でも連れ帰る様子が最強感を漂わせてくれます。一つ一つの動作がカッコいいのもまた乙です。
2人の出会いが少年を助けるという流れは自然なんですが、その救出方法がいきなりぶっ飛んでいて、2人で即興バンジーをしてホイホイホイと助けて友情を確かめ合うという映像のド派手さ+スピーディーさに感情を掻っ攫われました。中盤くらいまでは中学生か!とツッコみたくなるくらいワチャワチャしていてその様子がとても面白かったです。気になる女性に声をかけるかけないでモジモジする様子とか最高すぎました。そしてナートゥというダンスを踊り、耐久勝負を見せる様子はキレッキレのダンスも堪能できますし、婦人たちが砂まみれになったり、おぼんをシンバル代わりにしたりと、独自性の強い映像を目に焼き付ける事ができました。
中盤の宮廷へ乗り込む映像、予告で流れていた大量の動物を解き放つシーンはここか!とまた一つ驚かされました。ライオンやら虎やらが一心不乱に兵士たちを襲い撹乱させ、と思ったら自分たちにも襲いかかってくるのでこれまた大変で、特に鹿のツノがぶっ刺さったまんまグワングワンされる様子は痛そうでした。
鞭打ちの拷問シーン、とにかく流血の様子が生々しく、それでも歌を歌って自分を鼓舞している様に感動し、と同時に笑いも溢れるなど感情がバラバラでした。インドの人々が兵士に逆襲を図るシーンはなかなか爽快なものでした。
そこから脱出、そして親友の奪還までをこれまたハイテンポで描きますが、振り落とされずに観てみるととにかく芯の通った男2人の強い友情を再認識させられます。肩車しながら突き進むシーンは人馬一体ならぬ人人一体でのアクションは新鮮味が溢れていました。2人で鉄骨を渡ったり、弾の装填を2人で行ったりと、ゲームで見るようなアクションを無邪気に映像にしている点には好感しかありません。森での決戦中に覚醒して超強くなるのもまた面白いです。宮廷をぶっ壊して皇帝の妻はハリガネにぐるぐる巻きにされて死に、皇帝はインド人に撃つ価値のない弾で撃ち抜かれるというなんとも皮肉な終わり方はもう天晴れでした。
エンドロールでのダンスも音楽も陽気で良かったです。途中途中出てくる偉人なのか革命者なのかよく分かりませんでしたが、愛国心が強いなーと思いました。
若干CGがちゃっちいところは気になりましたが、そんなものをもろともしないレベルの物量で向かってくるのでそれらを受け止めるのが楽しくて仕方ない作品でした。長いからどうだろう…と考えている暇があったらとにかく劇場に凸ってほしいと心の底から思う作品です。今年ベスト候補です。
鑑賞日 10/21
鑑賞時間 20:15〜23:20
座席 I-11
シータ役のアーリヤー・バットがめっちゃ美しかった
1920年、英国植民地時代のインドで、歌の上手い少女が英国軍にさらわれたため、ビームが救出に向かった。両親と弟を英国軍に殺されたラーマはある目的のため英国政府の警察官となり活躍し昇進を目指していた。互いの素性を知らずに、少年が列車火災で火に囲まれてる所を協力して救出し、それをきっかけに親友となった。しかし、ビームの仲間が英国軍に狙われ、ラーマはビームと闘うことになった。結末は如何に、てな話。
ストーリーは単純そうでなかなか奥深く面白かった。
英国に抗議する群衆のシーンなどものすごく多くの人を使って迫力あった。さすが人件費の安いインドだから撮れた迫力あるシーンだなぁ、って思った。
インド人1人より鉄砲の玉1個の方が価値があるとのたまう英国軍のボスが凄く悪役で憎々しかった。
特に総督の妻が最高に悪女で、ビームが鞭打ちされてる時に血しぶきが見たいと言ったりして憎たらしかった。
ビーム役のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.とラーマ役のラーム・チャランが似てて、最初は混乱しそうだったが、どっちもアクションが素晴らしかった。肩車攻撃最高だった。
インド映画でお馴染みの歌と踊りも良かった。
ラーマの恋人シータ役のアーリヤー・バットがめっちゃ美しくてダンスも素晴らしかった。
追記 23/7/29
激音上映での吹替版を観たのでそのレビューを追記します。
まず、アーリヤー・バットの吹替・久保ユカリが違和感なく良かったのが一番。
そして、正面にTADのサブウーハーを8台並べた激音上映は重低音が大迫力で素晴らしかった。
激音上映、機会が有れば体験してみるのも良いですね。
「ボリウッド」ではないインド映画
余計なお世話ですが、この作品も「バーフバリ」も、つくられているのは南インド、テルグ語の映画なので「ボリウッド」(北インド)の映画ではありません。
主人公のモデルは実在の人物で、ストーリーはフィクションですが、すでに神話化した人物を、それこそ古代からの神話の神々に重ねていくという趣向を持った作品でした。
エンドロールはいわばはあの人たちが「主人公たち」なんでしょう。
インドの人たちにとっては完全な「愛国映画」なんですね。
しかし、帝国支配に内心では強烈に反発しながら形の上で「イギリス側」についているラーマには、心ならずもイギリス側につかなければならなかった当時の人たちも重ねられていますし、ビームのように地方での暮らしを壊された人にも多くの観客が感情移入できるでしょう。
エンタメに徹した作品ですが、一方でそうした「苦難の歴史」を振り返る視点はきちんと押さえられています。
さらにアクションはあらゆるパターンの目白押しで、迷いなく繰り出す演出力は本当に素晴らしいと思いました。
実は映像で心情を語るのも非常に巧みな監督ですが、要所要所はわかりやすいセリフで説明するのも、多くの観客に受け入れられる所以だろうと推察します。そのバランスがいいんでしょうね。
ベタベタなんだけどね
やはりバーフバリと比べてしまうんだよね。
相変わらず長くて間延び感が否めない。
山場に差し掛かるまで同じようなことの繰り返し。
話もまぁ捻りもなく。
ただ、そのストレートなのが良さでもある。
非常に分かりやすい。伝えたいことが伝わるんだよね。
わかりやすく熱い展開で、燃えるシーンも多い。
面白いし、3時間はあっという間。
それでももう少しコンパクトにできそうな感じがちょっと残念かなー。
あ、後バーフバリはヒロインが可愛かったけど、今作はちょっと好みではなかったかなw
血沸き肉躍る物語です
3時間前が遠い昔の様に思えてしまうw
お家芸、炸裂で炸裂で炸裂ですよ。多少の緩急はあるものの、コレでもかコレでもかで密で密て密。コレが3時間続くから、重量級重箱三段を一気喰いした気分w
そもそもですよ。FireとWater、つまりはR2つ分はプロローグ?って、それ長くない?たっぷり過ぎひん?重過ぎひん?前菜で既に腹八分を超えてるってw
満足度と言うよりも、満腹度を求める方には、壮絶にお勧めしますが、英国人には見せられへんよね、コレってw
バーフバリ以来の、ド派手追求型爆裂斬新アクション。もう、何が何だか分からんけど、アドレナリンバンバン分泌は必至。ちなみにアドレナリンの半減期は2分。収まったかなぁ、と言う頃には次が来ますw
汗っかきのあなた、ハンドタオルは忘れずに。
勧善懲悪ものに飢えてるアナタ。見逃す手はありません!
楽しかった。興奮した。
とっても。
3時間ってこんなに短かったっけ?
3時間だから抵抗あったけど評判よかったので鑑賞。結論から言うと、サイコーに面白かった!
とにかく勢いがすごい。最初から最後までずっとハイテンション、長時間なのにダレない。
歌と音楽の使い方もうまい。多用してるのに全く邪魔にならず、主演2人のキレキレアクションを引き立てていた。
終盤ラーマの過去で真の目的が明らかになってからの、ビームと再び強力してイギリス軍をボコボコにするのは気持ちかった。最後軍人に銃弾でトドメを刺すのが熱い!
3時間の映画を寝ないで観れたの初めてかもしれない、しかも映画館で。まさかむさいオッさんが大暴れするだけの映画にハマるだなんて思いもしなかった。インド映画にハマりそう
【”インド独立の為に。1920年代の英国領インドを舞台にした流転する数奇な物語。”伝統的インド映画あるあるシーン満載作品。鑑賞後の爽快感が堪りません。インドの民の喝采が聞こえて来るような作品である。】
ー 「バーフバリ」シリーズのS.S.ラージャマウリ監督の最新作という事で、大いに期待して劇場へ。そして、大変満足して映画館を後にした作品である。-
■無慈悲な英国領インド帝国総督、スコットに妹マッリを連れ去られたビームは、妹を取り戻すために村を出て、デリーへ向かう。そこで出会ったラーマ。彼はビームには隠していたが、英国警察に所属しながら、”大義”を秘めていた・・。
◆感想
・今作は、正統的、且つ伝統的インド映画(マサラムービーね!)あるあるに満ちた作品である。
<正統的、伝統的なインド映画あるある。
(大分”バーフバリ”のイメージが入っています。)>
1.主人公の男性(今作では、ビームとラーマ)は、不屈の精神と、尋常ならざる体力を持ち、常に”正”である。序でに言えば、アクロバティックな動きも軽ーくこなす。
2.主人公の男性の声は、テノール、もしくはバスレベルの低音だが、良く通る。
序でに言えば、効果音は大体爆音に近いレベルである。
3.主人公に関わる女性(大体、恋人。)は、エキゾチックな超絶美人である。
4.戦闘シーンでは、VFXを”これでもか!”と使用する。
ノーラン監督の様にVFXを使わない姿勢は、潔いまでにない。(キッパリ!)
但し、これは推測だが、エキストラは本物である可能性が高い。(インドの方は、エキストラでも良いから、映画に出たいらしいと、インド・バンガロールで聞いたことあり。)
5.同じく戦闘シーンでは、スローモーションを効果的に使用する。今作で言えば、飛んでくる弾丸、矢のシーンである。
6.勧善懲悪を徹頭徹尾貫く姿勢に、一切迷いはない。
- スコットのサディスティック妻とスコットの最期。インドの民の喝采が聞こえて来るようである。-
7.一糸乱れぬ多数の俳優の踊りと歌のシーンは、欠かせない。
- スーパースター、ラジニカーントの「ロボット」では、イキナリストーリーとは、全然関係ない場所で主人公たちが踊り始めて、驚いたモノである。-
8.上映時間は、3時間越えは当たり前である。けれども、体感は2時間もない。(個人的な意見です。)
更に言えば、インターミッションという言葉が中盤で流れるが、(今作では、珍しく”インターバル”と出た。)日本では、中座は出来ない。だが、相当にシーンをカットしている。
故に、インターミッション後に辻褄が合わない事が、頻繁にあるが気にしてはイケナイ。身を任せるのがベストである。いつの間にか、辻褄が合っているから、大丈夫なのである。
<いやあ、今作品、面白かったなあ。
インド国民の万雷の拍手喝采が聞こえて来るような作品である。
今作のようなインド映画を観ると、”映画って娯楽だよなあ・・。”と再認識してしまうのである。>
<2022年10月22日 劇場にて鑑賞>
<2022年11月6日 余りの人気の為、上映を開始した劇場にて再鑑賞。
評点を4.5に変更しました。悪しからず。>
バーフバリの衝撃を引き継ぐも、ちょっと間延び感が否めないのが残念…!!
うーん、やや微妙な点もあるけど、インド映画は数が少ないから。
今年311本目(合計586本目/今月(2022年10月度)25本目)。
ということで、最近「アーナンド先生の~」はありましたが、日本ではまだまだマイナーなインド映画で、時々インド映画祭りなどで扱われる以外は散発的にしかないという状況です。
インド映画といえばダンスシーンがあったり歌のシーンがあったりという「お決まりのパターン」、そして「やや長い」傾向(一般的な映画の1.5~2本分くらい=3時間くらい)と確立されていますが、この映画はそのどれもを兼ね備えています。しいていえば、例の左下などに出てくる謎の「タバコはやめましょう」みたいな警告表示が一切出ない(確か出現回数0だったはず)点です(ストーリー内ではワインか何かを飲んでいるシーンは存在する)。
最初にRRRと出て、この「RRR」が何を指すのかはこのサイトでも紹介されていますが(リアルではインドは映画の通り、イギリスの統治時代を経ている)、個人的にはFire、Water、Storyのそれぞれのr(各単語にはrは1つしかありません)ではないのかな、という気がしました。
まぁ特に無茶苦茶長いので(3時間はきつい…)、ある程度の覚悟は必要かな、と。寝不足で朝の枠にいると爆睡確定じゃないかなぁ…と思いつつ、上記のように「戦争・蜂起もの」なので「うるさい枠」なので「寝かせてくれない」という一面も持ちます。
個人的にはインド映画好きならハズレではない(少なくとも対抗以上にはなる)という印象ですが、逆にいえば上記のように「イギリスの統治との闘い」という、インド映画としては史実とはしてもあまり扱われないようなタイプなので(普通はシヴァ神が何だのこうだのというストーリーや、「アーナンド先生~」のようなタイプの映画が多い)、公式サイトに予告編などもあるし、参考にされるとよいかな、と思います。個人的には「大当たりではないが当たり以上」かなというところです。
採点に関しては下記を考慮しています。一つはどうでもよいことですが、もう一つはちょっと気になった点です。
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(減点0.1/英語の語法)
・ 動詞 appreciate (~に感謝する)は、「人の行為」を目的語に取りますが(たとえば、your action)、「人」を目的語にとらないので、appreciate you とは言えません。
ただ、appreciate(~に感謝する)は、語のレベルがそこそこ高いため多義語ではなく、「感謝する」以外の意味は基本的にないので、語法がどうであろうと「それ以外の解釈はできない」し、この点はうっかりミスも(他の映画でも)多いので、0.1とまりです。
(減点0.3/天然痘に関して)
・ 映画内では天然痘に関する描写が出ます(ラスト40分くらい前?)。ただここは史実に即せば微妙なところもあります。
つまり、天然痘は数少ない「克服された感染症」ですが、この1920年のころにはイギリスではジェンナー(「免疫学の父」ともされる生物学者)の貢献もあり、イギリスでは事実上克服されていた感染症です。したがって、イギリスが統治したインドでも同様に(日本が、同じく統治した韓国・台湾に医学を強制したように(日本の統治時代においては、もっぱら、らい病(ハンセン病)になります)統治していた国では制度は同じであった…ようには確かに思えます(感染症というのはやっかいなもので、統治している兵士に感染したら大変なことになってしまう)。
ところが天然痘は歴史上、「克服された感染症」としても「ごく最近」のことであったことからもわかるように、医学が発達していなかった地域では民間療法がかたくなに信じられていたことが背景にあります。イギリスによるインドの統治時代もそうで、「兵力的な統治」とは別に「医学的な統治」を試みたことは史実ですが、インドは長い歴史を持つため民間療法が他のいわゆる「発展途上国」の中では抜きんでて盛んであったため、「民間療法まで統治するのか」という「武力とは別の、医学をめぐる統治の争い」が別に存在したのも事実です。
つまり換言すれば、インドでは(効果があるかは別にして)天然痘に対する民間療法が別に盛んに研究されて実践されていたのであり(なお、天然痘自体は、「それほど」致死率の高い病気ではない)、「その人天然痘だから触るとうんぬん」というのは、イギリス式の医学を認めたことになるため、微妙なところはあります(上述通り、「天然痘ワクチンのおしつけ」という別の戦いは統治時代には別に存在した)。
ただここは、天然痘を扱った映画でもないですし、出てくるのは1分かそこら(この話は1回しか出てこない)にすぎないので、一応は書いておきますが、減点幅は低いです。
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カッコいい3時間
とにかく3時間「カッコいい」の連続。
IMAXで観てよかった。
植民地時代のインド、特にイギリスがインド人へ差別・逮捕・虐殺をやりたい放題できた「ローラット法」が施行されて、反英・独立運動が活発になった時期が舞台だけに、出てくるイギリス人が1人を除いて全員鬼畜。
奴らに虐げられた英雄二人が、受けた仕打ちを全て反逆のエネルギーに換えて戦う姿は、観ていてたぎる!
1920年代に活躍した、実在のインド独立運動の英雄A.ラーマ・ラージュとコムラム・ビームがモデル。
実際には2人が会った記録はないが、「もし出会っていたら」という形で描いています。
また、ラーマには「ラーマヤナ」に登場するラーマ王子、ビームには「マハーバーラタ」の主人公である5兄弟の次男ビーマというインド2大叙事詩の登場人物のイメージも重ね合わせて描かれていて。
超人的な活躍ぶりは、『バーフバリ』を彷彿とさせる「神々の戦い」「雄度200%」と言える迫力がありました。
もう「神話」なので、脚の骨折も薬草を塗れば即座に治って走れるなどなど、ツッコミどころはたくさんあるけども!
かっこよさの前に「細けぇことはどうでもいいんだよ!」と、気持ちよく観ることができました。
リピート確定!全人類必見!
あのバーフバリのSSラージャマウリ監督の最新作となると期待値は爆上がり。
こうあってほしいなという期待に応えつつ、圧倒的な勢いで更に超えていく超王道展開…トップガンマーヴェリックの興奮再来!
とにかく凄い!終わるんかと思ったらまたとんでもない展開が続く。名作3本分くらいの濃度。
見たことのないアクションの連続で度肝を抜かれる。いちいちカッコ良いんだよなぁ。
ビームとラーマの美しき友情、特にラーマなんて普段は良いやつすぎて、大義による二人の対立は辛すぎて辛すぎて泣。
そして異次元のキレを魅せたラートゥ、嫌なこと全部忘れてテンションぶち上がるに決まってる。
今作は脚本がかなり良くできているのかなと思った。
極悪非道な大英帝国の非道さに怒りが溢れ出すイントロ。
そして異なる信念を持った二人の運命的な出会いからのタイトルロゴが出るまでの流れ…完璧すぎ!007スカイフォールのOPまでの流れを思い出した。
ダンスも歌も流れにあったタイミングで入るから違和感なくノレる。
ラーマがなぜ警察として非道な行いも辞さないのか。そこを徐々に明らかにすることで3時間という長尺を一切ダレさせずに引き込んでくれる。
前半にあったあのシーンが後半で再び…胸熱過ぎ!
リピート確定!全人類必見!
熱い友情とド派手なアクション!
インド映画の髄が詰まっている最高の映画
大英帝国の方にはお薦めしません
今年1よかった映画かも😭拍手喝采スタンディングオベーション😭
馬鹿みたいで馬鹿みたいに面白い
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