RRRのレビュー・感想・評価
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熱さに、ずっと泣いていた
タイトルが出るまでの、ケレンミたっぷりの演出に感動。少しバカっぽいが、そんなことはどうでもいいのだ。主人公2人の眼差しを見ていると、自分も熱い想いさえあれば、虎や熊と戦えるんじゃないかという気さえしてくる。
すっかりラーム・チャランのファンになった。「マガディーラ勇者転生」の時の腰をフリフリダンスするちょいワルな兄さんも良かったけれど、「RRR」の熱い意志を内に秘めた影あるキャラもカッコ良かった。一人群衆に飛び込んでボカスカこん棒で立ち回るアクション凄かったな。ちょっとイテウォン事件を思い出してしまったけれど、押し潰されそうになりながらも、地味に指を折ったりしてのしかかる人をはねのけていく様に、日本の時代劇もこんな迫力でやれないのかなと考え込んでしまった。
物語の演出はだんだんヒートアップして、最後は神なのか?と思うような神々しいアクションが繰り広げられる。少し押さえても良いのではとも思ったけれど、行き着くところまで突き進もう!という意気込みに感動する。
ラージャマウリ監督には、今回は男臭い友情のアクション映画だったので、次回は女性が主人公のアクションか、ラブストーリーを期待したい。
満腹なのにナン食べ放題
インド映画といえば
不意に踊って、CG無茶苦茶使ってっていうイメージが強かった。
そうじゃない映画もあることは知っていますが。
しかしラーマが多人数と戦う時、普通のインド映画なら覆いかぶさった群衆が何故か四方八方へ吹き飛んで、中央でラーマが雄叫びを上げてるはずなんですよ。それが一つ一つパズルを解くように痛めつけて、崩れた隙を突いて相手を追って行く。ここで、あれ?この映画ちょっと違うぞって気がつく。そしてめちゃくちゃに面白いぞって確信できる。
それより前にレイ・スティーブンソンが登場して、しかも酷薄なセリフを言い放つので、相当テンション上がってましたが。
面白くないとこがない。全部が良すぎてたまらない。
最後の偉人たちへの讃歌は少し面食らいましたが、インドの偉人ってブッダとガンジーしか知らないしがない日本人だったので、知れて良かったです。
観て損はない!
私はインド映画をナメていた
反省します。バーフバリがいまいち刺さらなかったこともあり、インド映画をなめていました。
これはすごい。
テンポがいいなんてものじゃない。
この凄まじさに比べればハリウッド大作ですら冗長に見える。
もうストーリー、テンポ、勢い、キャラ、迫力。すべて最高である。
インド映画は基礎としてインド神話をある程度理解していることが求められるのですが、女神転生の参照本やfgo程度の知識で充分です。
とにかくものすごい。私の2022年の最高の映画は?というラインナップに確実にランキングされる。11月半ば現時点で一位。
「ああ、もう!」と やきもきするところなんかない。
それは単なるストレスに過ぎない、わかってるのか邦画業界!!
さて、絶賛はほかの方も書いているため、筆舌を尽くして喝采を浴びせるのは遠慮しておいて。
あえて、ネタバレチェックをオンにしてでも言いたくなったシーンをひとつ。
邸宅のドアをトラックでぶちぬき、猛獣を放ち、暴れまわって庭を火の海にした状態で言い放ったひとこと。
「俺がいったい何をしたっていうんだ!?」
大惨事を引き起こしとるやないかい!?と、映画館で声出して笑ってしまいました。
2時間に出来るのでは?
長過ぎた。
長く感じた。
虎などのシーンがもっと沢山出てきてワクワクすると期待していたが違った。
戦いで子供を銃で殺すシーンがあり嫌だった。(現実の戦争で子供も殺されているので当然かもしれないが、嫌だった)
ダンスシーンも前評判ほど感動しなかった。
既にテレビでビジュアルの良い人間のキレキレダンスを見慣れているからか。
筋立ても差別迫害についてもっともっと感情を揺さぶって欲しかった。
3時間でも長く感じない映画もある。
しかし個人的にこの映画は長く感じた。
沢山盛り込んでいるようで単調で緩慢な印象を受けた。
反面、音楽のリズム効果で、睡魔から逃れられたとは言える。
最後の方は睡魔に勝てなかったが。
一夜明けると何故かあまり思い出せない映画。
連れの感想も芳しくなかった。
連敗は嫌なので次回映画は連れに決めて貰おう。
3時間全然長くない
少年漫画とか時代劇のようなベタベタな筋ですが、しっかり作られていて飽きないし読後感もスッキリです。
イギリス人は悪者、奥方は旦那を焚きつけて悪事を働かせるという図が少なからずプロパガンダ臭はするものの(これは時代劇であるのである程度必要悪かと)、あちらの分化が分かってないので単純にエンタメとして楽しめる。
なによりアクションの畳み込みが全盛期の香港映画より凄い。
単純に楽しめた指数では少林サッカー以来かもしれない。
全然3時間が長くないどころか、エンドロールまで全部楽しめる。
突然歌いだすのはビビりますが、簡単なルールのダンスバトルとすることで観客がついていきやすく、昔原宿にいたローラー族のダンスにちょっと似てるのもあって結構のめり込める。
主役2人は恐らく本国では大スターなのでしょう、凄い存在感です。
ナートゥの虜で多幸感ハンパない
水曜夜に鑑賞してどうレビュー書こうかと思って数日経ったが、結局うまく書けそうにないが記録として。
長いしインド映画そんなに観ないしどうしようとためらってる人がいるなら、是非劇場で観るべきと推します。
できるだけ大きなスクリーンを選んで、忙しくても時間作って、水分調整して臨めば、ほぼ間違いなく、誰もが3時間後には多幸感と充実感を味わえるでしょう。
エキサイティングで無茶苦茶なシーンばかりフィーチャーされがちですが、ストーリー自体はいたって真面目だし、改めてインドが辿ったイギリスによる統治からの独立という歴史を考えさせる面白さもあります。
エンタメとしての面白さの満点な上で社会的なメッセージを発信してる作品は★満点です。
故にどんな人も楽しめるのでおすすめです。
元気出したいときはナートゥとエンディングを観れば笑顔になれるよ。
地球最高傑作
強烈なナショナリズム
衝撃の3時間!大画面で体験すべし!
美しく洗練された馬鹿エンタメインド映画の到達点
突っ込みどころ満載の演出や展開をチカラと勢いと場面のカッコよさでねじ伏せているように見えて(実際そういう様子はあるものの)3時間に及ぶ物語の流れ自体はまったく淀みがなければ無駄もなく、すべての展開に意味がある。
導入(子供の誘拐、警官の狂気的な暴徒鎮圧、ケモノの捕獲)は必要最低限の役割を果たしながら、インド音楽を流しながら髭面のオッサン2人の蜜月の日常を流す冒頭にはいささかたじろいだが、実際この導入と冒頭が映画全体に貫かれたラーマとビームの友情と信頼の基盤になっていたりする。それぞれが命を賭して達成しようとする目的にも、強い説得力がある。
新海誠が最新作ではRADWIMPSねじ込みを我慢してたのに、本作ではなんの惜しげもなく音楽ブッコミするものの歌詞がしっかり状況や心理の説明になってて退屈せずに楽しめる。
相当にバカをやってるように見えてしっかりと土台ができたそれは、痛快エンタメインド映画のひとつの到達点なのではなかろうか。
その他細かい感想
・肩車ライフル二丁拳銃は頭がおかしい。映画のリロード史に残るリロード。
・インド人にとってイギリス人はどんな鬼畜生に描いても許される存在なのだろう。(アメリカ映画におけるソ連やヨーロッパ映画におけるナチス)
・ダンスパーティーのイギリス人がみんなノリが良くて可愛い
・ラージャマウリはゲームが大好きなのだはなかろうか。FARCRY系のFPSあるあるが無数に詰め込まれてる(敵を一掃する都合のいい場所にある爆発物、都合のいい時に奪える乗り物、固まって殺されてくれる敵、なくならない矢)
・トラックのドリフトで突っ込んだトラックから捕まえた野生動物が飛び出るシーンかっこいい。調教してないから当然ビームにも襲いかかる
・村人は銃より筋トレと弓矢修練したほうが強くなれんじゃねえか?
・スタッフロールのインド独立の功労者と思しき連中が全然わからない
これでクライマックスか!?と思いきやまだ終わらない長編。
ド派手な演出とアクションを"浴びる"映画
顔の濃ゆい男前、躍動する筋肉、ド派手な演出とアクション。私がインド映画に求めているものは全て揃っていて楽しく鑑賞できました(笑)。
インド映画は大体長尺ですが、それでも3時間という上映時間に「途中で飽きないかな…大丈夫かな…」と思っていましたが、そんな心配は無用。気づけばあっという間に3時間経っていました。
体感的に上映時間の半分くらいはアクションシーンだった気がします。
エンドロールまで楽しく観れますので、ぜひ次から次へと繰り出される演出とアクションを浴びてください。
インド映画史上最大製作費をかけたという触れ込みは伊達じゃないなと思いました。
文句なく星5!と言いたい作品ですが、ちょっと歌のシーンがくどいかなと感じた場面があり、星-1ということで…。
これは個人差があると思うので、ダンス大好き!歌大好き!という人は気にならないと思います。
またイギリス植民地時代のインドが舞台ということもあり、人種差別的な表現が結構激しいです。
この作品に出てくる白人は大体クズな描かれ方をしています。
演出だとしてもそういうシーンを観て気分が悪くなる人は避けた方が無難です。
ここまでやられたら文句のつけようがない!圧巻の、そして怒涛の179分!
インド的な大袈裟な表現が、この映画の醍醐味を創り出している。
圧巻の、そして怒涛の179分だ。
こんなことは史実にはないと思うが、まあいいでしょう。ここまで自分の国を美化できて、誇りを持てるなんて、素晴らしい。
こんなに分かりやすいストーリーを、これだけ豪快に、そして繊細にエンターテイメントとして創れるなんて、うらやましいの一言だ。
よく179分でおさまったと思う。これなら一晩中でも出来そうな勢いだ。
この映画に理屈は要らないでしょう。劇場の椅子に座って、身を委ねるのみ。
あとはジェットコースターに揺られて、歌って、踊って、愛に友情に希望に勇気にと、てんこ盛りの内容だ。
観ることが出来てよかった。レイトショーで観ましたが、疲れるどころか元気をもらいました。
やっぱり映画は予算かけて、時間かけて、手間かけて、そんな映画を観たいですね。
#182
土煙ダンス!
2回見ました‼️
これぞエンターテインメント
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