警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件

配信開始日:

解説

2000年に日本で発生したイギリス人女性失踪事件の捜査の内幕を、警視庁捜査一課の刑事たちのインタビューを通してひも解いていくドキュメンタリー。

2000年7月、警視庁麻布署に一件の家出人捜索願が届けられたが、捜索対象となったイギリス人女性ルーシー・ブラックマンさんは、結果的に世界を震撼させる猟奇事件の被害者となった。イギリスから来日した家族による記者会見や当時のトニー・ブレア英首相によるコメントなど、マスコミも大きく注目したこの事件は、被害者の家族が遅々として進まない捜査に関して警視庁の態勢を厳しく批判する一幕もあった。しかし、その裏側では綿密な捜査が着々と行われ、犯人逮捕に執念を燃やした刑事たちの存在があった。捜査に携わった警視庁捜査第一課のベテラン刑事たちの視点から、日本犯罪史上類を見ない猟奇的な性犯罪事件と言われるルーシー・ブラックマン事件の犯人逮捕に至るまでの道程を詳細に描いていく。

監督は「サムライと愚か者 オリンパス事件の全貌」の山本兵衛。Netflixで2023年7月26日から配信。

2023年製作/100分/日本
配信:Netflix
配信開始日:2023年7月26日

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Netflix ドキュメンタリー「警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件」7月26日より独占配信

映画レビュー

3.0犯人にはフォーカスせず

2023年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

事件発生から犯人逮捕までの過程を、警察の捜査とルーシーさんの両親との軋轢などを交えて描くドキュメンタリー。犯人側の掘り下げはない。東京の夜の街のダークサイドをある程度は示すがそこもあまり深堀するわけではなく、警察の捜査過程を当事者たちの証言をもとに追いかけていく内容だ。当時はまだ監視カメラが町中になかった時代なので、操作は難航していくが、ルーシーさんの両親が来日して自ら懸賞金を発表したりとメディアに積極的に登場し、イギリス首相とも面会し、政治的な働きかけもある中での現場の捜査員たちの強烈なプレッシャーを事細かに明らかにしている。
犯人は大量の余罪があり、前代未聞の性犯罪事件が明るみになったのだが、この作品を観てやはり多くの人は犯人は何者なのかが気になるのではないだろうか。複雑な出自を持つ人物で触れにくい面はあるだろう、しかし、この犯人がこのような犯行にいたる動機や理由は、この事件の重要なポイントではないかと思う。
当時の捜査員たちが今でも被害者の遺体が発見された場所にお参りに行っているのはとても印象に残った。

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杉本穂高

3.0捜査班

2024年2月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

のインタビューを通じて事件をドキュメントするスタイルが評価できる作品だと思う。
一次レベルの視聴だと警察の努力と頑張りを評価することに繋がるのだろうが、二次的レベルまでいけば、警察組織の旧態然とした姿に気づける内容だと思う。

ここで、警察を批判するような感想だけで終わると罪w
なので、拡大解釈感想を◎

我が国頑ななスタイルは常にサイコと外圧が揺さぶってきた。この揺さぶりを受け変わってきたスタイルはのちにガラパゴス。と呼ばれるものに変容する。

そんな中でも絶対的に変わらない。信仰心は常に他者との対話に現れる。

僕はそれはそれで良いと思う。

変わる必要のあるモノゴトと変わる必要のないモノゴトを
改める作品。不易流行である(^^)

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tomokuni0714

3.5事実か小説か。奇なるは只管人間という生き物・・・。

2023年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

事件の凶悪性から興味を持って観たが、思った以上の大事件であったことを初めて知る。警察関係の方もこの事件に対しては思い入れもあるようで、感情的になる場面も多い。事件の解決に至ったことはせめてもの救いだ。

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Ninetendo

3.0ご冥福を祈らさせて頂きます。

2023年10月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

当時の映像を交えながら、捜査員が捜査を振り返っていく形で、なんか捜査員の思い出みたいな印象…

犯人の生い立ちや動機などの、普通だったら語られるべき犯人への深掘りが、あまりに少なすぎる…

モヤモヤして、腑に落ちない、個人的に、残念なドキュメンタリー。

『TOKYO VICE』の名で、日本を舞台に日米合作でドラマ化された本の著者、ジャーナリストのジェイク・エーデルスタインも、

当時この事件に携わっていたようで、このドキュメンタリーの為に答えています。

(同作で主演のアンセル・エルゴートが演じた役のモデルになった人物です)

ルーシーさんの、お父様も、出演していますが、悲しみに潰されず前向きに懸命に生きてらっしゃいます。

お父様の言われた言葉は深い。

この作品の評価ですが、前半は退屈、後半は興味深く、意外な事が知れたり…

まあまあ…です。

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