「ククルスドアンに欠けていたもの」劇場版 Gのレコンギスタ IV 激闘に叫ぶ愛 侍味さんの映画レビュー(感想・評価)
ククルスドアンに欠けていたもの
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以前観たククルスドアンを酷評してしまい、大きなお友達の反感を買った記憶も新しい平日の夜、本丸であろう新宿ピカデリーで鑑賞してきました。
Gレコ自体完走して2周目まで観てはいるものの、趣旨が掴めずちんぷんかんぷんで終わった記憶しかなく、それでも映画版を辛抱強く観続けて、今作に挑んでみました。
結論からいうと、ククルスドアンの優等生なシナリオで物足りなかった富野節に触れられて満足でした。
もちろんまだまだシナリオへの理解は足りない自覚はあります。
スタッフロールを観れば今回も撮影は脇さんでしたし、さりげなくパブロ内田さんも参加されていて、実はハサウェイのスタッフがかなりの数参加されています。
同じ富野節ともいえど、おしゃれに収まったあちらと違い、こちらはいつもの富野節。
ただ、庵野秀明等後続が色々な作品で成功していくのをみて、富野由悠季という作家が足掻いている様子を感じ取れ、テレビ版をベースに別な次元に持っていけた今作は、エヴァで言う破の様な存在。
ターンAでも描ききれなかった何かがこの先に待っている気がして、気がつけば続編はもう来週。
なんて幸せな事か。
この際、あっさり始まるオープニングの事なぞ目をつぶって、ひたすら富野由悠季の世界に浸るのが正解かも。
ハサウェイの時とは違い、完全に一見様お断りになっていて、趣味の良い紳士の皆様と劇場で鑑賞でき、気持ち良く夜の新宿を歩いて帰れました。
p.s. 自宅の積みプラが400個超えました。
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