X エックスのレビュー・感想・評価
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夢に出てきそうで怖い
今のアメリカで起こっている人工中絶、キリスト教右派、共和党の問題をも内包する今見るべき映画でアメリカはこういう作品を作れるのが素晴らしい。
内容はツッコミ処満載ではありますが、薄気味悪い素晴らしい作品でした。映画として正当に、記憶に残るおぞましい内容でした。婆さんがベッドに潜り込んでくるシーン、夢に出てきそうです。化け物でもなんでもないのに、、、
意外に当時の若者のそれぞれの考え方があり割ときちんとした人物描写だった。それにしても現像したフィルムを見たらまた頭抱えてしまうシェリフをイメージしてしまいます。
さすがA24作品でした。
こういうので良いんだよ (by A24)
ここ最近、A24の外れ率の高さ、と言うか、狙い過ぎて滑ってるんじゃない?、的な「尖ってるけどクオリティがしょぼい」様とか。個人的には、こりゃA24終わったか?くらいの感覚だったんですが。
もうね。本当に。こんなので良いんですよ。精鋭化不要。大ヒット狙いは不要。豪華キャスト不要。チャンガラ感は要。低予算感も要。AとBの間の、微妙なエリアで作家が好き勝手やってます。的な。
今回の狩人はヨボヨボの老人です。動機は歪んだ性欲と自己愛です。好きで殺してるわけじゃありませんが、単に気に食わないから殺すわ、な要素も入ってます。と言うか、そういう映画なんだから、どんどん殺します。
テキサスのですよ、さほど大きいとも思えない池に、あんなどでかいアリゲーターがいるなんて!ってのはありましたが、ワニワニパニック映画にならなくて、ホントに良かったw
兎にも角にも。
夏です。ワタクシたちの様に下世話でくだらない人間が、しょーもないホラー映画を見て、ギャーギャー騒ぐ季節です。そういう時は、こういうので良いんだよ。と言うか、こう言うのが良いわw
楽しかった。そこそこ。
と言うか。
全然ビビらなかったぁw
それと。
ミア・ゴスのノーブラのサロペット丈オーバーオール姿に萌えw
タイトルなし(ネタバレ)
【良かった点】
性欲爆発老婆の恐怖!、車の前で踊りだすシーンは恐怖を通り超して爆笑してしまった。
老婆の殺人衝動のエンハンサーであるポルノシーンが本格的!、そりゃ老婆も発情しますわ。
【良くなかった点】
70年代ホラーのオマージュはもう少し抽象的でいいかも。
シャイニングはまんま過ぎてちょっと冷めてしまった。
ジャンプスケア多めのミッドサマー
まず、普通に怖かったです。いや、怖かったというより、びっくりしたですかね。
感覚的にはドントブリーズとミッドサマーを合わせた感じ。ドントブリーズのような、暗闇からいきなり現れるようなジャンプスケアが多く見られ、そこがビビりながらも、楽しめた点だった。
ミッドサマーと比べると素直に楽しめた。ただ気持ち悪いだけで終わらず、最後は主人公のマクシーンが最後に勝つ(脱出に成功)できたことは、スッキリできて個人的に楽しめました。ただ、性がテーマと見せかけての、老化に対する恐怖がテーマでしたね。じいさん婆さんがセックスするシーンはなかなかキツかったが、ミッドサマーの時よりは気持ち悪さを感じなかった。
クソホラー映画だ 続編楽しみ
1970年代後半から80年代にかけてたしかにこういったホラーたくさんあったな。なんか懐かしい。
音楽最高。字幕で歌詞が入るのがいい。
エロもグロももっといっちゃってるかと思ってた。
期待しすぎてた。
もっとバカな若い子たちがキャーキャーいってる映画かと思ってた。エロいシーンも映画の撮影シーンだからあんまり興奮しないし。
おばあちゃん、誰が演じてるのか気づかなかった。
だからちょっと違和感あったのか。
枯れてて実に気味が悪かったけど、あのおばあちゃんがもっとギラギラした性欲モンスターみたいだったらなぁ。作品のテイストが変わってしまったかもしれないけど、もっと笑える映画になってたと思う。
「PLAN 75」も年寄りにはきつかったけど、この映画もある意味で年寄りにはつらいものがあります。
前の週に公開された「ブラック・フォン」は後味の良い感動作だったけど、今作は気色悪かったな。
ホラーでもいろんな作品があるから映画って面白い。
予告編が映像もきれいで続編がすごく楽しみ。
XというよりSEX
パンフレットが昔のエロ本風で非常にこっていた。
スタッフロールの後にサプライズで次回作予告があったのですが私はそういうフェイク映像だと思いこみました。
ところが記事を読むとフェイクではなく全3部作構想で2作目は撮影しているとの事。
ヒロインと老婆が同じ役者だとは記事を読むまで全く気づかなかった。
2作目は前日譚でヒロインが老婆の若かりしころを演じるとの事。
こりすぎていて映画見ただけじゃわかりません。
結構笑えました
先が読めすぎて、ある意味爽快です。
そろそろ誰か殺されるかな、と思っていたら、始まったかぁ。
序盤のワニは誰が犠牲になるのかな、あ、そっちの人でしたか。
じいさんの心臓発作、ベッドの上だったら最高だったんだけど、そこですか。
上記2箇所の予想が外れました。
ブリーフ一丁で、しかも裸足。先には釘が待っている。
もちろん踏んでくれますよね? どうもありがとう御座います。間抜けを絵に描いたシーン、最高でした。
真面目に捉えない方が楽しめる作品ではないでしょうか
【”聖(性)なる介入・・。”老人夫婦の、若さへの羨望と嫉妬が捩じれた形で、炸裂する作品。気色の悪さが半端ない作品でもある。】
ー 1970年頃の、アメリカの西部の田舎の農場が舞台。
自主製作のポルノ映画を撮りに来た、マキシーン(ミア・ゴス)達。
撮影は快調に進むが、不穏な雰囲気が半端ない・・。ー
◆感想
・マキシーン達を受け入れた老人の姿が、不気味である。部屋の白黒TVには狂信的な初老の男性が”若者の乱れた行動”に抗議する姿.それを、見る比較的年配と思われる人々の姿。
ー 作品の背景が、伺われる。-
・マキシーンが見た、二階から彼らをじっと見る白髪の老婦人の姿も異様である。
ー そして、この老婦人は夜になると、撮影監督や、ディレクターを惨殺して行く。動物を殺すように、無表情に・・。-
■一番、気色が悪かったのは、マキシーンの恋人を惨殺した老婦人が、彼女のベッドに入り込み、血だらけの手で、若くて張りのあるマキシーンの肌を触る所である。
怖いし、生理的に嫌悪感を感じる。
・夫も同様で、マキシーンと、録音助手の女性意外を惨殺した後、ベッドで妻と性交する姿。
ー 非常に気色が悪いし、彼らが性交しているベッドの下に隠れるマキシーンの姿にハラハラする。ー
・録音助手の女性が老人に、地下室に閉じこめられたシーン。そして、その地下室に吊るされていたモノ。
ー この老夫婦が、若さへの羨望と嫉妬が歪んだ形で殺人を重ねていた事が分かるシーン。又、録音助手の女性が扉を叩き割るシーンは、「シャイニング」を彷彿とさせる。(逆ではあるが・・。)-
<狂気の老夫婦を殺し、独り生き残ったマキシーンが老夫婦の農場をトラックで去るシーン。
誰もいなくなった部屋で、狂信的な、若者の乱れた生き方を正す事を激した言葉で述べ続ける初老の男の娘がマキシーンであると分かるシーンは成程、と思った作品である。
今作は、三部作であるそうだが、次回はどのような展開になるのであろうか・・。>
そっちか!! やってんな!! けど映画が上手!!
核となるネタバレを感想として述べさせていただきます。先ずこの映画は「そっちか!!」と方向性を変える映画だと言うことです。予告を観る限り、かなり怖い映画を観れると期待値が爆上がりしてしまう“ミスリード”のせいで中にはガッカリしてしまう人がいるのかと思います。本作は流石のA24の映画なので、丁寧なカメラワークと脚本によりしっかりと土台を前半組み上げてくれます。位置関係も相対も、人物背景もバッチリで期待値は最高潮かと思います。本当に映画が上手いです。そして満を持しての殺人。渇きを殺人によるドーパミンで埋め高揚し、血に染ったヘッドライトに照らされさながら絶頂期のダンサーに昇華した老婆のシーンは最高です。しかし、いざ本番となると70年代からのホラー映画のオマージュと意地の悪いギャグの連発によりコメディに姿を変えます。ここで観た人は「思ってたのと違う」と興醒めするか「そう来たか」と楽しめるか二分されてしまうかと思います。テーマこそ「老い」なので重く、手放しに恐怖の対象としていいのか、などと考えてしまいますが。実の所、割と序盤からふざけているので「あれ?そっちか?」と私は更に期待してしまいました。直接的には描かれていませんが“他意のある笑いの連続”が私は最高でした。敢えて断言します。「これはホラーコメディの最高傑作」です。伏線やその回収も後から考えると笑えます。なんだそれはと気になったまだ未視聴の方は是非。監督を含め制作陣に対して“やってんなこいつら”と爆笑して下さい。
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