X エックスのレビュー・感想・評価
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ポルノ映画?
カメラを止めるな!いや、カメラも◯◯も止まった!
カメラを止めるな!
いや、カメラも◯◯も止まった!
小さな承認欲求、
私らしくない人生は受け入れない、
you are Special 、
私はスター、
もう肉体労働はいやだ、
という今どきの空気感と、
そんなの戦前から変わらないというキャラ設定で積み上げて、
さまざまな名作への目配せ、
アリ◯◯◯◯有り、
そして聖なるTV中継。
こんな登場人物、
早くいなくなれ!
という人を出さない。
むしろ気持ちを寄せてしまう。
人生において、
何も起きなかった夫婦、
何か起こしたい若者たち、
何か起きてほしい◯◯◯◯タ◯
何も起きてほしくない警察、
何か起きているはずのカメラの中のフィルム、
何が起きても信じる者は救われるTV、
これらを、
サスペンス(オカルトでもホラーでもなく、スプラッター、スラッシャーには程遠い、コメディ要素もある)という種目に入れるしかない、
新種ともいえない世界観で、
見事に饗宴?
クロス、X、
十字架を背負わさせる手腕は、
五輪風にいうと、
芸術点、技術点、
ともに満点をつけざるを得ない。
好き嫌い、血と乳の量、
眼球もカラコンをつけても、
白目部分の老化による白濁は表現できない、
というのは置いておく。
エンドロールには、
VFXではなく、
懐かしいSPFXという表記、
そして、フォーリーには、
Goro Koyamaさん。
素晴らしいエンタメ作品をありがとうございます!
程よくブレンドされた麻薬みたいな映画
前提として
・予告は観てない
・タイ・ウェスト監督の作品は未視聴
びっくりする系ではなく、じわじわと気持ち悪さを募らせて、納得の恐怖体験をさせてくれるホラーでした。
目の前で明らかに恐怖が迫っているのにそれに気づかない主人公たち。
彼らが死ぬ遠因となったのは彼らの若さゆえの過ちですが、若さゆえに気づくことすらない。
殺人鬼が老夫婦というのも良い。老いた身体の気持ち悪さと同情が、観ているこっちを複雑な気持ちさせてくれます。
そしてタイトル。これは最後の最後に回収されます。私の観たかったものではないのですが、製作側が観せたかったものなのかな、と思いました。
(7/18追記:あとでキャストを観たら衝撃の事実がありました。この映画すげぇ)
比較シーンの技巧や垣間見える映画愛など、細かい部分も良い映画でした。
鳥肌を立たせたい人は是非。
性欲おばあちゃんの性欲がすげぇって話
往年のホラーを現代の技術で・・・ってとこかな?
「ミッドサマー」「ヘレディタリー」大好きな私はA24製作の新作ホラーを見ないわけないです。めちゃくちゃ期待しました。替えの下着を持参して鑑賞しようかな?と真面目に思ったほどにww
ですが、ちょっと当てが外れたかな?そーいうホラーではなかったのです。むかーしむかーし小さい頃、怖くてTVのCMですら目を覆い怖がっていた往年のホラー・・・王道と言っていいのかな?・・・のそれだったんです。あー、殺人を怖がるやつかーって!
今の時代にあの頃のような作品って・・・この感覚何かに似てるかなぁ?、、、あーー!あれと、あの時と似ている!レニークラヴィッツを聴いた時の感覚に似てるんだー(って、全く共感できないと思いますが)。古きを温めて古きを知る・・・温故知古ですww多分好きだったんでしょうねー。その時代の音楽が。そんな感じを本作から感じた私です。ですから本作も作り手さんはきっとあの頃のホラー大好きなんだと思います。
ですが、往年のホラーのテイストでは有りますが、しっかりと怖がらせ方のバージョンアップができてると思いますし(往年ホラーは今見ると・・・怖さが薄く感じます)建て付けは変わらないものの、メイク含めさまざまな技術力の向上や、演出の技などを駆使し洗練されたのではないでしょうかね?さらにちょっぴり過去のA24のホラーっぽい「ゾワゾワ」感もありで。あーー、これは、ファーストガンダムを今のアニメ技術で観たいなぁって思う感覚とかなり近いかもしれません。うん、レニークラヴィッツじゃぁないな!(笑)
ということで、結構正攻法ホラーだと思いますし、70年代を十分に感じられます。僕としてはキャスト一人一人のディティールが最高に好きです。そばかすとか最高じゃないですか。僕は全くホラーは詳しくないですが、もしかしたらいろんな作品のオマージュが散りばめられているのかも?ラストのTVの演説の件含め、ちょいちょい趣向を凝らしているストーリーもなかなか良いと思いますよ。余韻バッチリ。
ただ、僕の好みとしてはもっともっと精神的にゾワゾワする作品を期待していたのでこの評点です。あくまで好みのお話です。大変よくできたホラー作品だと思います。楽しめます。
それはそれはエッシーン多い
敵は未来の自分、過去の自分
最近ホラーオタクの監督が目立っているが、そもそもホラーなんてものを撮る監督は何かしらオタクや変態だし、逆にそうじゃなければ撮れないジャンルでもあるが、今作の監督のタイ・ウェストもかなりのオタクで変態だ。
70年代ホラーのオマージュだったり、ニューシネマへのリスペクト、ヒッピー文化の危うさなど、当時のアメリカが抱えていた、もやもや感や価値観や概念のグラデーション的変化を敏感に取り入れた新感覚ホラーというべきだろうか。
ストレートで王道で、エロがあったり、ワニが出てきたり、やっぱりおバカな映画ではあるものの、どこか悲しさが妙な空気感として充満している。
それは誰もが歳をとると感じるであろう、戻れない若さへの憧れ、嫉妬、喪失感といったもので、殺人鬼夫婦の視点がとにかく悲しい。
目に映るヒッピーたちが、時代や環境は違っても、自分たちの若い頃を見ているようで、元気でバカやってる姿を見れば見るほど辛さがひしひしと伝わってくる。
つまり見ている相手は、まるで「かつての自分」、被害者たちは「未来の自分」に襲われるというような特殊な対立構造を作り上げているのだ。
主演のミア・ゴスは、主人公と殺人鬼側の一人二役を演じているのが、何よりそういったメッセージ性が含まれている証拠である。
今作、3部作構成となっており、次回は殺人鬼の60年前の物語になるという。2作目を観た後で、もう一度今作を観直してみると、また深い物語になりそうだし、そもそも何度も見せることを前提とした、巧妙な構成にしてあるようにも感じられる。
惜しい
惜しい。老人の性欲なんて、なかなか映画で出てこないけれど、新聞開けばいくらでもサプリメントが載ってるので重要なテーマのはずなのに、掘り下げきれてない。据え膳食わねばは男の恥というか、女性に恥をかかせると殺されちゃうぞという意味か。いくつになっても女は女みたいなことかな。
その癖して、110分はポルノ映画的にも、ホラー映画としても残念。A24だから、オシャレにカッコつけたいのは理解できるけれど、何を撮るかより、何分で撮るかの方が重要だ。ポルノもホラーももっと経済的な撮り方をするのに時間について、無頓着なんて、ナンセンスだ。
さっき見たビリーバーズでもあった性への忌避感と興味もこの作品は薄い。スタンダードサイズもあんまり今では珍しくないので、こんなギミックぐらいで使われてもホイホイ喜ぶ気はない。
すごいなA24……
老害。
悪魔のいけにえを思い出す。けっこう良かった。 ウェインが村西とおる...
エロくて不気味でイカれたホラー
史上最高齢の殺人犯夫婦に若者たちが襲われるという、プロットからしてぶっ飛んだホラー作品。
映画撮影で田舎に訪れた3組の若者カップルたちは、やたらエロい格好または裸でウロウロするし、ラリってるし、撮ってる映画はひたすらセックスシーンのポルノだし、ちゃんと許可を取らずに建物を使ったりはしますが、別に悪い奴らではなく、なんなら結構気のいいお調子者。
なのに特に理由もなく○されまくるので同情するし、グロい・痛いシーンも勿論出てきます。
が、全体的にはなんかもう笑っちゃうというか、勢いが凄い。呆気なくやられてしまったり、え?今それ始まるの?みたいなのとか、なんかもう凄い。笑
夏にピッタリのB級ホラー、楽しかったです。
奴はジェイソンママと同等の戦闘力を持っている
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