X エックスのレビュー・感想・評価
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Grindhouse Picture in 2022
The old-fashioned slasher film gets the colorful A24 treatment in X, which is basically a sexed up version of Texas Chainsaw Massacre, without the chainsaws. In 1970 a troupe of pornographers settle on an Air Bnb hosted by a couple of disturbed and ugly old people raising an alligator. A simple yet psychologically damaged film with artful edits and contrast. A tad long but noticeably singular.
「なんだこれは!?」と異様な汗が噴き出した
年々、変わり種のホラーが次々と生まれているが、それでも本作を見終わって「なんだこれは!?」と問わずにいられなかった。舞台は1979年のテキサスの田舎町(だが撮影はニュージーランド)。序盤から映画の中に二つの相反する要素がムクムクと立ち上がる。一つは若者たちがポルノフィルム撮影に勤しむ姿で、そのノリはいかがわしさよりもむしろ『ブギーナイツ』に近い。もう一つは、牧場主の怪しい老夫婦。銃を手にする夫も危なければ、夢とうつつを彷徨う妻もまた危なし。そこには悪霊や超常現象的な何かが介在する訳でもないのだが、やがて「人間」という名の最も不可解な闇が二つの要素を絡ませ、阿鼻叫喚の惨劇へ引き摺り込む。ホラー描写に身構えながら、もっと胸えぐられるのは若さと老いという、ある種の避けられぬ運命がもたらす感情と肉体の叫びだ。何も知らずに臨んだ私は、老女役が誰か知ってまたビックリ。なんと怪しく、奥深い映画なことか。
これは人にお勧めすると
友達を失うタイプの映画やな…。
1979年のアメリカはテキサスの片田舎、ポルノ映画の撮影をするために6人の男女が老夫婦の経営する農場に到着する。
なんだか偏屈そうなおじいさん、なんか儚げな雰囲気のおばあさん。そんなことを気にも留めずにポルノ映画の撮影をおっ始めるのだった。
1979年のテキサスの片田舎に男女グループ、しかもビッチ揃えてポルノ映画撮影に来たとなれば、そりゃあ無事に帰れると考える方がお門違いな王道スラッシャーホラー設定。
ところが!エロいことばっかりしててなかなかお待ちかね??のシーンが始まらない。
いや、一部の人には既にお待ちかねの牌牌シーン満載なのだが。
主人公のビッチ一号マキシーンが撮影の合間に近くの湖で泳いでいると、それを遠くで見つめる老夫婦の妻パール。パールは泳ぎ終わって戻ろうとするマキシーンを家に招き、自分の過去を話し始める。
この辺り、エロ→ばーさん→エロ→ばーさんのくだりが続き若干ダレる。
でも、じつはこの一部の方のお悦びエロシーン…ではなくばーさんパートが重要になってくる。何しろばーさんとんでもない悩みを抱えていて…
あることをきっかけに、殺戮は唐突に始まる。しかも、通常のスラッシャーホラーでは鉄板の法則となっているビッチ度の高さ=殺される順番の法則が通用しない。あれ?そっちから?え!つぎそっち?みたいにやられていくのでちょっと展開が読みにくい。
にしても人を殺めるのってパワーいらんのかな、あんなヨボヨボでいけるんかな。
もちろん一つ一つの殺戮描写も、うわーってなる描き方をしていていい意味でイヤなんだけど、実は一番の嫌悪感じる描写は全然別のところにありまして、もうこれは観てもらうしかない。僕はたまたま観た直後にご飯食べましたけど味しなかったです。精神的ダメージ極大です。
それにしても、なぜ主人公のマキシーンとパールばーさんのキャストが一人二役だったのやら。でも反対にリアルおばあさん女優さんがこの役やったとしたら、それはそれで何というか、アカン気がする。これは特殊メイクよ、と言い聞かせることで少し冷静を保てたことは間違いないが、じーさんお前は別だ!リアルじーさんやないかい。
結局はあれかなー、老いや衰え、倫理観や自由がテーマなんやろな。歳喰ってからじゃ遅いぞー、若いうちに一杯自由を謳歌しとけよーってこと、かな。
まあ、見せられたこっちはたまったもんではないですが…。
最後に、観た人だけに分かるキーワード
・キミも参加するんかーい!
・ワニそんなに浮いてないやろ
・デカいのは分かったから穿きなさい
・ばーさんまさかのどっちも系?
・最後までできたの?だとしたら偉過ぎるやろ
🌀『欲情したおばーちゃんはそれだけでホラー』★彡おぞましや
X
1979年🇺🇸テキサス州ヒューストン
🌀『欲情したおばーちゃんはそれだけでホラー』★彡おぞましいかね。😱
🔵かーるくあらすじ。
ポルノ作品で売れようと考える若者3組のカップル達。
撮影する為に農場を老夫婦に借りる。徐々に危険な状況に巻き込まれていく。
巻き込まれ型猟奇サスペンス。
◉77C点。
★彡最初にパールを知らずに観てしまった⁉️
エックスの続編だったんですね。
どちらから先見ても問題は無さそうです。
エックスは生理的におぞましかった。😱
🟢感想。
1️⃣知的な編集や丁寧な小話などただのホラーではないワンランク上のテイストを感じました。
2️⃣殺仕方がやや無理がある気がしました。
★彡トラップが偶然すぎるし、相手の動きがまるで予知できる流れには少し冷める。⤵︎
3️⃣殺す動機がよくわからん。
★彡二作目観てなんとなくわからなくもないのだが、たまたまやってきた撮影チームを殺す理由は理解し難い。
4️⃣怖いなー
★彡人が一番怖い😨。なんやねんこの老夫婦。
5️⃣鑑賞後調べると色んなオマージュたっぷりなんですね。
★彡三作目の前にまた見直そうかな?
🐊💋🫂🫂🫂👩🏼🌾👨🌾🎬🎥🩸🪓🛌💮
老いへの恐怖、生への執着。
続編であるパールを先に見てからの鑑賞。
時系列順に見た事で、本作Xの伏線やキャラクター造形を深く楽しむ事ができた。
まず冒頭のショットからして見事だ。
往年のタランティーノ作品を思わせる演出が多いのも非常に好み。
それでいて、本作独自の要素として「映画語り」があるのも良い。
ポルノ映画を撮影に行く…というプロットを活かした映画論は見事だ。
そこから徐々に「悪魔のいけにえ」的な展開に移行していく。
映像面も良い意味でザラついていて荒々しく、それでいて唐突にドローンによる俯瞰ショットを入れるバランスも上手い。
懐かしくも新しい。
後半のとあるシーン。
返り血が車のヘッドライトにかかり、周囲が赤く照らさせるあの演出は本当に神がかっていた。
こういう演出が一つあるだけで、映画はグッと面白くなる。本作はそんな演出に満ちていた。
ジャンルとしては狂老婆モノ…とでも言えば良いのだろうか?
シャマランの「ヴィジット」などにも近い印象だが、本作は老婆側…、もっと言うとシリアルキラーの老夫婦側にしっかりフォーカスしているのが興味深い。
老夫婦の苦悩やコンプレックス、若者を見ての生への渇望。
これらが丁寧に描かれるからこそ、本作独自の展開がいくつも生まれてくる。
ここは好みが割れる所だろうが、私は非常に味わい深く楽しんでしまった。
一見するとB級ホラー映画のパロディに見えるが、その奥には現代に通ずるテーマと映画産業そのものへの問いかけが潜んでいる。
映画好きほど楽しめてしまう名作。
オススメ。
古きスラッシャーホラー!
古き70年代80年代のスラッシャーホラー映画を観ているよう。昔のホラーはこれなんですよね。まさに、殺人鬼と若さとエロ。
しかも、死にキャラ生きるキャラも最初からはっきりと分かるほど、ド定番でもある。
が、しかしこの映画は1つだけ異質なところがある。その殺人鬼が老人なのです。若さに対比した老い、しかし心は乙女なお婆さん。
なんだか、普通のスラッシャー映画よりも観てはいけないものを観た気がする。なんとも不快感に苛まれるのだ。
そして、何となく観ていて似ているなぁと思っていたが、なんとまぁこの映画1人2役だったのね。しかも相対する側で!それを分かって観ると、お婆さんの最後の言葉はうなづける。
ラストはもう少し凝っても良かった気がするが、全体的に普通に楽しめた。久々に古きホラーテイストを楽しませてもらった。
歳取りたくねええええ!!
ポルノ映画を撮るために
老夫婦の家に訪れた男女の話。
A24らしいエログロホラーでした。
特に深い意味はない作品だった気がします。
なんでこんなに気持ち悪い描写を思いつくんだって
シーンがたくさんあります。(ほめてます)
若さへの執着がこんな形で現れるとは、、
ほんと歳取りたくないなあって切実に思いました。
80年代が舞台なのでレトロな雰囲気は
とてもよかったです。
続編は前日譚なのでもっと古いのかな?
ゴアミスさんの一人二役もすごかったですが、
オルテガさんの表情が1番最高でした!
古い価値観にとらわれない斬新さ
ものすごく下らなかったらどうしようと不安になる冒頭だったが、それも演出だったのではと思える展開に唸った。史上最高齢の殺人鬼夫婦というアオリも伊達ではない。
もともとB級ホラーといえば、ドラッグとセックスに溺れるカップルがキリスト教的な戒律に反することで制裁を受けるという構造が源流であったように思うが、この映画に登場する若者達は、表面的にはそのように見えても決して享楽的なばかりではなく、危ういアメリカンドリームを追いながら、古い価値観を破壊し性の自由を堂々と主張する真っ当さがあった。一番真面目そうな学生までもが彼らの主張に賛同して変わっていくところを描いているのがその表れだろう。そして老人対若者の対立を匂わせておきながら、老人の方がより性に執着しているという逆張り。伝統ホラーやパニック映画のオマージュを残しながら、古い価値観にとらわれない斬新さがあると感じた。
何だかすごいものを観たような。
2023年に公開された「パール」を含む3部作のうちの1つと知って鑑賞。
殺人鬼である老夫婦の人格やストーリーも割と描かれているので新感覚なホラーでした。ビジュアルもオシャレでマキシーンが湖で浮かぶシーンが美しかったです。
やはり女性はいくつになっても美しく特別でいたいものなんですよね。。
サクッと殺るところをサクッと観られて爽快
オールドな殺人鬼故の思わぬ展開!心臓が…ショットガンの発砲に耐えられない身体!!殺し方も様々で、そこに至る不穏でザワザワとした気持ちを逆撫でする様な演出は定番でありつつも面白い。
歌がいちいち良く、ストーリーも普遍的な疑問や老いの哀しみ、恐怖にも触れているため典型的なホラーとしての雰囲気は壊さずに"平凡"なホラー映画という枠に囚われない作品となっている。故にホラー特有の後味の悪さや疲労感も無く、スッキリ爽快なものになっており良い。
ヒップホップ的
三部作の二作目「パール」を観ようと思ったけど、どうせなら最初から観ようと思いアマプラで鑑賞。
みんな大好きA24制作のホラー映画で、舞台は1979年のテキサスの田舎。そこの農家にポルノ映画の撮影に訪れた6人の男女が史上最高齢のシリアルキラー夫婦に襲われるという物語なんだけど、ホラー好きなら「悪魔のいけにえ」などの1970年代スラッシャー映画を現代でやろうと作られた事はすぐにわかると思う。
実際、映像や衣装・小道具に至るまで当時の物を揃え、出演者もちゃんと当時の人に見えるしね。
ただ、そこで終わらないのがA24。70年代~80年代のホラー映画オマージュを散りばめつつ、前半と後半で同じ構図やシチュエーションのシーンを韻を踏むように重ねていく。
いわゆるヒップホップ的な感覚で70年代スラッシャー映画を現代的にアップデートしているし、そこにしっかりテーマを盛り込むところにA24 味を感じた。
ただ、あえて言えば前半を丸々後半へのフリに使っているので、やや、かったるく感じてしまったかな。
パールのその後の話でもあり物語のつながりでもあります!
前日のその後の話ですが。これはホラーかそれともサイコチックな映画なのか思う中で
老婆のおばあちゃんとおじいちゃんの狂気を描いた話ではないかと感じました。
なので。主人公とその他がターゲットとして狙われたのもおかしくないと感じてしまうのは僕だけなのでしょうか?
最近こういう映画しか見てなくて変に感じてしまいますが。
なんだろうサイコチックな映画って
どうして共感してしまうんだろうと思ってしまいますが。
恐怖と怯えと狂気が人間を変えてしまうことに関してもなるべく把握してしまいました。
だいたいあんな農場でおばあちゃんとおじいちゃんが暮らしていてそこに若い学生たちが来ると何の目的で来て何のために部屋を貸して住み始めるのかもおかしいと思いました。
普通ならあり得ないしあり得もしないけど殺される覚悟で来てるのが承知でしたね
なんなら最初からそういう覚悟で来たってことで良いのかな。
ストーリーとキャストの演技も良かったしストーリーの充実としたホラー映画にはかなりみどころがたくさんありましたね
ですが。主人公とそのおばあちゃん役を1人2役演じていたのが
凄すぎだしこんな役を演じるのも凄いと感じました。
それにしてもグロテスク過ぎるのとところどころビビりましたね
ラスト多分繋がりそうと僕は判断をしてるため次なる作品でクライマックスになるかもしれませんね
その前に今年公開のパールを楽しみにしながら待ちたいと思います。
老人のいけにえ
うーん古いガソスタのでてくるホラー映画には甘い採点をしちゃうなぁ。
ポルノ撮る為に集まった若者達、あーこれからこいつらが殺されるんだなぁとまったり見てました。
思いの外、キャラの弱い老夫婦にあまりインパクトを感じなかった。もっと突き抜けてほしかったなぁ。
悪魔のいけにえをとてもリスペクトしてそうなのにこじんまりした展開。
老セックスシーンがピークかなぁ
旦那の死因には笑ってしまった。
そんなんで死ぬんか笑
ミアゴスがパールやってるのには感心しました。
ミア・ゴスを観る映画
悪魔のいけにえ+悪魔の沼のいいとこ取りみたいなシチュエーション
劇中の台詞でも言及ありますが、
既視感のあるエロやホラー演出も、未知のファクターXとしてミア・ゴスが映っているだけで最後まで観られてしまうから不思議です。
前半の老夫婦の掘り下げが謎の哀しさを生んでいたり、
冒頭からカメラのフレームを意識させようとする演出やワニ沼の俯瞰など、映像もひと捻りあっておもしろかったです。
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