X エックスのレビュー・感想・評価
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白いネグリジェ姿の老婆…それだけでホラー
「なんか…勝てそうなんだけど…」
悪魔でも幽霊でも無くはたまたオーバーオールの赤毛の人形でも無いのにあれよあれよと若者を殺して行く史上最高齢の殺人鬼夫婦…
野暮ったく非力な老人にしか見えないのに
多種多様であざとい手段を駆使して残忍な犯行を繰り返す
79年が舞台…まだまだ女性が表に出る時代では無いのだが
この作品は「いい子」のロレインをはじめ…女性達が性に積極的で解放的
そして、何よりも老夫婦の妻の方が物語の軸に
なっている事こそが2000年代の今に繋がる気がした
「ミッドサマー」同様
見終えてしばらくしてから何とも言えない奇妙なザワつきが湧き上がって来た
「もっと!もっと!」😁と、怖さの期待値を続編に求めちゃいます!!
老いは怖いが面白くない
老いに対する恐怖を視聴者に大いに思い知らせる
という点では恐怖を感じたが、それ以外は単純で
良さを感じなかった。
また、続編を見たいというほどの魅力が
この作品にあるかというと個人的にはないと
思う。
すごいなA24……
トビー・フーバーに捧ぐ?
70年代テキサス州といえば『悪魔のいけにえ』シリーズ、2003年にリメイクされた『テキサス・チェーンソー』を思い出してしまいます。アート的な作風で知られるA24製作ということもあり、期待は高まるものの、ホラー全盛期の雰囲気そのままで斬新な映像は特に見られなかったところが残念なところ。ワニを登場させたのも『悪魔の沼』(1976)をオマージュしたものだろうか。
特徴といえば、サイコキラーが老夫婦といった点のみ。残忍な殺し方も普通の殺人のごとく特筆すべきところはなく、若さを羨み、ほぼ80歳なのに性欲がある老婆なのだ。アラサー、アラフォーといった年齢略称で言えば、アラエイ・・・
前半はグダグダとポルノ映画撮影ばかりで、恐怖シーンはほとんどない。もしかしたらホラーじゃなかったのか?と勘違いしそうにもなった。ミア・ゴスの顔の右半分がシミ・ソバカスだらけだったというこだわりもありました。もうミア・ゴスじゃなく「ミス・ゴア」でいいんじゃない?!てな感じに思っていたら、エンドクレジットではマキシーン役とパール役の二役??と驚かされ、ポストクレジット映像でさらに衝撃!実は『パール』の後日譚だったと・・・わけわからん。あーあーあん、やんなっちゃった・・・と牧伸二ネタも入れておきます。ウクレレじゃなく、ジャクソンがギターを弾くシーンもあり。
なんだかんだと言っても、ジェナ・オルテガの恐怖顔が『ヘレティタリー』のトニ・コレットのように印象に残るし、前日譚『パール』の期待度が高まった。それにしても老婆を演じていたのはミア・ゴスだったのか気になります。ひょっとすると、マキシーンがパールの孫だというオチがついて、サイコキラーの遺伝子を受け継いでいたのかもしれないと大胆予想してみます。
老害。
悪魔のいけにえを思い出す。けっこう良かった。 ウェインが村西とおる...
エロくて不気味でイカれたホラー
史上最高齢の殺人犯夫婦に若者たちが襲われるという、プロットからしてぶっ飛んだホラー作品。
映画撮影で田舎に訪れた3組の若者カップルたちは、やたらエロい格好または裸でウロウロするし、ラリってるし、撮ってる映画はひたすらセックスシーンのポルノだし、ちゃんと許可を取らずに建物を使ったりはしますが、別に悪い奴らではなく、なんなら結構気のいいお調子者。
なのに特に理由もなく○されまくるので同情するし、グロい・痛いシーンも勿論出てきます。
が、全体的にはなんかもう笑っちゃうというか、勢いが凄い。呆気なくやられてしまったり、え?今それ始まるの?みたいなのとか、なんかもう凄い。笑
夏にピッタリのB級ホラー、楽しかったです。
奴はジェイソンママと同等の戦闘力を持っている
けっこうよかった
あんまり怖くないけど面白い。老婆の煮えたぎった性欲が怖い。一番悪そうなおじいちゃんが実は一番苦労しているのではないだろうか。悲しいそうにやったら心臓がやばいというのが気の毒だ。その上、死体だと思ったら生きていてびっくりして死ぬという、ホラー映画の悪者とは思えない最期。
ベトナム帰りの黒人を頼りにしているとあっさり死ぬ。好きな子がポルノに急に出演して失意の映画監督が真っ先に死ぬ。「お前らで勝手に撮れ」と作品を放り出す。プロデューサーは足に釘が刺さって死ぬよりつらい。
ワニがいて怖いけど、私有地に池があって羨ましい物件だ。
リアリティの一線を守る姿勢は、あまり怖くないけど大事なことだ。白黒のテレビでずっと宗教番組が放送されていて、統一教会の映像みたいだ。
A24
見やすいけど爺さん婆さんの動機がよくわからなかった。殺すシーンはテンポが良すぎて興醒めする…。あまり怖くなかった。
ミッドサマーと同じスタジオが制作してるとのことで裸の男女がいっぱい出てくるのかと思ったのに出てこなかった、残念。
結局最初にでできた牛の轢き殺されたシーンと、地下にいた男の人は何だったんだろう…。謎が残る…。
A24映画である故に
懐かしさとお手軽感てとこ。中身スッカスカの80年代ホラーをまんま観てる感覚。確かに残酷描写レベルや時折のしつこさ(ミッドサマー的と言えば良いのか)は、現代風味付けなんだろうけど。まんまポルノとバイオレンスのセットていうのもやはり懐かしい。思い浮かぶのは、近しくはデスプルーフ、古くはソドムの市てとこか。
ま、これがA24映画である事の先入観が手伝い.....ここは計算されてる、わざと安っぽくしてる、少しA24的ホラー感出してる、少しイッチャッタ感出してA24は意外性狙いか...とか捻った考え方となり、それなりに良作に見えて来るから不思議w
A24ブランドが引き上げた感は否めないかと。
あ、ここへ来て今、もっとエグいポルノ+グロな作品を思い出した。セルビアンフイルム、あれは何もかもが相当ヤバかった。観た後に凄く後悔し、暫く経つと何故かまた観たくなる。で、また後悔するw究極のゴア&タブー満載作だった。
本作はセレビアンに比べると、振り幅はおとなしい、つうか別物。A24版80年代風カジュアルホラーといったところか。
殺人鬼老夫婦と言うけれど…
伝統芸的なスラッシャー
失礼さの塊で、若さを浪費しているような頭の悪い若者たちに、加齢で美しさや体力を失った老夫婦が怒りの鉄鎚を振り下ろし、惨殺しまくるゴアホラー。
79〜80年代頭の洋ピン・ポルノの再現性の高さと、容赦のないアトラクションみたいな流血の連続は、最近のコンプライアンスを意識した作品たちとは違って、ちと懐かしい伝統的スラッシャー・テイスト。
シナリオも凝っていて、見応えありました。
エンドロール後にはちょっと長めな次回予告のおまけつき。
暗転して音楽が流れたからといって、帰らないことをおすすめします。
あれ?これってロードムービー風のポルノ映画やったっけ?
と思っていたら大間違い!
中盤以降はスプラッターなホラー映画となりました。
女優陣はチャーミングで、ポルノとしても充分見応えが有ります(笑)
そして、エンドロール後の衝撃のラスト!
実はこの話には前日譚があった‼️
あの老夫婦の殺人鬼に至った謎が解き明かされるのか!?
次回作も見るしかないですね!
続編が楽しみ
A24製作の過去作と比べると、古き良き70〜80年代のスラッシャームービーをオマージュした様な本作は、やや違う趣の作品かもしれない。だが、静かながらも丁寧な人物描写の数々や、得体の知れない怖さはかえってパワーアップしている様に思える。また、エキゾチックな目鼻立ちの主演女優、ミア・ゴスのなんとも言えぬ空気感と相まって、上質なホラー作品を味わう事が出来た。
前半のポルノ撮影のシーンにやや尺を使いすぎな気もするが、それがあってこのストーリーが成り立つ訳であり、決して無駄という訳ではない。観客の中にデート中と思しき若いカップルが複数組みいたが、ちょっとデート映画にしては不向きかも知れないが。
監督がイーライ・ロスの申し子、タイ・ウエストという事もあり、ホラー愛溢れる設定にも笑みがこぼれる。例えば、老夫婦の家のすぐ裏にある池にワニが棲んでいたり等は、トビー・フーパー監督の「悪魔の沼」を連想させるし、斧で扉を壊すシーンはもろ「シャイニング」だ。リスペクトすれば良いという訳では無いにしろ、ホラー界では名の知れた腕利きの監督が撮ると自然な形で盛り込んでくれる。冴えたスプラッタ描写も中々の物である。ホラー好きにはぜひオススメしたい。
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