X エックスのレビュー・感想・評価
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若さと老いと性倒錯と
"X エックス" 三部作第1部。
Amazon Prime Videoで鑑賞(字幕)。
70~80年代のホラー映画やポルノへのオマージュが捧げられ、わざと低予算の雰囲気でつくられているのが良い。
ただ、その雰囲気を守るがための前半部分が退屈でした。刺激的なシーンはあるものの映画館で観たら寝ていたかも。
老夫婦の狂気が爆発する後半で一気に目が覚めた。もっとスプラッタしてもいい気がしたものの、絶品のエグさでした。
若さと老いの残酷な対比。老婆の性倒錯と、妻の殺人衝動に付き添う夫の歪んだ愛情。パンチの効いた要素どもが巧みに作用し、とんでもなく気味の悪い世界観を構築していました。
パールからマキシーンへの「継承」にゾッとしました。だからこそミア・ゴスの二役だったわけか。掛け離れた世界ではなくすぐ隣に潜む恐怖。さらにじわじわ怖くなって来ました。
※修正(2023/11/02)
ホラー的な意味でなく嫌悪感がすごい
よくもまあこれを映画化しようと思ったな。
正直全く合わなかった。
性欲を発散できない老夫婦が若者に嫉妬して殺人とか、、、
ある意味ジェイソンの方がまだ理由としてしっくりくる。
とにかく老女の性欲をこんな形で表現するとか嫌悪感しかなかったな。
しかも若者たちはビッチなわりにみんないい奴なんだよね。
この手の映画って嫌なやつがいるもんだけどみんな性には奔放だけど、
老人たちが困っているのを見て助けてあげようとするのにあの老夫婦ときたら
セックスのことしか考えてない。
なんだか訳わかんないキャラ設定だよ。
この映画105分なのに1時間は何も起こらないという
別の意味でもすごい。ほぼぐだぐだの青春映画。
しかも、若者たちはポルノ映画にも芸術を求めている発言をしていることから
監督もどうやらホラーに何か深い意味をもたせたいようだ。
それが老人の性なのだろうか?
先日観たウェンズデーのジェナ・オルテガが出てた。
可愛かったけど脇役だったな。
流石に裸にはならなかったけど、こんなホラーにも出てるのね。
ジェナはウェンズデーが当たってるからビッグになるのにこんなのに出なくてよかったのに。
この映画前日譚が作られたんでしょ?
監督はそんなにこれ気に入ってるの?
かなりグロい(笑)
「Pearl」を先に鑑賞し本作を観る
史上最高齢の殺人鬼
これぞ、アメリカン・エロチック・ホラー。人の心の奥深くに潜む醜悪なものを、これでもかと注ぎ込んだ内容。前半は、不穏な空気が漂う中にも、男女が絡み合うエロ・シーンを中心に…。後半に入ると、いよいよ血生臭いスプラッター・ホラーな様相を色濃くし、凄惨なシーンを次々と突き付けてくる。
本作の最大な特徴は、史上最高齢の老夫婦の殺人鬼という点。その殺意においても、老齢による身体機能の低下がよって、満たされない老婆の性欲が元凶というのも、なかなか生臭い設定。そこに、若者の自由奔放なセックスへの憎悪と嫉妬を絡め、殺人鬼として仕立てていくのは斬新なホラーと言える。
ストーリーは、自主ポルノ映画を撮影する為の6人のクルーが、ロケ地として田舎の農場を訪れるところから始まる。そこには、不気味さを漂わせた、貧相な老夫婦が住んでいた。順調に進んでいたロケだったが、ある出来事でカメラマンが怒り、ロケから離脱しようとする。それが血塗られた地獄の門の幕開けとなり、老夫婦が猟奇的な殺人鬼へと変貌を遂げ、一人また一人と、クルー達に襲い掛かってくる。
スプラッター・ホラーにおいては、いかに目を背けたくなるような、グロい殺戮シーンが見どころとなる。その点で、不気味な納屋、ワニのいる沼、地下室、幽霊のような老婆等、様々な危険が潜む前振りをしながら、「来るぞ、来るぞ」と恐怖を煽る中で、グロさ満載の「グサリ」と来る演出は、ホラー映画の王道とも言える。
また、こうした作品につきものの、最後には殺されるおバカな若者達のエロ・シーンも、前半には、何度も盛り込まれ、これもまたアメリカン・ホラーの王道を辿っている。本作で主演したミア・ゴスは、『サスペリア』にも出演していたが、今回、惜しげもなく裸体を晒し、大胆なベットシーンも演じている。
現在、本作の前章譚となる『パール』が、上映されているので、時間があれば観たいと思う。こんな暑い日が続く夜には、うってつけのホラー作品である。
エロ、ちょいグロ、サイコパス老夫婦のはちゃめちゃホラー🙄
映画史上最弱の殺人鬼。
🙅エックス‼︎
聖なる介入!!湖の畔でおぞましい血が流れる作品!
一応観てみました。
死ぬほど快感。
原題
X
感想
ミッドサマーのA24が仕掛ける真夏のエクストリームライド・ホラー!
1979年、テキサス。3組のカップルが映画の撮影に訪れたのは史上最高齢の殺人夫婦が潜む家だった
予備知識なしで観たのですがまあまあでした。
殺人現場からの24時間前のこと…。
老夫婦は気持ち悪くて不気味でした。
テンポがよくなく上映時間の105分が長く感じました、特に中盤が…。
ですがRJが殺されてからは人がポンポン死にます。
ゴアシーン、牛舎でのピッチフォークのシーンはきそうだなと思いながらもびっくりしました笑
車で頭を潰されるのはスッキリ。
ミア・ゴスの一人二役は凄かったですし、ババア役全然分からなかったです。オーバーオールからの横乳はエロかったです笑
マキシーンはTVのよくわからない宗教の娘でした笑
他のレビュアーさんのレビューではエンディングロールの後も続くみたいなんですがアマプラではなかったです。
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※クソッタレのホラー映画じゃないか?
人に薦めていいのか悩む作品。。(内容がね。)
これは…なかなか衝撃的なものを観た……
ホラー映画は、
都会から来た若人と田舎の畑しかないポツンと一軒家の住人とは昔から相性が悪い。
絶対、◯されるに決まってる。
ガソリンスタンドも不穏の象徴だし、道中、◯体があったらもうほぼ100%の確率で全員やられてしまう。
鑑賞前に“ま、どうせ今回もそんなホラー映画さ!”
なんて思って観てしまったら最後、
“な、なんだこれはーーーっ(汗)”となる。
そして、終盤になるとさらに、
“な、何をみせられてるんだ(焦)”となり直視できない。笑
映像の合間にたびたび飛び込んでくるテレビの演説放送。
その伏線が最後に回収されたときは普通にびっくりした。
入れ込み方が上手い!
なかなか特殊な作品だが、ちょっと変わったのが観たいと思う人はぜひ一度鑑賞してほしい。
裸オーバーオールがすごいキュート
今度公開する「Pearl」が気になってたんですが、その前作があると知って慌てて観てみました。
7〜80年代ホラーのテイストをリミックスしたような、何というか実にA24らしい作風なんですね。
特に昔のホラーとポルノが背中合わせみたいな感じにしたかったのが良くわかります。あと「ブギーナイツ」の匂いもしますね。
基本的なホラーの要素はキッチリはめ込んでいて、変な言い方すると安心感があるんですよ。
そんなクラシックなホラーに、現代のフックをいくつか仕込んでいて飽きさせません。
物語は“殺人老夫婦の家で起こる惨劇”なんですが、何処かコミカルな可愛らしさがあります。レスの要素とかやたら効いてますしね。
可愛らしいといえばミアゴスの裸オーバーオール、あれはすごいキュートでしたね。
あとエンドロールで気づいたんですが、一人二役だったんですね?これも凄い。
そう思えば少し不思議な伏線がありましたね。
怖いというのと少し違いましたが、とても楽しめた作品でした。
次作も楽しみです。
A24のHシーンは笑わさなあかんのか?
前半サスペンスチックなし
後半ホラー感なし
なんでこんな映画見てるのか?
時間が気になった。
ミキサーの女の子
清純そうだったのにビッチに変身!
ババアおそらく特殊メイクだろうが
行為がおぞましくしかし
ミアゴス脱出シーンは笑ってしまう。
50点
1
Tジョイ京都 20220712
意図的な演出が光る「クソホラー映画」
この映画はセンセーショナルなホラーでも、スタイリッシュなスプラッターでもない。
本編最後のセリフ通り、意図して製作された「クソホラー映画」なのだ。
『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』を送り出した新鋭ホラー制作会社A24の最新作、という触れ込みだけで映画オタクは興味を持つであろう今作。
新作『Xエックス』での挑戦は「大定番スラッシャー」「グラインドハウス」の皮を被った「どんでん返しホラーシリーズ」だ。
実は今作、公開前から「3部作」化が発表されている。ヒットするしないにも関わらず3本作りますと言い切り、遅れて公開された日本ではエンドロール後に2作目の特報まで観せてくれる。その気合の入り用は格別だ。
性に開放的な若者が旅先で惨殺されるというテンプレな展開を軸に「ポルノ映画」「NTR」の不快でクソくだらない展開で観客が飽き始めた頃、待ってましたと言わんばかりの虐殺が始まる。
そうそう、主演ミア・ゴスだが、彼女自身が初期作品から胸や性器をスクリーンに映す半ポルノ女優のようなキャリアを築いている。彼女が脱ぎたくて脱いでいるのか、それともマキシーンのようにドラッグでもやらないとやっていけないのか、役者の本心など知りようがないが。
殺人老夫婦の動機も不快でクソくだらないが、セックスレスに悩む姿は観客の現実ともリンクする。抑えきれない肉欲を顕にする老婆は生理的に不快だが、そんなクソホラー映画を観ている私たち自身の未来でもあり、やりきれない不安を抱くのだ。
そしてなにより、今作最大の“カラクリ”は主人公と対になる殺人老婆もミア・ゴス自身が演じている1人2役構造だ。
特殊メイク老婆の違和感が目立たないよう、終始遠景や暗闇でしか登場しない老婆。中盤から照明がクッキリ当たるカットや顔がアップになるシーンが増え、多少違和感ある肌のテクスチャーや特徴的な骨格で「え、これミア・ゴスじゃん!?!?」と衝撃を受ける。(パンフレットを読むまで気が付かない、むしろ鑑賞後も理解していない観客すら少なくないらしい)
日本公開版では終映後に続編の特報が流れるため、より1人2役が強調されたエンディングを迎える。正直、日本版は本国公開時より体験価値が高い2時間といえるだろう。宣伝会社、配給会社の粋な計らいだ。
A24が挑む新たなスタイルのホラー三部作、その完結がいつになるかは知らないが、必ず映画館で見届けたい。
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