「ありのままでそれぞれに幸せ。」セイント・フランシス はくさい(さぽしゃ)さんの映画レビュー(感想・評価)
ありのままでそれぞれに幸せ。
何事も中途半端な30代の主人公ブリジットが、ひと夏だけ6歳のフランシスの子守りの仕事をする。
高齢出産・避妊・堕胎・生理・産後鬱・育児(授乳)などなど今までタブー視されて来た女性の問題オンパレードの101分。こういうと敬遠される方もいるかもしれないが、決して押しつけがましくない。あるグループを敵にしたり、批判的な視点で描かれていない。コミカルで軽やか。しかし芯はしっかりある。
自然や命をありのまま受け入れた、聖フランチェスコを想起させるタイトル
「セイント・フランシス」
ありのままでそれぞれに幸せな世の中になればいい。
脚本は主役ブリジットを演じたケリー・オサリバン。
生理の話(不正出血)で101分なのに、ラストの爽快感よ。
センスを感じる。
次回作に期待したい。
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