劇場版 おうちでキャノンボール2020のレビュー・感想・評価
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最&高
小池知事が一致団結を呼びかける傍らで撮影してる画は最高だった。出演女性達は割り切っているからだろうか、コロナ禍の状況を笑いながら話しており、そこには深刻さを感じさせずなんなら人によってはその笑顔に癒しさえ感じた。このカットはそれまでのテンションを一転させるので締め方としてはお見事。ただ、話の内容には最初刺さりながらも、途中で目が覚めてしまい(それまでのバカバカしさを思い出してしまい)、製作陣側に内心「やかましわ」とツッコんでいた。
エンディングは爽やかだったな。自分自身を躊躇なく表現する監督達に薄らと憧れを抱いた。若い人達がそういった人達を支持する理由がわかった。
無冠の帝王
「テレクラキャノンボール」を本家とするならばスピンオフのような趣きもあるけれど、久しぶりに体験した感動はしっかりと「テレクラキャノンボール」のそれでした。
乾いたギターリフ、大きく表示される英語キャプション、高速道路を走り抜ける映像。すべてが懐かしい記憶を刺激して忘れかけていた興奮を思い出させてくれます。
そして、何よりもおもしろい!
圧倒的に笑えます!
ナンセンスでくだらない事に真剣に独創的に立ち向かう姿が滑稽で可笑しくて、素晴らしい。
絶対に何の賞も受賞しない最高のドキュメンタリー映画。
非常事態宣言下を遊ぶ大人たち
テレクラキャノンボール最新作の撮影を前に
新型コロナによる非常事態宣言が発令。
ソーシャルディスタンスを保ちながら
敢行された人気シリーズは
「カッコいい大人たちの遊び」でありながら
知られざるコロナ禍の記録でもあった。
この作品だからこそ描き出せた
コロナ禍を過ごす女性たちの生々しい痛切なリアル、
そして彼女たちを相手にしながら
作品を作り出そうとする監督や男優たちの
クリエイティブがどこまでも痛快だった。
「リモートで何が出来るか?」
あぁ、もう2年前なんだ。
近い過去がものすごく懐かしく思えました。
さて、2020年春、
各所でこんな声(表題↑)が聞こえてきたかと思います。
何が起こっているか、誰も分からない未曾有の事態。
『一体、何が作れるの?』
いい大人が、こんな「禍事」において、
とても刺激的なドキュメンタリーを作り上げました。
久しぶりに劇場で泣き笑いしてしまいました。
社会的な記録映画としても傑作(?)だと思います。
連日の満員御礼。
大勢で時代を共有するってイイですよね。
202X年、待ち遠しいです!
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