ロックン・ロール・サーカスのレビュー・感想・評価
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反応まちまち
個人的には他レビュー程悪くは感じなかった まるで笑点で、観客席に一緒に座って曲紹介するようなテレビ的演出も面白かったし、クラプトン、キース、レノンなんてとんでも無いスーパーセッションでの曲が3コードのシンプルでループが続く、いわゆる踊れるロックンロールというのも懐かしさを憶える。大学時代の軽音部の夏合宿を思い出すようなそんなユルい発表会が演出されているのも面白い。そんな中でも観客の反応がバラバラだったのも同様w
トリのストーンズが一番映像を意識した演出だったのも面白い。なんだかんだで優等生だったのだろうね。
それにしてもブライアン・ジョーンズの独りぼっち振りがスクリーンからこぼれ落ちていて、寂しさが如実だったのが印象的な作品。
ひとことReview!
1960年代後半のロックンロールの勢いを思い知らされた作品。サーカスとの融合、クラシック音楽との融合を試みただけでも凄い事なのに、ヴォーカルのオノ・ヨーコが叫んだだけでも成立するというのは本当に驚き。ジョンとヨーコ、エリック・クラプトン、イヴリー・ギトリスらとのセッション映像は本当に貴重。
ジョン・レノンとオノ・ヨーコと、エリッククラブトン、キース・リチャ...
ジョン・レノンとオノ・ヨーコと、エリッククラブトン、キース・リチャーズらがこの収録のためだけのバンドを組んで演奏するという、驚くような映像がさりげなく含まれた本作。この収録のすぐ後に亡くなるローリング・ストーンズの初期メンバー、ブライアン・ジョーンズの楽しそうな表情など、数え上げれば切りがないほど貴重な映像が多数収録されているのに、当時は公開されることなく、長らく「お蔵入り」となっていた作品でした。
『サマー・オブ・ソウル』(2021)や『アメイジング・グレイス』(2021)など、当時何らかの事情で公開されなかったライブ映像作品が、後年になって公開されるという例は決してないことはないのですが、本作のゲストメンバーの豪華さを見ると、なぜ未公開になってしまったのかと思わず首をかしげてしまいます。ザ・フーの見事なパフォーマンスと較べてストーンズの演奏が見劣りすることをミック・ジャガーが不満に思った、などいろいろと言われていますが、真相は判然としません。
ただ実際の映像を観ると、「サーカス」というコンセプトが演奏と噛み合ってなかったり、結局のところこれだけ豪華なゲストメンバーをストーンズの前座扱いにしかしていない、テレビ用に撮影したためか、レストア版でさえも画質が厳しい(同時公開の『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』と比較しても顕著)などなど、ショーとしての完成度の低さが目立ち、仮に当時公開されていても、残念ながらそれほど話題にならなかったのでは、と感じました。
というイベント部分に関する問題はさておいて、これだけ重要な映像と音楽が現存していて、しかも今この時代に4Kレストア版を大スクリーンで鑑賞できるよう努力してくれた関係各位にはひたすら感謝!
やっぱりキースのベース!最高!
4Kレストアなので、もうちょい改善されたかと思っていたが、昔ビデオで観たのと画質は殆ど変わってなかった。
とはいえ、やはりデカい音とデカいスクリーンは全然違う。
あのド迫力のキース・ムーンや、Dirty Mac のカッコよさ!
当然ながら自宅で観るのと大違い。
低音までグイグイ響いてくる。
Dirty Mac でのキース・リチャーズのベース、本当にカッコイイ。
この頃リリースしたばかりのアルバム“Beggars Banquet”1曲目の“Sympathy for the devil”も、あのベースラインはキースが弾いていたが、本当にグルービーで最高。
“Sympathy for the devil”は、このプログラムのクライマックスでも演奏されるが、ここでは勿論キースはギターを担当。
あのベースのリフをキースがギターで弾くヴァージョンは、半年後のHyde Parkでのコンサート(ブライアン・ジョーンズ追悼)ラストでは最高にカッコよかったが、ここでの演奏はそれほどでもない。
しかし「ロックンロールとサーカスの融合」というアイデアだったのに、なんでデカいテントの中で演らなかったかね?
サーカスの出し物もロックとは全くリンクせず盛り上がりにも欠け、なんともイマイチ。
まあ、所詮はテレビ番組の企画なので、製作側としては視聴率が取れ、無事終了なら、それでOKということだったか。
あと、スクリーン上映の大画面における一番の欠点は、あの頃のミックの顔のアップ…
アレはちょっとキツイ…
一応お蔵入りになった理由は、Whoの圧倒的なパフォーマンスにストーンズが霞んでしまった為らしいが、実際のところは、あのアップの顔を見て、自分でも「キツイなぁ〜」と思ったのかもしれない。
そして歌詞の翻訳もイマイチ。
昔からの日本版レコードの翻訳そのまんまかもしれないが、ありゃセンスないわ。
今回はアップデートを少し期待してたが残念。
そしてアップデートといえば、完パケでカットされていたマリアンヌ・フェイスフルの”Sister Morphine”ひょっとしたら今回は入っているのかな?と淡い期待をしていたが、残念ながら元のまんま。
しかし、やっぱり Dirty Mac は、もうちょっと演って欲しかった。
クリームの”Sunshine of Your Love”なんか、ジャック・ブルースのパートをジョンが歌ってもキマったと思うけどなあ。
やはり、あのバンドは色々と妄想してしまう。
ブライアン😢
初めはジャガーリチャーズに惹かれましたが、遡ってブライアンのファンです。
オープニングからずっとニコニコして可愛いけど、エンディングではキースにガン無視されちゃってるのが切ない。まぁ、収録前日にもちょっとあったらしいしね。
生前最後の映像という事で、演奏も不完全燃焼感は否めないけど、ストーンズの始まりは確かにブライアンだった。
あと、個人的にはジェスロ・タルが凄く良かった!フルートは効いてたし、ベースとハープってめちゃくちゃカッコ良かった!
あのスペシャルバンドは、ちょっとヨーコさん微妙だったな。
タイムスリップしてライブを楽しむ
綺麗な映像に編集して公開してくれてありがとう!
感謝しかない。
当時を知らない世代の者でもその時代にタイムスリップできた。
動いてるザ・フーは初めて観たけれど字幕の歌詞も見ながら聴いていると身震いした。
ジョン・レノンのカリスマ性もよくわかったし、オノ・ヨーコの歌い叫ぶあたりではこんな素晴らしいライブに参加出来た人たちの幸せそうな姿を羨ましく思った。
ローリング・ストーンズはもちろんのこと、同時にサーカス小屋の雰囲気も楽しめてなんて素敵なフェスなんだ!
映画館の座席に座りながらもリズムを刻んで存分に楽しんだ。
ミック・ジャガーはやっぱりかっこいい
どういうわけか会場(ステージ)をサーカス小屋に見立てて、進行役をミック・ジャガーが務め、出し物、演目としてミュージシャンが次々と出てきて演奏するという意味不明な、でもなんか楽しい1968年のライヴ映像。
ジェスロ・タル、ザ・フー、…と続いてジョン・レノンも登場。キース・リチャーズともう一人カッコいいハンサムなギタリスト…エリック・クラプトンだ!…をバックに熱唱。オノ・ヨーコも出てきて奇声を発してました(笑)。
最後はローリングストーンズ。6曲を演奏。"ジャンピング・ジャック・フラッシュ"を歌うミック・ジャガーのカッコいいこと。これを大スクリーンで見られただけで大満足。やっぱりカッコいいや、ミック・ジャガーは。
スクリーンで観れるのはやはり嬉しい
こちらもチャーリー・ワッツ追悼で公開された作品。
レストア版は日本初公開ですよね?
画質は大分鮮やかに(でも画面下の毛?は取れなかったみたい)なっており、ゴージャス感が増しました。
今観てもそのゲストは実に贅沢で、その錚々たる面々には驚きます。
ダーティーマックなんてこの時だけですからね。
そんな中、やはりフーのステージは目立っており、とりわけキースムーンのプレイはすごいに尽きます。
ミックは気に入っていなかったみたいだけど、ストーンズのステージも悪くなく、映像で目にする分にはとても楽しいです。
ただ上映が東京ですらBunkamuraだけというのはキツイですよね。
アップリンクでもやるみたいですが、もうちょっと広がってくれればと思います。
ただ、今でもこうしてスクリーンで観れるのはやはり嬉しいものですね。
とても面白かったです。
ここに在るのは最高のロック‼︎
これは自分にとって伝説だった。
ようやく観ることができた。
ローリング・ストーンズが「ロックンロールとサーカスの融合」を目指して企画・製作したということで、撮影は1968年12月。サーカスの見世物が少しだけ挿入されるが、『サーカス小屋のロックショー』と言っていいかと。
そう、ここに最高のロックが在りました。
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これから観る方は以下をスルー願います🙏
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ジェスロ・タルからスタート。いきなりのハードパンチに倒れそうになった。デビューしたばかりだというのにこの風格はいったい?エンドロールでトニー・アイオミの名前が😵︎バンドに馴染んでて全然気づかんかった。直前にミック・エイブラハムズが脱退してたのですね。
中3の時の思い出・・・1974年8月18日の名古屋市公会堂、ライブ後に出待ちしてイアン・アンダーソンにサインをもらった。タルが好きだった。
続いてザ・フー。ジョン・エントウィッスルのベースの音圧が😲😵🫢最高のベーシストです👏👏👏ジョンの絶対的な音の壁ならぬ音のグラウンドの上で無邪気に遊ぶキース・ムーン。これまた最高‼︎
タジ・マハール・バンドのギタリストはジェシ・エド・デイヴィス👏👏👏思わぬプレゼントでした。短いソロながら今作の目玉の一つですね。
見目麗しきはマリアンヌ・フェイスフル💕
ミックとつき合っていたというが知らんし。
そして最初のクライマックスはザ・ダーティ・マック。これはジョン・レノン、エリック・クラプトン、キース・リチャーズ、ミッチ・ミッチェルからなるスペシャルなバンドだった。圧巻だった。これだけでも十分満足できるのだが、、、
ストーンズのパフォーマンスがすべてを圧倒した。
「悪魔を憐れむ歌」の存在がホント大きい。昨年観たゴダールの「ワン・プラス・ワン」でこの曲の誕生の奇跡を目撃したのだが、今作においても怒涛のクライマックスを形成した。
これが最後のパフォーマンスとなったブライアン・ジョーンズ😢ブライアンこそがストーンズの創設者だった。
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