「鑑賞後、深く考えさせられる映画でした」私のはなし 部落のはなし orangさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞後、深く考えさせられる映画でした
部落問題について、特定のイデオロギーや団体の主張を押し付けることなく、
この問題について一人ひとりが深く考えるヒントや材料を、
優れた撮影技術とドキュメンタリー形式で冷静に、多面的に提供するような作品でした。
大上段の俯瞰ではなく、あくまで一人称の目線で、
部落問題に関わった(もしくは関わらざるを得なかった)方々の自分史や貴重なインタビューが
重層的にミルフィールのように重なり、不思議な余韻がありました。
特に崇仁地区の80歳くらいのおばあさん(高橋さん)のインタビュー、林さん?の息子さんの語り、黒川みどり教授の解説、が心に残りました。
上映時間は4時間弱ですが、途中休憩もあり長いという印象はありませんでした。
ぜひご覧になることをおすすめします。
コメントする