劇場公開日 2022年6月18日

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「希望を手放さないこと」百年と希望 redirさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0希望を手放さないこと

2022年7月31日
iPhoneアプリから投稿

感さんと、参議院議員山添拓さんのトークショー付きというとこで鑑賞。
共産党に頼まれて撮った映画ではない、と監督さんの言葉あり。
確かに、相対化客観的な視線が一貫している。
タイトルの、100年という方がメインの共産党が作った映画と思うたら、100年部分は特に大きくフォーカスされておらず党員の地道な活動、100年の間になんとなく培われてきたアンチな感情や誤解部分かな、と思う。
一貫して希望絶望そして希望感じた。希望を求め、希望を信じ、希望を託し、希望のために行動する人々。監督の視座と見るものの視座が一致する。偏向しないが一致知る良いドキュメンタリーと思う。女性の貧困、差別的な環境、夫婦別姓、LGBT、校則の不自由、、
何で?何でダメなの?と思ったと気にあきらめず相談すること、関わりを持つこと、理由をきくこと、闘うこと。日々の生活の中の小さな出来事一つ一つ議員党員一般の市民、学生などに丁寧に聞き取り撮影。
トークショーに登壇した監督さん、山添さんと同じように好感を持てた作品。共産党とかなに党ではない、自分に関わりがあることを自分と同じ考え方向性で動いている議員さんを推す、という、ここに出てくる市井の方は自分の痛みも人の痛みもわかる、思考停止しない素晴らしい方たち。私もそこに希望をみた。
それから赤旗新聞の編集会議実際の記事コマ割りから印刷までの緊迫感を拝見できるのも貴重!!

redir