劇場公開日 2022年4月30日

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「原日本・縄文の流れを残す、原日本人の在り方を見た」チロンヌプカムイ イオマンテ suzy6さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0原日本・縄文の流れを残す、原日本人の在り方を見た

2022年7月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

プレハブの「ウポポイ国立博物館」に行くよりも
100倍アイヌがわかる、素晴らしい映画!

北海道中の8のアイヌ部族の踊りもある!
翁の奥さんや、孫たちは日本人離れした西洋顔。 沖縄に似ている。
歌は、独特のトランス周波数を出す。
昔の縄文人はテレパスと言うから、宇宙へ願いを届けるのだろう。

アイヌと沖縄の方は、一番古い日本人・縄文人に近い遺伝子という。
混血で薄くなった我々が、憧れても困難な、原日本人の血の伝統である!

自然を敬い
動植物の命を大切にし
自然に寄り添って暮らす、アイヌの人々。

災害で電気が止まっても
ネットが使えなくても 騒がず。

食料不足になっても狩猟・採集で生きていける。
素晴らしい生活力は、どんな災害でも生きていけるだろう。

子供たちは村から出たいというが、その生活技術を持っているのだろうか・・
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京都では公家の漆器 「行器(ホッカイ」で、甘酒を作り
京都では貴族の茶碗 「天目台」付き茶碗が、祭祀の最上の茶碗である。
そして、その茶碗の家紋は、源氏の「三つ巴紋」!
飲み方も、「天目台」の貴人作法そのままであるのには驚愕であった。

翁は、義経神社のある、「平取アイヌ村」の沙流川出身だが
源義経が、その儀礼を伝えたのか・・・?
そう考えると、、無性に北海道へ行きたくなった。

また、帽子が、高僧が最高礼装でつける帽子に形そっくりであった。
大切にして頂きたい。

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suzy6