ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
全511件中、461~480件目を表示
意外と狭い殺し屋業界
「R15+」指定なので、15歳以上の方がご覧いただけます。
多数の人も死にますし、殺害シーンもリアルですが、面白いアクションシーンに
思い切って演出しています。
殺害シーンが苦手という人には全くお勧めできません。
殺害シーンでさえもギャグのように笑って楽しむような映画です。
IMAXで鑑賞しましたが、アクションシーンもハリウッドらしく派手なので、
IMAXでの鑑賞をお勧めします。
登場人物の誰と誰がなぜ敵で味方なのかわからず、目まぐるしく変わるので、
一度見ただけでは理解困難なストーリーです。
伏線は多く、回収されるので、これが理解できるかで、この映画への評価が分かれるでしょう。
新幹線の乗客が少ないのも伏線で、回収されます。
この映画を楽しめるのなら、リピート鑑賞するとさらに、楽しめそうです。
アメリカでヒットしたというのが信じられないくらい日本人向けギャグアクション映画です。
「きかんしゃトーマス」の話は、スパイス的にピリッと効くのですが、あまり、気にしすぎない方が良いです。
音楽も楽しめるので注目してください。
自分は「ヒーロー」の歌が流れるところが面白かったです。
日本人にはなじみ深い東京から京都へ向かう東海道新幹線が舞台なので、駅名とかは理解できるので、
主人公が、新幹線を降りたくても、降りられないところは、理解しやすいです。
主人公が、新幹線に乗り込んでからストーリーが加速して、わけわからん方向へぶっ飛びます。
インスパイア「マリアビートル」
原作既読
これまでの伊坂作品の映画化が
いかに小説を映像化するか、という試みだとすれば
ブレッド•トレインは伊坂幸太郎さんの作品を
表現やら細かい設定やらといった小説ならではの素晴らしさを
あえて再現しようとしていない。
キャラクターやシナリオといった分かりやすい要素だけを
抜き出し、得意のハリウッド的な要素を合わせて
完全にかき混ぜて一つのエンターテイメントとして
再構築したもの。
よって原作の再現性を期待してしまうと
特に舞台が日本である以上、「こんなん、日本やない」とか
キャラクターの設定に対する違和感とか
粗探しで終始見終わってしまう。
ところが、
「マリアビートルのアイデアをもとにこの作品を作りました」
として観ると、とても面白い作品。
オモシロニッポンを舞台にした濃いキャラクターが
ベッタベタなハリウッド感満載の非日常のエンターテイメントを私は楽しめました。
原作未読の方は映画から原作に入っても良いと思います。
きっと改めて映画が見たくなると思います。
血塗れなのにポップでカラフル、ヘンテコな日本が楽しめる痛快なバカ映画
結論、メッチャクチャ面白いです。真面目な人からしたらホワイトウォッシュだと怒りそうですけど、ヘンテコな日本を舞台にした『デッドプール2』みたいなノリの人がバンバカ死ぬのに軽快極まりないバカ映画です。ヘンテコな日本を舞台にした映画をだいぶ参考にしてるっぽくて、まずはやっぱり『キル・ビル』の影響が大きいかと。あとは『GODZILLA ゴジラ』、『ウルヴァリン : SAMURAI』、『モータルコンバット』、『G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ』といった比較的最近の作品からの影響も濃厚。それは真田広之、アンドリュー・小路、アーロン・テイラー=ジョンソンといったキャスティングにもリスペクトが感じられます。全編ほとんどセット撮影、新幹線の中というワンシチュエーションで延々繰り広げられる殺し合いは極めて凄惨なのにカラフルでポップ。ここで注目しておきたいのは撮影監督のジョナサン・セラ。『ジョン・ウィック』でデイヴィッド・リーチと組んで以降、『アトミック・ブロンド』、『デッドプール2』、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』と連作していて、ブラッド・ピットとも『ザ・ロスト・シティ』で組んでます。今回はギラついたネオンや新幹線車内の照明といったアイテムで全編を鮮やかにコーディネートしています。特筆すべきは謎の女子学生プリンスを演じるジョーイ・キングの美しさをかなりねっとり撮っていること。あらゆるキャラを翻弄しまくるファム・ファタールを大きな瞳だけで表現するかのような怪演を見事に捉えています。
意外だったのは主人公がほとんど活躍せず悪運だけで窮地を切り抜けていくところ。この辺は『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』の主人公や『デッドプール2』のドミノっぽいキャラクターだなと思っているところでドミノを演じていたジジ・ビーツが登場する辺りは狙っているのかも知れません。タンジェリンとレモンという殺し屋コンビもユニークで、恐らくは『パルプ・フィクション』のヴィンセントとジュールスへのリスペクト。旧約聖書を引用するジュールスに対してレモンが引用するのが『きかんしゃトーマス』というのが笑えるわけですが、トーマスネタがしっかりストーリーに絡んでいる辺り物凄くシャレています。散々フザケ倒しているのに冒頭からポンポンばら撒いている伏線を一気に回収する展開は強引ではあるけど爽快。そして何といっても真田広之の大活躍が眩しい。『モータルコンバット』でも全然衰える様子のない鋭い身のこなしを披露していましたが、本作で見せる重量感を伴った殺陣は近年ではベストと言えるでしょう。
サウンドトラックがまた最高で、誰もが知っているあの歌この歌の別バージョンが採用されている上に、クライマックスで流れるのがあの人のあの歌なのには思わず飲んでたコーヒーを噴きました。この選曲チョイスはアラフィフの日本人だと思うと同時に、この選曲は日本以外ではチンプンカンプンなんじゃないのかと心配になったりしました。
さりげないカメオ出演も豪華で、これは『ザ・ロストシティ』と『デッドプール2』を観ている人にはボーナスポイントと言えるかも。
ワの国を横断する弾丸列車
原作の面白さを100とすると、65くらいかなぁ。真田広之演じる木村のお父さんが早々に只者ではない感を出してしまったのがもったいない。原作では、孫を溺愛する普通のおじいさんに見えて実は、っていうのがカタルシスになっていたんだけど。
先行発売されたメイキング本を先に読んだ段階では、世界感も設定もすごく期待できる内容で、ワクワク感がいっぱい。
蜜柑と檸檬がホワイトデスのバカ息子を救出した回想シーンは、オフビート感がドライブするアクションがいっぱいで、期待できる出足。中盤以降は、ちょっとマンネリするんだけど、ラストは伏線回収も小気味よく、まあまあの満足感。
マルチバース上の日本というか、ワの国の新幹線といった趣で、ハリウッドならではの面白さを堪能できます。
原作読んでない人の方が、楽しめるかも。
感謝の気持ちで満点です
もしかしたら、原作ファンの方からも、映画として楽しみにしていた方からも、多くの〝なんだかなぁ〟との声が聞こえてくるかもしれません。
ですが、私は今、密かにかつ猛烈に感動してます。
出版業界の事情は知りませんが、この原作を英語圏の人にも紹介したいと思った人がいて、採算ベースで判断する現地アメリカの出版社を説き伏せてくれて、その結果それを読む人がいて、更に映画にしたいという人まで現れて、挙句にこんな大物俳優までが出演を快諾してくれて、おまけにコロナ禍でのさまざまな制約もある中で、今日この日を迎えたわけです。
作品としての完成度とか、日本社会の再現度という尺度では、手放しで褒めたくなる、なんてことにはなりませんでしたが、監督に原作愛はあるのか?という観点からすれば、私には感謝の気持ちしかありません。
とにかく運の悪いブラピ(原作では殺し屋ですが、映画では基本、殺しは主たる成業ではない)。
性悪なのに、異常に悪運の強い王子(原作では中学生の男の子)。
この二人の対照的な立ち位置と物語の進行が交錯し、読者の期待や失望感を微妙にざわつかせるのですが、このあたりは原作の持つ味わいをうまく表現できていると感心しました。
そして、漫才コンビのような蜜柑とレモン。
機関車トーマスをこよなく愛するレモンの侮れない人間観察力、洞察力。
原作では、どちらかと言うとクールで知的な蜜柑が、トーマス話ばかりするレモンに対して、アンナ・カレーニナの話をしようとするのですが、どうせレモンに言ったところで「あんな彼がどうしたって?」と反応されるのがオチだからやめた、なんてエピソードもあるような楽しい関係なのです。
この原作ではかなりのキモとなる部分も、映画においては相当に脚本で苦労しながら描こうとした努力の跡も伝わってきたし、ラスト間近のシーンからもレモンというキャラクターへの愛が感じられました。
他にもいろいろありましたが、わずか2時間の映画の中で、この二つのポイントを外さずに撮りあげたということだけでも、とても嬉しかったです。
皆さま、ハリウッドが描くニッポンあるあるについては、大目に見てやっていただけませんか。
カメオ出演というか友情出演?
チャニングだけでなく、デッドプールのライアン・レイノルズもいましたよね?
大大大満足なエンターテイメント!!!!!!!
トーマスは人生
コロナで日本撮影が出来なかったそうで
それゆえの想像とアイデアの新幹線に日本なのね。
エキストラに日本人もう少し居なかったもんですかね…日本が舞台でも日本と思わず観てたけど。
ブラピっていつからやることなすことシュッとしたイケメンじゃなくなったんですか?
そのイメージしかなかったからコメディ臭がすごかった。
原作読んでないから普通にポップコーン食べながら最後まで力まず観ました。
面白かったですよ。
三流のコソ泥が迷い込んだのは暗殺者しか存在感しない異世界(電車内に限る)でした。
ある意味、ザ・ロストシティのアンサー的作品。何がアンサーかと言えば、キャスティング的な意味&方向性の意味で。
何にも考えずに見ることができる超脳筋映画。
舞台はお隣の国のパチモ…いえ、大陸的風土をゴージャスに取り入れた新大陸日本、というところでしょうか。
ゆかりとかいうご飯のお友達みたいな名前の超特急列車にぶち込まれたブラピと、彼の命を付け狙う暗殺者達によるハートフルストーリー。
なお、ブラピは完全にとばっちり食らった立場です。ディカプ◯オがやると360度胡散臭さしか残らんのに、ブラピがやると妙に許せてしまうところがある。そんな割とテキトーに生きてる系の三流コロ泥の役です。正直すげえ似合う。
なお、暗殺者メンバーがかなりの曲者揃いだったりする。
尺的にはそこまで長くないですが、全員ちゃんとなんで暗殺者になったのかが丁寧に語られていたり、その理由が別の誰かが暗殺者になる理由にも繋がっていたり。
さすが伊坂幸太郎原作。伏線の張り方が半端ねえです。
そしてこの映画の見どころは、何と言っても真田広之氏でしょう。
めちゃくちゃかっこ良かったです。刀遣いが映える長老。ただし過去バナを語らせると長い。
頭からお尻までアクションとコメディが良配分に散りばめられ、特に最後の最後までちゃんと伏線→回収のお仕事がされてて非常に面白かったです。
なお、とんでもないところで坂本九が流れてきたり、BGMもなかなかに凝ってました。サントラ欲しい。
実際の日本との差異は見て見ぬふりをしましょう
殺し合いと、ギャグと、ジャパニーズ
4DXScreen@池袋で鑑賞
まずは映画内容の評価ですが、登場人物全員のキャラが濃い割には一人一人の深掘り・感情移入度が低いままどんどん進んでいくので、お腹いっぱいの状態が続きました。家系ラーメンでわんこ蕎麦やらされたイメージですかね。
なんちゃって日本の雰囲気は嫌いじゃないです。多分このインチキ感は狙ってやってますね。東京駅の新幹線ホームしょぼっ!から始まりツッコミどころ満載ですが、外国人のイメージする日本ってこうなのかな?とか考えながら見ると結構面白かったりします。
ブラピの抜け感と真田さんの大物感は素晴らしかったです。
以下、4DXScreenの評価です。
座席が動いて風や熱風、水滴が飛んでくる4DXと、劇場の左右の壁にも映像が映るScreenXを組み合わせたものです。4DXは一つのエンターテインメントとしてはアリかもしれませんが、映画に集中するためには結構気が散る要素でした。血飛沫のシーンで水滴が飛んでくるのは笑えましたが。ScreenXは全編に適用されるわけではないですし、映像が粗くあくまで視界の隅っこに入る存在という感じです。もしかしたらトップガン2回目以降とかなら楽しめたかもしれませんが、初見の映画を100%楽しむには逆に邪魔になってしまうかもしれません。
めっちゃ楽しい。ブラピにきゅん❤️
世界よこれがニッポンだ。?
設定はおかしいがなかなか面白い。
日本が舞台になった作品ですが設定が色々おかしいですね。
まず、距離感がおかしい。
東京→京都間を走る弾丸列車の中での物語ですがこの作品を作った人は
東京→京都間がニューヨーク(東海岸)からサンフランシスコ(西海岸)くらいの
距離だと思っていたんでしょうね(約4100kmです。時速300kmで14時間ほど。
実際の東京-京都間は370kmで2時間かからない)
あと、高速列車が衝突・脱線して乗客が無傷とはありえない
(これは、コナン(探偵)のリニア脱線でも感じた事柄)。
ついでに言えば、乗客少なすぎて違和感あり。
物語的には、多くの殺し屋が絡み合って話が進みますが、なかなか面白かったです。
まあ、物理の法則から外れているのが色々ありますが・・
せっかく日本が舞台なのだから、野暮なこと言わずに楽しむ作品かと思います。
(ヤクザ、日本刀、富士山、京都といったステレオタイプの日本が一杯出てきますがdisってはいないです)
原作と違ってもいいじゃないか
伊坂幸太郎は大好きな作家で、もちろん本作の原作「マリアビートル」も大好きな小説だ。それがハリウッド映画になると聞いて、まず思ったのは心配だなということ。原作をかなり変えてしまうんだろうと。
実際に観てみると、もちろん殺し屋たちは欧米人がメインだし、行き先も仙台ではなく京都になっている。何しろ新幹線の中がものすごくデフォルメされている。ハリウッド映画にありがちな日本の描き方。もうパラレルワールドのJapanとして受け止めないとダメだ。パラレルワールドのJapanでは水が1000円だし、京都から富士山が見えたりする。そしていとも簡単に殺しが行われてしまう。しかもめちゃめちゃハデに。それでも誰も騒がないし、全然問題にならない。原作とは異なり、アクションも後半の展開もド派手になっていてそれも驚いた。もはや伊坂幸太郎原作とは言えないんじゃないかと思うくらい。でも、それでもいい。アクション大作として面白かった。
意外な人がほんのチョイ役で出てるのも笑えるところ。マシ・オカとか最後の方で出てくるあの男とか。
元々原作は群像劇的な作りで、殺し屋なのに愛着が湧くというキャラの立ち方や、危機的な状況でもユーモアを忘れない台詞回しが好きなことを思い出した。だから、本質的な部分はちゃんと原作を引き継いでいるとも言える。これ、ヒットすると続編できちゃうかもな。伊坂幸太郎原作でもなんでもなくなるけど、それでも観てみたい。
東京~新横浜
主人公が誰だか、誰を見ていけばいいのかがよく分からなかったのと
おはなしがどこに向かって走っていってるのか分からなかった
(もっとも京都あたりでやっと分かってくる?のだが…)
進行していくなかで状況説明もうまく頭に入ってこなかったし、
暗殺者同士の相関関係やなぜ列車に乗ったのかを謎で引っ張られても、
作為は分かるのですが、まずその前段から興味を持てませんでした
初めてのTCXとDOLBY ATMOSも、どことなく虚しく響いてました。
結局、自分の興味的には新横浜あたりで途中下車。
残念ながらほぼ全編空騒ぎに終わりました
[bad]or[good]も見方やとらえ方次第かと思うと
日米のスターの元気な姿を見られて結局はgoodでした。
全511件中、461~480件目を表示