ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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軽快なコメディ(血みどろ)
秀逸に編み込まれた原作を壊さないことを優先し、凄まじいマネーと名のある俳優陣が集結すれば、こんなにも楽しい作品が出来上がる。
邦画に足りないのはマネー。
細部にこだわれるマネーこそ正義。
ユーモアもセットも小物もカメオ出演もひたすらに贅沢で、因果応報が巡る巡る!!
さすがデイビッドリーチさん、"サイレント"アクションもきちんと見映えする。
伊坂幸太郎作品好きですが、原作はまどろっこしい序盤で脱落してしまっていたので、これを機に読み返したいと思う。
この映画も全部知った上で再度観ると、最初からさらに楽しめそうです。
※全編にわたって家父長制への中指立て精神を感じたので、余計に最高でした。
タダのB級おバカ映画です
ウケた!
理解出来たら‼️❓必ず‼️❓最高の映画だとわかるはずだ‼️❓
ポイントは二つ‼️
この原作は、映画化不能と原作者が拒否してきて、今回、奇跡的にハリウッドが映画化して、伊坂幸太郎の映画化最高作品となる記念碑となる映画🎬🎞🎦
私は、伊坂幸太郎の作品は全て読破して、映画化は全て観る、そして、原作者はインタビューでこの映画が原作再現度最大作品だと明言している。
だから、複雑化したストーリーを最大限再現してるから、字幕ではネイティブくらいで無いと、理解不能だと思う、映像の細部に伏線があるから、観てないだろ、低評価の人。
それから、最大のポイント。
この映画は、日本を知り尽くし、それで外している。
知らないで、作るタランテイーノなんかを遥かに凌駕してるのだ。
例えば、最後の京都のシーンは東寺と清水寺といろんなところのハイブリッドだし、東京のコインロッカーとか、実は再現度が高い、実物では無いが、ハイブリッド。
だから、知る人ぞ知る、映画なのだ、日本を知らない人ほど、この映画を日本を知らない映画だと思うだろう。
そんなことで、この映画は、吹き替えで、できれば原作を読んで観てほしい。
今年最高の映画の一つだと理解で生きるだろう、ボンボヤージュ。
沢山殺し屋が出てきて、マクガフィンをとりあう、コメディーです。 凄...
沢山殺し屋が出てきて、マクガフィンをとりあう、コメディーです。
凄く下らないのに、ブラピと出番少なめのサンドラ・ブロックも出ていて、撮影にもお金がかかってそうです。
止む終えず吹き替え版を見たせいもあり、何を話しているかさっぱりわかりません。途中で、殺し屋の来歴が描かれますが誰が誰だがよく分かりません。でも、そんなことわからなくても、ストーリーを追うことは可能です。なので、後で配信になってから見直そうなんて思う必要がありません。その場で目に入ったものを楽しんで、くだらねーなと思い、笑うといいと思います。
R15になっている通り、結構残虐行為が行われており、出血もしているのですが、戯画化されているので、気になりません。
日本が舞台なので、いやな予感がしませんか?
しかし、日本人役はわりと日系人を採用しているようで、違和感は少ないです。福原かれんさんも、あの制服で登場し、大満足です。出てくる日本語のテキストも間違ってはいないし、あのカラオケ店の看板の配色も正しいです。でも、出てくる世界は日本ではない別のどこかです。不気味なラインが絶妙なため、フィクションとして楽しめます。わざとこの塩梅のプロダクションデザインをしたのであれば、立派です。
新幹線の型番はよく分からないけど、キャビンの短さや荷物置き場からするとスキーに行くヤツに見えるけど、京都に行くんだよね?オリンピックのゆるキャラとのコラボのラッピング車両には、ガチャガチャもある。新幹線なのに夜行列車だよ。
静岡駅を出ると、富士山に最接近するし、朝日は北や西や南から昇っている。
京都駅のホームは木製で、誰もいないし。みかんはみかんじゃないし。
ぜったい、わざと適当にやってます。間違い探しをしながら、見ると楽しいと思いますよ。
運の悪い殺し屋ブラピ様のアクションコメディ
新幹線じゃないですね。
ドーモアリガト
「時には母のない子のように」でふっきれる
これから観る方に忠告しておくとこれはあくまで新幹線をパロったコメディ映画「弾丸列車・ゆかり号」であるということ。どうしても東京駅から新幹線で京都まで‥と思ってしまうといろいろ先入観が邪魔をして楽しめない。名古屋過ぎてから富士山見えるし深夜に出発して明け方京都に着くのだから。ブラッド・ピットも還暦近くなりよれよれ老眼の情けない殺し屋役がはまってきていい感じ。そしておばかな殺し屋コンビのレモンがトーマスフリークでグッジョブでした。いかれた監督のデビット・リーチはブラピのスタントダブルをやっていたとのことで「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が想起されちょっと感慨深くもある。そしてなによりアクションを盛り上げる音楽が素敵。「ステインアライブ」のノリノリで始まりカルメンマキの「時には母のない子のように」が流れた時には全て吹っ切れてもうどうにでもして‥という映画的非日常の極致へいざなっていただきました。そして麻倉未稀の「ヒーロー」でとどめを刺されます。アーメン。
ふざけてるのか?
なんちゃってニッポン好き狂喜!
原作未読。
日本が舞台なのにビビッドな色彩に見たことがない新幹線車内。
これは絶対に私は好きだぞ!と予告から思ったらマジでツボだった!
この映画を好きになれるかは、この『なんちゃってニッポン』にハマれるかどうか。
『パシフィック・リム』の日本の描写にニヤニヤしていた私は当然、楽しくないハズはない!
ここさえクリア出来たら後はただ映画の勢いに飲み込まれるだけ。
無関係な様で実は仕組まれて集まった殺し屋達。
斬って、撃って、刺し合う登場人物達のバトルに興奮してると思わず「うえっ!?」と声が出ちゃう嘘みたいに間抜けな死に方。
その人かなり重要人物なのにそんなのアリ?
いいぞっ!!!
撮り鉄の素行の悪さが囁かれてる昨今、鉄バットや獲物丸出しでイキリまくってるヤクザがホームにいたり、地理が苦手な私でも解る富士山そこじゃない。
携わる全員が「オラ!オラ!ツッコんで来いよ!」と全力のツッコミ待ち。
心の中で「なんでやねん!」を絶叫しよう!
今週は数が少ないので対抗以上だけど…。
今年258本目(合計534本目/今月(2022年9月度)1本目)。
今週は変則日程のようで木曜日公開の作品が3つもありますね。
そのなかのひとつです。
原作小説があることは後から知りました。一見するとアメリカ映画等を日本で見られるように字幕をつけているようにみえますが、一部の字幕が「明確に」かけているので(数か所どころではない)、逆に「そもそもが日本映画で、アメリカ映画っぽく字幕をつけた」んでしょうね。
他の方も書かれている通り、この映画に出てくる新幹線自体は架空なのですが(「ゆかり」からは「ひかり」を連想できるが…)、想定されている時代背景が謎(昭和の後ろから令和4年まで混ぜ混ぜ)で、それも含めて「なんちゃって日本」な気がします。映画内で「静岡駅」を出て「名古屋駅」に向かい、かつ名古屋駅にかなり近いほうでも富士山が見えたり「なんちゃって日本」の感じが結構強いです。
原作小説を読んでいれば圧倒的に有利でしょうが、登場人物が10人もいるかどうか…という映画で(関係のない一般乗客は大半出ない)、混乱は生じにくいところです。
なお、映画が終わってからの「お楽しみ」は結構ありますので(少なくとも2つ確認)、終わっても席を立たないように注意です。
採点に関しては下記が気になったものの、フルスコアまで切り上げています。
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(減点0.1/地理に詳しい人が混乱する)
上記の通り「なんちゃって日本」なのは先に述べた通りです。また新幹線をテーマにした映画で新幹線であんなに殴り合いをしているので(車掌さんもいないっぽい…。近未来?)、当然「終着点」である駅を通り越してしまいます。この「終着点」の次に止まる駅までは新幹線で8~10分ほどです。
ところが結構走っている割に、結局新幹線が大破して放り出された先で見ることができるのは、いかにも「とある古都のお寺」などです。この部分は混乱を招きかねないので(映画内で時間巻き戻り描写もあることも関係するため)、いちおう「なんちゃって日本」とはいえ、地理には忠実なほうがよいかな…(この場合は、西日本最大の都市で、新幹線からでもよく見えるもの)という印象です。
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なお、なんちゃって日本の割に、妙に正確な点もあったりするので(米原駅は映画内で描かれている通り、冬はかなりの大雪で遅延などはよく起きます)、「なんちゃって日本の割になぜか一部は妙に正確」という変な部分もあったりします(採点上関係しない。米原駅はただ単に出るだけであるため)。
コメディ映画
爆笑しました。
日本人としちゃ、なんちゃって新幹線も、なんちゃって日本も気になりまくりではあるけれども、そこはもう何も言うまいという気にさせられました。
まったく形の違う東京駅(しかも新幹線専用改札もなく総武線ホームみたいなところ)から出た、京都行き東海道新幹線が秋葉原(っぽい街)を通ったところで、私の「少しでも現実に近づけろよ」って気持ちは折れました。
いかにハリウッドの「なんちゃって日本」を作るかに腐心していました。
「予告編にもあった、福知山線もびっくりな急カーブを曲がる新幹線の挙動は完全にプラレール」とか、「夕飯時に発車した新幹線が京都駅に着くのが翌朝」とか、「バー形状の食堂車がある」とかもうめちゃくちゃ。
これって、ギャグ寄りのコメディ映画なんだ、とすぐ気づくんですよ。
それでいて、登場人物が魅力的でした。
ブラピ、真田広之、アーロン・テイラー=ジョンソン、そして何より誰よりブライアン・タイリー・ヘンリーがっ!
んでもって、案外しっかりとミステリーの「謎解き」があって。
この「謎解き」のおかげで、原作を読みたくなりました。
ところで私はIMAXで観ちゃったんだけど、本作はDolby Atmosとか、Dolby cinemaなどの音響重視スクリーン、または電車内のアクション体感度をあげるために池袋などにある「4DXSCREEN」 などが圧倒的におすすめ。
特に音楽がいいです。
アヴちゃん、奥田民生、カルメン・マキ、坂本九、麻倉未稀……
このへんをじっくり聴ける環境が良いと思います。
ドウモアリガトウ
タランティーノやR・ロドリゲスが絶賛しそうなB級コミックムービー。
現実にはいないであろうキャラや会話劇。
昔からありがちな別世界のパラレルワールドジャパン。
その世界観を楽しめない人はこの映画には向きません。
原作ありきですがケースひとつに翻弄されるレモンとタンジェリンは
まさに「パルプフィクション」のジュールスとビンセントのコンビのよう。
仮面をかぶったブラックスーツヤクザ部隊は「キルビル」だし
「白い死神」もそのボスであったビルのような存在感だった。
各登場人物をフューチャーするあたりやコードネームを与えられている部分は
「レザボアドッグス」のようでもあり、悪いことをしているものには悪いものが返ってくるという
因果応報はこの映画内でも反映される。
同監督作「デッドプール2」でカメオ出演したブラピが主演になり
また本作でもある人物がカメオ出演しています。
主役レディバグに出演していたサンドラ・ブロックは名作アクション映画「スピード」で一躍有名になった。
「スピード」自体が邦画「新幹線大爆破」をモチーフになったと言われ
日本が舞台、止められない新幹線という共通点で出演してくれたのも面白い部分。
ところどころブラックコメディ要素があって、その辺を理解した人たちと
一帯となって笑って見れるかどうかがこの映画の楽しみ方だと思う。
「ジョン・ウィック」や「アトミック・ブロンド」のようなハードなアクションを求めている人には
物足りないと感じるかもしれません。
トンデモJapanを堪能しろ!
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