ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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ブラッド・ピットに真田広之さん、尊いわ。。
公開1週目土曜の午前中回、新宿ピカデリー(シアター2)は結構な客入りです。やはり「デヴィッド・リーチ×伊坂幸太郎×ブラッド・ピット×日本が舞台」となれば注目は当然でしょう。
海外映画が描く「日本」は日本人からして違和感が多いことが多々ありますが、まぁ本作の場合、殆どが新幹線(Bullet Train)の中ですし、途中からは振り切って「貸切った」という設定で進むこともあり、最早日本かどうかなんてことはあまり関係ありません(笑)。(軽いネタバレすみません)
それはさておき、やはり「デヴィッド・リーチ間違いない」と言った感じ。キレキレのアクションと、適度なバランスのブラック或いは下品なユーモアで、終始鑑賞者を飽きさせません。
敢えて言えば、回想などを織り込み、それぞれの関係性(公式サイトに相関図あり)を理解するまでやや集中力を必要とするところがありますが、まぁ、細かいことを気にしなければ気楽にも観られる作品だと思います。
何しろ豪華出演陣で、それだけでも十分に楽しめます。公式サイトに紹介されている以外にも、チョイ役ながらとてもオイシイ役柄の彼、笑えますし、静止画のみの出演の彼、相変わらずぼろカスに言われるキャラクターはもうはまり役と言って差し支えないでしょう。
それにしてもブラッド・ピットに真田広之さん、尊いわ。。まだまだ頑張っていただきたい!
キャストは豪華
評価が難しいわ(笑)
お話だからね…
原作とはストーリーも規模も国籍も違ってるけど 不思議なことにイサカ...
複雑に絡み合った事情が一本の線に繋がる楽しさ
2022年劇場鑑賞197本目。
正直犯罪者同士が殺し合った所でどっちにしろ世の中の為になるので、カタギさえ巻き込まれなければどうぞお好きにしてください、という感じで感情移入しにくいのですが、この作品は様々な事情を抱えた殺し屋が日本の新幹線に乗り合わせて殺し合う事になるという物語で、最初はただの偶然ご都合映画かと思っていたらさすが伊坂幸太郎原作、そう単純じゃないよ、という展開でした。面白かったですね。
なんかカタギにはみんな基本手を出さないスタンスなのが好感持てました。ハリウッド映画特有のインチキ日本をいつまでやるんだとは思いますが、じゃリアルな設定でやったら絶対カタギの犠牲者出まくるのであれでよかったと思います。そう、例え新幹線に車掌と販売員二人しか乗っていないとしても・・・。
そこはスルー
お笑いと 血みどろと ブラックジョーク満載
見る映画
予告編が面白そうだったから伊坂幸太郎の原作読んじゃったんだよね。そうすると内容は物足りなく感じちゃうの。
原作だとプリンスの嫌な奴ぶりが描かれてて、「こいつを誰かぶちのめしてくれ」と思うんだけど、レディバグの不運が邪魔してなかなか倒せないんだよね。その辺のイライラ感を映像で表現するのは、そもそも無理だね。
あと原作は色んな伏線を張りまくって、それを回収していく心地よさがあるんだけど、これも説明が細かくなるから映像だと難しいの。
ということで、話の面白さは、原作と比べちゃうと期待できないんだけど、アクションはいいね。
だから、それを中心に観て楽しめたな。
世界観が《Kill Bill Vol.1》に似てるんだよね。日本なんだけど作り物の日本で、映像の感じも《Kill Bill》に似てて。アクションシーンもユマ・サーマンが暴れてる感じに似てる。
そんな感じで見て楽しむ映画と思ったよ。
面白かった。サンドラは知ってましたけど、チャニングテイタムは嬉しか...
不思議なニッポンを存分に楽しめる
確かに日本や新幹線の描写はデタラメだが、別に、日本の歴史や文化を真面目に取り上げている訳でもないし、日本に関係のないトンデモな描写も多いので、いちいち目くじらを立てずに、ハリウッド製の変なニッポンを楽しむのが正解だろう。それどころか、日本のことをちゃんと理解した上で、確信犯的に面白おかしいニッポンを作り出しているフシさえあるので、日本人として、これを楽しまない手はないとすら思えてしまう。
物語としても、入れ替わり立ち替わり現れる個性的なキャラクターたちが、次から次へと見せ場を作って、まったく飽きさせない。過去の因縁と復讐の話が、京都でのラスボスの出現によって一気に収束していく語り口も巧みである。たたみかけるアクションだけでなく、特に日本語の歌の使い方や、思いがけない俳優のカメオ出演が楽しめるし、機関車トーマスのシールやペットボトルなどの小ネタも効いている。
ただ一つ、残念なところがあるとすれば、あまりにもユニークな登場人物たちのおかげで、主役のブラッド・ピットの影が薄くなってしまったということくらいか・・・
大きな心を持てば、とても楽しめます♪
面白かった♪
アンドリュー・小路さん演じるキムラがカタコトで、冒頭の日本語?セリフが聞き取れなかった…
始まって、そうそう、不安になったが、
それを除けば、それを海外留学などで日本生活が少なく、英語が堪能、日本語は少し不得意、と解釈すれば、
まあ、まあ、まあ、許容範囲でしょう。
海外が描く、トンデモ日本、ヘンテコ日本、には、そんなには、なってないと思う。
だいたい邦画だったら、下らないアイドルがキャスティングされ下らない駄作になるだろうし、観てません。
『ゴースト・イン・ザ・シェル』しかり。
ホワイトウォッシュと批判されようと、日本原作のハリウッド化には賛成です。
でも、真田さんカッコ良かった!!
もっと海外映画で観たい♪
コメディっぽい映画ですが、キチンと教訓も入ってます。
落ち込んでる人も観たら元気が出るのでは?
オススメです♪
僕は、まだ観ます(笑)
日本を象徴するもの「ブレット・トレイン=新幹線」
僕はタランティーノの「キルビル」を思い出しました。どうでしょうか。新幹線の中の撃ち合い、斬り合い…しまいには新幹線が脱線、大破なんていうメチャクチャぶり。目まぐるしくてワケわかんない話だったんですが、はらはらドキドキ理屈抜きで楽しめました。フジヤマ、京都、ヤクザ、ネオンの街並、上を向いて歩こう(スキヤキ)なんて昔からの日本を象徴するものから、最新のもの、ゆるキャラ(現代日本のアイコンだろ)、アニメ、TVオレンジ(みかん)、軽トラなんてのも世界的に人気があるようで(日本のものとして)、そういうのがぱらぱらいろいろと出てきて面白がりながら観ました。言うまでもなく新幹線自体が"ニッポン"を象徴するものだし、「電車の中で通話するのはダメだろ」なんてブラッド・ピットに言わせたり。真田広之演じる元ヤクザも"サムライ"を彷彿とさせるカッコ良さでした。
コメディアクション
思ったよりも笑えた
弾丸列車悪くなかったです。
伊坂幸太郎先生のファンであり原作「マリアビートル」も大好きで、鑑賞前に再読して挑みました。所々伊坂先生らしいキャラたちの会話や場面におぉっ!となった。アメリカンなキャラ改変とツッコミ満載の設定に気後れしつつ、まぁいいかと受け入れられる程度の楽しさ。なによりブラピの情けない声と困り顔が可愛い。そしてアクションはピリッとパンチのきいた格好良さ。真田広之さんが冒頭から出てきたのもファンとして嬉しい。剣戟もさすが。日本人キャラのカタコトの日本語もそこまで目くじら立てるほど酷くは感じなかったかな。
天道虫(レディバク)が頭脳的にレモンやミカンの追っ手をかいくぐっていくシーンは原作の方がクールでスマートで格好良かった。原作の天道虫こと七尾は忍者っぽくて、映画のレディバクは力業が目立っていた感じ。映画は派手さを重視したのかな。銃を使わないのはそのままで良かったし、携帯を車内で使ったミカンに対してレディバクが「日本では車内での携帯電話はマナー違反ですよ」と言っていたのが凄く好き。ちょっとずつ日本らしさがちりばめられていたのがいい。
ラストの激戦にもっていくために、原作では死んだり動けなくなったキャラが動いていたのは違和感があったけど、仕方がない。
日本で撮影したかったと言っていたブラピ、コロナ禍で断念したけど、ここまでなんとか日本っぽさを引き出してくれたのは嬉しいし、有難いかぎりです。思ったよりも笑っていた自分、楽しい鑑賞時間でした。
これでいいのだ
今年ベスト級!!(原作との相違が許せるなら)
文句なしのおススメ映画です!!
伊坂幸太郎ファンです。その中でも特に本作の原作にあたる『マリアビートル』は伊坂作品最高傑作だと思っています。高校時代、かぶりつくように一気読みした記憶があります。今も本棚にはすりきれてボロボロになった『マリアビートル』が並んでいます。
本作『ブレット・トレイン』。確かにあちこちに「誤った日本描写」がありますが、
それでもそれを補って余るほどに「サイコー!!」な映画でした。
起承転結、どこをとっても退屈なシーンがありません。
それもこれも「終点まで止まらない新幹線の中で殺し屋たちが殺し合う」という、ちょっとやそっとのことでは面白さが損なわれることのない強い構造があるからだと思います。
新幹線が進むと同時に、否応なしにストーリー自体も前に進むために物語が停滞することがないのです。スカッとするという目的で見る映画として、これは強い。本当に面白く、これから何度も見返すことになるアクション映画だお思います。
ただ、ケチをつけられる点もあります。中盤までは基本的に原作のストーリーライン通りに進む本作ですが、クライマックス以降、明確に原作とは違った方向に話が進んでいきます。
この『改変』を許せるか許せないかで本作の評価は変わるでしょう。
原作から抜けている重要な要素や、各登場人物たちの結末等。変わってしまっている点を許容できる人、あるいはそもそも原作未読な人にとっては良質なエンターテイメント映画となるはずだと、自信を持ってお勧めできます!!
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