劇場公開日 2022年9月1日

「実に痛快でした」ブレット・トレイン 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0実に痛快でした

2022年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

日本原作で、日本の新幹線内を舞台にした群像劇。
まぁ痛快です。
同監督作品で例えると「ジョンウィック」+「デッドプール」+「ケイト」って感じでしょう。
原作は未読なので何ともいえないのですが、かなりアレンジされているのではないでしょうか?
そう思うくらい、日本の高速鉄道の扱いがもはやコミックでした。
東京発夜行の新幹線?、新幹線の雑な設備系統(そんな事あったら絶対停車する)、富士山の不思議な位置、誰も乗車しないなど、日本人的にはもう笑いしかない描写に溢れています。
そんな事はさておき、全体的にテンポが良く実に小気味好い。
それぞれにちゃんとバックボーンを描いており、とても入り込みやすいです。
楽曲も良い選曲で、中でも麻倉未稀の「ヒーロー」はかなりアガりました。
ここら辺は良く分かったますよね。
それと日本原作である事からか、真田広之の扱いが別格。
その位置も見せ場も主役級でした。これは格好良い。
ラストはまさに"弾丸列車”で、京都の描写は最早何だこれ?なくらい自由でした。
レビューがめちゃくちゃな感じですが、本当そのままな感じの本作。
実に痛快でした。

白波