「B級映画のフリをしたコメディアクションの良作」ブレット・トレイン 映画ファンさすせそさんの映画レビュー(感想・評価)
B級映画のフリをしたコメディアクションの良作
伊坂幸太郎原作の『マリアビートル』の映画化作品。
映画化にあたり若干キャラクターの追加や設定の変更などがなされている。
日本の新幹線を舞台にブラッド・ピット演じるコードネーム「レディバグ(てんとう虫)」を初め裏社会の猛者たちの熾烈なバトルが繰り広げられます。
最初はアタッシュケースの窃盗という簡単そうな任務にさまざまな殺し屋や組織の思惑がからんで来て、アクシデントに次ぐアクシデントに四苦八苦する様がコミカルに描かれています。
その中に幾重にも張られた伏線がラストに向けて収束していくのは伊坂幸太郎氏のストーリーの妙。
それをブラッド・ピットを初めとした豪華出演陣を材料として『デッド・プール2』のデビッド・リーチ監督がB級映画かと思うぐらいの大胆かつ豪快な味つけで調理した絶妙な娯楽作品。
ぜひ劇場でご堪能ください。
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